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原始反射と発達のつながり

受胎5週目〜3歳くらいまでに
『出現→発達→統合』
していくものです。

生まれたばかりの赤ちゃんは、
まだ脳と身体の神経のつながり
ができていないので、自分の意思
で動くことができません。



ヒトが発達していく過程で
感覚からの刺激
動きからの刺激
環境からの刺激
と3つの刺激が必要不可欠です。

ですが、生まれたばかりの赤ちゃん
は自分の意思で動けないので、
外部からの刺激に対して反射的に
動く原始反射を使って感覚の刺激と
動きの刺激を獲得していきます。

それと同時に赤ちゃんの周りの
環境変化の刺激も入れていき、
原始反射の統合されていきます。

ですが何かの原因で原始反射の残存
が起こってしまうことがあります。

原始反射の残存とは、例えば、
12種類の反射、1つ1つに切符が
10枚あるとして、
恐怖麻痺反射 10枚
モロー反射  10枚
   ・
   ・
   ・
というふうに想像してください。

恐怖麻痺反射が10枚の切符を使い切って
次のモロー反射に移行するとすると、

10枚の切符を使い切らずに次の反射
が出現してしまうということになります。

するとその後の原始反射の統合にも
影響して、不統合が起こり、発達の土台が
しっかり育たないまま成長していきます。

それが、日常生活での『できる・できない』
の大きな差につながっていきます。

その差が大きくみられるようになる
のが、小学校入学してからになります。

小学校就学は、幼稚園、保育園等と
大きく環境が変わります。

今まで遊んだり、歌ったりといくらか
自分の自由に過ごせる世界から、
椅子に座って約40分勉強をする環境
に変わります。

原始反射の統合は、その後の
日常生活や学習に取り組むための
土台になり、ここぞという場面で
は、最大のパフォーマンスを出し
てくれる武器になります。



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