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この年齢で初体験って、すごくいい。

安定よりも変化、踏襲よりも未踏、が好きな私でして。日頃から大なり小なり新しいことをやってはいる(特に仕事で)のですが、今度、初めて登山というものをちゃんとやることになりました(とは言っても、初心者向けのハイキングなのだけど)。

これまで、子どもの頃に喘息でヒューヒュー言いながら血の味を噛み締めつつ登らされたり、大学のダンス部の新歓イベントでめちゃ体育会系の先輩にむりやり連れて行かれたり、最初の会社の内定者研修で悪天候の山をやたらハイテンションで登らされたり……と、とにかく「乗り気じゃないのにむりやり登らされてきた」そして「毎回具合悪くなってきた」私が、自ら山に登りたくなる日が来ようとは、夢にも思いませんでした。夢にも。

ここ2年ほど吉野山に行くようになり、山伏の友人に連れていってもらった山が、本当に気持ちよかったからだと思う。吉野山気持ちいい→山歩き気持ちいい→また歩きたい……ってなっている自分がいたのです(驚いた)。なので、山登り好きな別の友人に、まずは埼玉の宝登山につれてってもらいます。

写真は、去年の吉野山

去年は、人生初の海釣りもしました。釣り吉な友人につれてってもらったのだけど、これも、子どもの頃に一時期釣りにハマった弟のお供に連れていかれて、「何が楽しいのか全然わからないぞ……???」と苦痛だった記憶しかない。のに、まさか自分が釣りをして、大興奮で太刀魚釣り上げてるとは夢にも思わなかった。いやー思い出したらまたアドレナリン出てきたでこれw

ビギナーズラックとはいえめちゃ楽しかった…

あと、先月は、人生初のエアージャンパーもやったし(ヒャッハー遺伝子持ちにはたまらんかった)

去年の誕生日には、人生初のヘアドネーションもしたし(伸ばすのは大変だったけど寄付できてすごく嬉しかった)

今月は人生初の断食合宿も行ったし(自分の身体のことまた知れた)

なんか色々他にも新しいことやってるけどちゃんとログとってないなぁ。仕事とか勉強以外での初体験、これから残していこう。

学部時代、卒論で前頭前野の活性化の研究をしましてね。そのときに「前頭前野は脳の司令官」「前頭前野は新しいもの、不慣れなものが好き」「いくつになっても前頭前野を活性化しながら生きていくとQOL高く認知症予防にもなる」ってのを知って、実際に90歳過ぎてからバンジージャンプや登山やらにチャレンジしてる方々の事例も見て、「うわー絶対こんな風にいつまでも新しいこと楽しむばあさんになろ、そのためには健康第一、そして資金がいる!」と人生の方向性が決まったわけです。

40歳になり、子ども達は身辺自立して物理的な時間が増え、仕事もしっかりしていて心とお金の余裕も少しはでき、昔の嫌な思い出が遠くなるくらいには時が過ぎ、出会った人の影響を素直に受け取れるくらいには人間としても円熟してきて、これから色々未経験なことをやってみて、うわぁ楽しい!違う世界を見た!みたいなこと、自分の感性の襞が増えて行くのはとても嬉しいなぁ。

30代後半で初体験したサウナはもはや日常だし、20代半ば以来のスキーも先日久々にやって、めちゃ楽しかったし、なんか世界の楽しさを素直に受け取れるようになってきた自分?みたいなのが、なんかいいなぁと思ってます。これが、先輩方が言ってた「40代からもっと楽しいよ!」なのかしら!

あーまた滑りたい!

読んでくださってありがとうございます。力が抜けたり元気が出たり、人間ってそんなもんかーと思ってくれたら嬉しいです。