「若いですね」と言われることがすこぶる嫌だ。

というより、年齢で判断されることが嫌だ。
私も人を年齢で判断したくない。

こんな悩みも、若いが故の悩みなのかもしれない。

なるべく自己紹介でも、年齢については触れたくないと思っている。
しかし、年齢はある程度その人を想像するうえで、必要な情報だとも思う。

例えば、今書いているnoteもそうだが、Twitter等のSNSでつながる場合。
オンライン状態での出会いでは、相手の姿が想像しづらいため、なんとなく年齢を知りたくもなる。
自分も、相手に想像してもらうために、年齢についてサラッと記載しておこうかとも思う。

「どっちでもいいだろ」という声が聞こえてきそうだが、私はこういう細かいことがすごく気になる性分で。細かいことにこそ、大切なことが含まれている気がしてぐるぐると考えてしまう。

オンライン上で年齢を公開することにはある程度賛成だが、変に自分をイメージ化して欲しくないという要らないプライドも助けて、これに関しては答えが出ずにいる。

まぁ、どっちでもいいか。
（考え続けても答えが出ないものは、結局本当にどちらでもいいものだと思うため、もう考えるのはやめる。）

問題は、オフライン上。

実際での出会いで、年齢について触れる場合だ。

私は生まれてこの方ずっと童顔で、大学時代も旅行先でおばちゃんに「若くていいわねぇ。中学生？」と聞かれてムッとしたりしていた。
そんなに幼く見えますか？と、ここでもまた私の要らないプライドが加勢してくるのだ。

最近では逆に、初めて会った人に「意外と30代？」とか言われるようになったが、私はピチピチの23歳。（早速言ってる。）
しかし不思議と、実年齢より若い数字を言われるより悪い気はしない。
年齢＝成熟度と捉えるならば、私にはこれほど嬉しい誉め言葉はない。

自分は悪い気がしないとは言え、他人の年齢について多めに見積もった数字を伝えるのは、少々リスキーだ。
かと言って、少なく見積もるのも失礼な気がする。

こんなことを考えていると、相手が自己紹介で年齢を発表してきたときのことが怖くてたまらなくなる。
どうリアクションすれば正解か、分からないのだ。

ただ、汎用性のある回答例があるとすれば
・若い人には「しっかりしているから、もう少し年上に見えました！」
・少々年配かな？と思う人には「○○さんみたいなかっこいい大人になりたいです！」
これを言っておけば、間違えることはない。

嘘ではないが、ほぼ全員に同じ返しをしているため、少し心が痛む。
だから私は、オフラインでの出会いでは、自分からは絶対に相手の年齢を聞かない。自分も年齢を言わない。

ただの数字なのに、ただの数字じゃない。
年齢って厄介だなあ。
厄介だと思っているうちは、まだまだ私は未熟な若者なんだろうな。