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さつまいも生産体制強化のための新施設 宮崎県都城市

霧島酒造株式会社は、都城市志比田町の敷地に「甘藷種苗生産施設(仮称)」を新たに建設すると発表しました。
※芋焼酎の原料であるサツマイモの苗をつくる施設


種苗の段階における
「サツマイモ基腐病」拡大防止
さつまいもの研究開発を目的とした施設です。

近年さつまいも生産農家の高齢化や転作・離農が続いていた中、2018年に初めて国内で確認された基腐病の流行が重なり、霧島酒造の2022年のさつまいもの確保量は、前年に引き続き、2年連続で計画を下回りました。
この影響を受け、霧島酒造では商品価格を改定したほか、一部商品を販売休止しております。

持続可能な焼酎造りの全体構想「KIRISHIMA SATSUMAIMO CYCLE~さつまいもを、エネルギーに。~」を掲げる霧島酒造は、
基腐病の克服が急務であると考え、
生産農家の皆様と共に基腐病菌の防除対策を進めてまいりました。
これからも生産農家の皆様に安心してさつまいもを生産いただくため、このたび「甘藷種苗生産施設(仮称)」を建設することとなりました。

霧島酒造株式会社より



「甘藷種苗生産施設(仮称)」建設の目的

①健全な苗の育成・供給
種苗の段階における基腐病の拡大を防ぐため、
病害発生リスクの少ない健全な苗の育成・供給を行う。


②基腐病の抵抗性が高いさつまいも品種の普及推進
これまで主に使用していた品種
「黄金千貫(コガネセンガン)」よりも、
基腐病の抵抗性が高い品種の普及を推進することで、さつまいもの安定確保を目指す。

③さつまいもの研究開発
さつまいもの安定確保と新たな価値の創出を目指して、品種改良を含めたさつまいもの研究開発を行う。

「上記の内容について考察」
健全な苗があってこそ高品質の農作物を供給することができることを前提に
病害虫への抵抗性の高い品種に改良するということですね。

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