見出し画像

誰も見ていないところで自分に出会う。

今シーズン初、家族でスキーに行ってました。夏はキャンプ、冬はスキーでお世話になっているいつものゲレンデは、ハイシーズン前で空いていて、肝心の雪は少なくてなかなかに滑りにくかったけど、でもとても楽しかった!

友達家族と一緒だったので、子ども達は子ども達同士でキャッキャと滑りにいき。
私ひとりの時間ができたのをいいことに、これまで滑っていなかったコースにひとりでチャレンジしてきました。
(注:私のスキー経験は人生で10回弱で、似非パラレルならなんとな〜く滑れるという程度の初心者に毛が生えたレベル)


さて、ひとりで、ほとんど人のいないコースに挑んだわけですが、不安とワクワクと緊張がむくむくと。。。この感じ、大変に好きなのです。

ヒャッハー遺伝子(※スリリングなことに挑みたがるの意)強めなので、思いの外傾斜があるコースにビビりながらも、楽しく滑り降りました。何度かコケつつ。

見渡す限り人のいない斜面。
なんという解放感!!!

誰の目も気にせず、ただただ自分の体と雪と向き合う。
とても贅沢で幸せな時間でした。



雪の上に大の字で寝転がって景色を満喫したり。

真冬の空がきれい
天使の梯子


冬休みバージョンにしたネイルと景色を撮ってみたり。

雪模様がお気に入り

リフトからの木漏れ日の美しさにうっとりしてみたり。

この時間のこの日差しは一度きり


誰も見ていないところで、仕事にも家事にも約束にも追われていない時間に、自分が何にどう反応し、何をするのか。

普段、できるようで、なかなかできないことなので、こういう時間に改めて自分を見つめることは、とても豊かで大切だなと私は思っています。


前にも書いたし、わりと普段から使う言葉なんですが、
「リトマス試験紙のように自分を浸けて、自分の反応を見る」
というのが、私は好きです。



今年、中欧の旅に出たのですが、そこでもひとりで街を歩く時間が何度かあり、異国の地で自分が何にどう反応しているのかをメタ認知しながら、じんわりと嬉しく過ごしました。



チャレンジ精神が旺盛で、未知との出会いを楽しむ自分。
その場所に溶け込んで内側から味わおうとする自分。
気に入った場所で気の済むまでそこにいる自分。
気に入ったものや景色を自分のためだけの写真におさめる自分。
誰も見ていなくても美しい所作を心がける自分。
誰も見ていなくても自分と戦ってそれを越えようとする自分。
言葉になる前の感覚を味わい、言葉にしないままの自分。
その場を去る時に、場に向かってお礼を言う自分。


来年も、こういう時間をちょっとずつ作って、自分と出会ってきたいと思います。

読んでくださってありがとうございます。力が抜けたり元気が出たり、人間ってそんなもんかーと思ってくれたら嬉しいです。