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「イエス、アンド」

今日はお休みの日です!

朝から読書です。引き続き、

「問いのデザイン ~創造的対話のファシリテーション」
読んでいます。

第5章「ファシリテーションの技法」の中で、
求められるコアスキルとして、即興力が紹介されていて
目が留まりました。

即興力とは、計画していた台本にとらわれずに、その場の状況に応じて
柔軟に振る舞う力のことです。一般的に、即興(improvisation)は、
演劇や音楽などパフォーマンスの世界において、型にとらわれずに自由に
表現する手法として用いられます。

そして、即興演劇(インプロ)を専門とする大学教員で、熟達した
ファシリテーターとして活躍されていらっしゃる方が、即興の
本質について次のように語られています。

インプロは、それぞれの人が好き勝手に思いついたことをやる「でたらめ」
ではない。それぞれの人から生れたアイディアを、お互いに受け容れあい、
ふくらませていくことで、初めて今まで誰もつくったことのない新しい
物語を生み出すことができる。しかし、生み出そう、受け容れよう、発展
させようと「頑張って」も、その通りにできないところがインプロの難しい
ところであり、面白いところである。「頑張る」のをやめ、自然に任せる
ことで、かえってうまくいくこともある。

この後に続き、本の中では、

「もっと良いコメントやアイディアを提案しなければ」と身構えず、
予期していなかった望ましくない事態が生じたときにも、否定的に
捉えるのではなく、まず一度「イエス」と受け入れる。その上で、
自分からの無理のない素直な反応を、「アンド」として提案して
みる、と。

また、「想像とは壊すこと。自らの当初の想定が壊れる瞬間にこそ、
想像の種がある。」
とも。

自分の凝り固まった頭の中が、ほぐれてきた感覚を覚えました。

もう来週は3月ですね!

3月6日に、『「問いのデザイン」オンラインセミナー&セッション
に参加する予定です。

ご参加される方がいらっしゃれば、お声かけいただければ嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。

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