見出し画像

段ボールのテープ、どこまで剥がす?

こんにちは。
フジコです。

皆さん、段ボールを資源ゴミに出すときって、どうしていますか?

個人情報漏洩防止の観点から、住所ラベルを剥がしたほうがいいことは、なんとなく分かりますよね。

そうなると気になるのが、全辺を埋めるように貼られているテープ。
ガムテープが貼られていたり、プラスチックテープが貼られていたりしますが、どこまで剥がしたらいいのか分からなくないですか?

私は正直、剥がすのが面倒くさくて、テープ貼られたままの段ボールを資源ゴミに出したことは何回かあります。(小声)

段ボールって何にリサイクルされていて、ゴミに出すときにどこまでの配慮が必要なのか。そんなことを調べたので、まとめてみました。

リサイクルされた段ボールは何になるの?

段ボールになります。
そして、古い段ボールが新しい段ボールに生まれ変わるリサイクル率は、なんと90%という高い数字をたたきだしているそうです。

今回の記事は「全国段ボール工業組合連合会」という連合会のサイトから主に情報を得てきています。
こんな組合があることも私は初めて知りました。

さて、この通称「全段連」によりますと

使用済み段ボールはごみではなく、貴重な資源です。
役目を終えた使用済み段ボールは、回収され再び新しい段ボールに生まれ変わります。
段ボールのリサイクルシステムは、家庭や企業での正しい分別による高い回収率に支えられています。
循環型で何度でも再生可能な、地球に優しい段ボール。
限りある資源を有効に活用するために、これからも皆さんのご協力をお願いいたします。
全段連からのお願いです。

全国段ボール組合連合会サイトより


・・・なんだかジーンとくるじゃあねぇか、全段連よ…。
お前さんらがいなかったら私たちの今の快適な生活はないというのに、「全段連からのお願いです」なんてよぉ…。

今まで段ボールには、いや、全段連にはたくさん生活を支えられてきたのに、段ボールに対するリスペクトが欠けていた自分の姿勢を一気に反省しました。

段ボールがなくなったら困るし、これからもこの連合会には強固なつながりであってほしいと個人的に願います。

さて、段ボールは再び段ボールに生まれ変わるということが分かったところで、
新しい段ボールに生まれ変わらせてあげるための、正しいリサイクル方法についてです。

段ボールの正しい資源ゴミへの出し方

1.シール類は全部剥がす

ですよね。そうですよね。
はい、もうこれが今日の議題のすべてと言っても過言ではないです。答えです。

住所ラベルから、ガムテープ、プラスチックテープ、すべて取り除いたものが、資源ゴミとしての段ボールのあるべき姿です。
(シールではないですが、大きなホチキスの芯のようなものも、もちろん取り除きます。)

イメージとしては、純粋な紙っぽくないものはすべて取り除く、ということですね。
異物はすべて取り除いてから資源ゴミに出すようにしましょう。
(私も肝に銘じます。)


2.複数ある場合は紙ひもでまとめる

回収してくださる方が回収しやすいように、複数枚はまとめて資源ゴミに出しましょう。

しかし、まとめてあれば何でもいいというものではありません。
たまに、ビニールひもでやガムテープでまとめられている段ボールを見かけますが、NGです。

先にもお伝えした通り、段ボールは段ボールに生まれ変わります。
段ボールの材料は紙です。
そこにビニールひものプラスチックや、ガムテープの粘着物が混入してはいけないのです。

紙は紙で、紙ひもで、まとめるようにしましょう。


3.汚れ、におい、水分を含んだ段ボールは可燃ゴミへ

宅配ピザの段ボールを資源ゴミに出しちゃいけないのは、なんとなく分かりますよね。
こういった汚れた段ボールは、資源ゴミには出せません。可燃ゴミとして捨てます。

さらに、においがついたものも出せないそうです。
何かのにおいが段ボールに強くつくのは、あまり想像できませんが。(ヘビースモーカーのお家の段ボール、とかでしょうか…?)

また、水分を含んでへにゃへにゃになった段ボールも、資源ゴミとしてはNGです。
資源ゴミ回収日の前日に段ボールを外に出しておいて、雨にぬれてしまった場合など、これは起こりやすいミスかもしれないですね。

なるべく、回収日回収時間帯近くで出すように、雨の日は避けて翌週の回収日にまわすなど工夫して段ボールのリサイクル率を上げてあげたいものです。
私たちの生活のために日々頑張ってくれている全段連のためにも…!


まとめ

段ボール一つゴミに出すだけでも、意外と知らないことってありますよね。

当たり前にできていると思ってしまっているからこそ、行動を見直す機会がなくて、ずっと間違えた行動をとってしまっていたり…。

また、家庭ではきれいな状態で資源ゴミに出しているけど、会社などの組織ではあまり意識していない、という人も多いのではないでしょうか。

知らないことを知ると、なんのために、自分はどこまで動いたらいいのかが分かります。
今回、段ボールリサイクルについて新しいことを知り、正しく生まれ変わるためには、資源ゴミに出す側も正しい行動をしなければいけないことを学びました。

できることから少しずつ、行動を変えていこうと思います。
知らない誰かのために頑張ってくれている、知らない誰かのために。


★より詳しい情報が分かるので、全段連のサイトものぞいてみてください。
段ボールはリサイクルの優等生 | 全国段ボール工業組合連合会 (zendanren.or.jp)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?