コンビの解散について

僕のYouTube「芸人履歴書ちゃんねる」(旧ペイジちゃんねる)にも出てもらった竹内ズが近々の解散を発表しました。
とても残念です。

ちなみにその動画↓

この時は本当に解散するとは思ってなかったですが‥‥。

30年近くお笑い界の端っこにしがみついてるもんで、それはもうたくさんの解散を間近で観てきました。

つくづく感じるのは、やはりコンビ(トリオも)は運だなあと。

売れるために自分の努力が必要なのは当たり前で。
「良い仕事」「良いスタッフ」「良い先輩」に出会うとか出会わないとか、そんなことも少なからず必要で。

でもそんなことの前にまず、自分にとって「良い相方」に巡り合わねばならないのですよ。
「良い相方」の定義は、何に重きを置くかによるんですけど。

例えばM-1やキングオブコントでの優勝を目指すとすると、その同じ方向を向いて同じ熱量で何年もいられるのか。
片方がネタを作ってるとすると、相方の作るネタに全幅の信頼を置けるのか。
逆に、自分の書くネタを想像通り、あわよくば想定以上に体現してくれているのか。
そもそも同じ物事や言い回しを面白いと思えているのか。

何より「お笑い芸人になりたい」なんて人は同世代の中でもひと握り、いやひと摘み。
そんな中で出会ってコンビを組むという時点でもう奇跡的な出会いなのに、それがまた同じ熱量や同じセンスを持っているなんて、天文学的な確率なのです。

小学校からの幼馴染みで組んで大スターになったダウンタウンさんなんて、歩いていて隕石にぶつかるような奇跡。

同級生や養成所の同期、同じバイト先だった、同じライブに出ていた、他の芸人の紹介でなど、コンビが出会うきっかけは様々ですが。
泡のように現れては消えるお笑いグループの中で、舞台上でコンスタントに笑いをとれるコンビはどれくらいいるのでしょうか。
その確率は決して高くないと思います。

僕は竹内ズのコントを全部観たわけではないですが、観たコントはどれも面白く、多くのファンがいることも知っています。
きっと舞台上での相性は抜群で。
ひょっとしたらキングオブコントの決勝や、何なら優勝も夢ではなかったと思います。

そんなコンビでも解散を決めるなんて。
値上がりが分かってる株を捨てるような
再開発が決まった土地をすぐ手放すような
ああ良い例えが出てこない。

とにかく勿体ない。

でも、それがコンビなんです。
それぞれの主義主張を持った人間と人間ですから。
合う合わないはあって当然。
戦争だってそうですから。
お互いが正しいと思ってますし、譲れない何かを持ってますから。

合わないのを我慢してビジネスを続けるもよし。
気は合うけれども、なかなかネタが笑いにつながらないコンビだっています。(誰とかではない)

彼らは面白かったけど、解散を選びました。
それは仕方ないんです。
2人の人生ですから。

竹内くんとがまのすけ君が、ピンでやるのか新たなグループを組むのか知りませんが
2人がこの解散を後悔しないようなお笑い人生を歩めるように祈っております。

もし何年後でも、解散を後悔するようなことがあれば

いつでも再結成してね。笑

あと記事の内容とは関係ありませんが。
わたくし藤井ペイジへのご支援もお待ちしております。

タダで支援をもらうのもあれなので
他言無用の僕の秘密を書いておきますね笑

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