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スイセンに花を咲かせる方法を教わった

自宅近くの市民センターの園芸教室に行ってみた。ご近所さんも何人か来られていた。園芸ブームである。ホームセンターでは園芸用の道具や苗や肥料などがよく売れている。いまの時期は夏野菜の植え付けに当たるので売り場はにぎわっている。平和でいい光景である。

市民センターとは、以前は公民館と言っていた。いまでもそう呼ぶ自治体はあるが、教育委員会が管轄して社会教育の場だった公民館を、まちづくりの拠点にしようと組織改編してできたのが、市民センターである。私が住む廿日市市や以前住んだことのある三次市は市民センターだった。広島市は公民館のままだ。一長一短はあるのだろうが、私には市民センターでも公民館でも役に立つ事業をしてくれれば、それでいい。

園芸教室は大変に役にたった。講師の説明が分かりやすい。スイセンに花が咲かなくなっている。本を読むと肥料不足とあった。たくさん肥料をやったが、今年も咲かなかった。
講師いわく。「毎年花を咲かせていると球根が疲れて細ってくるんです。こんな感じで」と実物を見せてくれた。確かに、小さくて細い。花をつける球根はまるまると太っている。「球根を休ませるんです。土から掘り上げて日陰で保管して、10月ごろまた植えてやると来年は花を咲かせますよ」
さっそくやってみよう。

パーク堆肥を畑にすき込んでいた。野菜の植え付け前に行うように、本には書いてある。しかし、講師は「量がたくさんいるし、むらができる。畑の表面を覆う程度にかけてやればいい。収穫を終わったら土にすき込んでやるんです」とおっしゃる。これも、さっそくためしてみよう。

苗の選び方も教えていただいた。大きくて元気のいいのを選ぶのが普通だろう。しかし、講師は「小さいのを選びなさい。成長の余力があるから。大きいのは根がびっしりとはびこってしまっているので成長力がない」と、これまた私が持っていた常識とは真逆のことをおっしゃる。そうは言っても元気いいの苗に手が出るのは人情。小さくても元気のいい苗の選び方は「本葉が二本くらい出ているのがちょうどいい」と言われた。これなら私にも選べそうだ。

今回の園芸教室は、市民センターが花壇の植え替えを兼ねて開いた。参加者は植え替えを手伝いながら、実技を通して学んでいく。センター側にとっても、植え替えを職員だけでやるのは大変だろう。一石二鳥のグッドアイデアである。ただ、いつも思うのだが安易にペットボトルの飲料水を提供しないでほしい。マイ水筒を持参すればいいのだ。ペットボトルを出すから水筒を持って来る人は少ない。地球の限りある資源を保護し、地球環境を汚染しないためにも、公共施設の催しからペットボトルは追放しよう。

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