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日本とドイツでは「サッカー」の、何が一番違うの?

日本サッカーとドイツサッカーを比較する中で、まず触れておきたい「違い」として「チーム構成の違い」があります。これは私自身が感じる日本とドイツの「大きすぎる違い」の一つです。

まず、日本の少年団、中学、高校、大学、地域クラブ、社会人チームの構成は割愛させていただきますが、大雑把にいうと「各年代ごと」「学校ごと」にチームがあり、ある一定の年齢に達すると、ある種、強制的にチームを変えて行きます。

また、社会人チームにおいては、グランドとクラブハウスを持っているチームは日本においては、まだまだ少ないでしょう。

かたや、ドイツでは、日本のJクラブを想像していただけといいのですが、まずそれぞれグランドとクラブハウスを保有し、「バンビーノ」と呼ばれる3歳児くらいからチームが始まり、19歳までを「ユーゲント」という、ユースチームを運営。19歳以上になると「成人チーム」になるのですが、大体のチームは2〜3チーム保有しており、トップチーム(1軍)、セカンドチームをU23(2軍)、その他のメンバー(3軍)のような構成をしているチームが多いです。

なので、たまに「バンビーノ」から「成人チーム」まで、ずっと一つのクラブでプレーしている選手なんかがいたりするのがドイツです。

小さい子から、大人までが同じチーム、同じエンブレムの下でプレーするという事が「サッカー」を、単に一つのスポーツから、その地域の人々を巻き込んだ「スポーツ以上の物」、合ってるかわかりませんが「文化」へと昇華している一つの要因ではないかと思います。

私自身は選手としては、最高レベルでも「8部リーグ」でしかプレーできませんでしたが、それでも試合のあった次の日にスーパーで買い物中に、お母さんに連れられた少年から「あ、昨日の試合出てたでしょ。昨日のプレー、良かったよ。」と、声をかけてもらったことがあったり。チームの会報に私の記事が写真付きで載っていた時は、同じクラブの子供達から、そのページにサインを求められたり。本当に「サッカーチーム」がその「地域の人たち」を繋ぐものとして大きな役割を果たしているんだな。と肌で感じた事があります。

このように「チーム」「クラブ」という枠組みの違いが、まず日本サッカーとドイツサッカーの間にある事を知っていただいたところで、本日は終わろうと思います。

では、また次の投稿で!

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