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ポルトガル2023TIP② なぜ2023年に?

この旅のきっかけは2019年秋に始まります。前章でも触れましたが、妻や当時1歳の息子、妻の両親とアメリカ・カリフォルニア州の妻の妹夫妻の家に遊びに行き、いろいろありながらもなんとか帰りました。その際に溜まったマイレージが3人で片道ハワイまでの航空券が発券可能だったので、行きはLCCで帰りはハワイ→札幌の航空券を発券し、翌2020年初夏に行く予定でした。妻の妹夫妻ともここで合流する予定でした。

ところが、2020年2月に新型コロナウィルスが蔓延し、フライトがキャンセルになりました。ハワイ→札幌はマイルがそのまま帰ってきましたが、LCCが日本でいう会社更生法の適用で返金が難しいという状況だったので、カード会社経由で支払いキャンセルにしてもらい、何とか取り戻すことができました。

その後、時が経過する中でアウトドアに目覚め、キャンプに行ったりするようになりましたが、戻ってきたマイルの有効期限が2022年5月から期限切れになるということで、使うことを考え始めました。積算されたクレジットカードのマイルを足すと、日本と北米や欧州を3人で往復できるくらいです。

その当時、日本を含めたアジアと北米は新型コロナの規制が多い状況でしたが、ポルトガルを含めた欧州はポスト・コロナに向けて動き始め、また、いつも家でポルトガル料理を作っていたせいか、妻がポルトガルに興味を持っていて、実際に行くことにしました。これが2022年5月のことです。

ポルトガルに行くにあたって、どこに行くか。その中で最初に浮かんだのがマデイラ島でした。以前、厚意にしているポルトガルバーでポルトガルワイン試飲会に参加した際に、一番印象的だったのがマデイラワイン でした。リスボン→マデイラ島の片道航空券は別のマイレージで発見できることがわかり、その後を考えていました。

この時期はフラワーフェスティバルで航空券が高く、安いのを探しているなかで見つけたのが、マデイラ島→サンミゲル島→リスボンの航空券です。

その話を妻にすると、妻はアゾレス諸島の写真を見て、「アゾレスに行きたい」と言います。リスボン→アゾレス諸島の航空券も購入・発券できます。今回行ったサンミゲル島以外にも、「アゾレス ・トライアングル」と呼ばれる、ピコ島・ファイアル島・サンジョルジュ島も大変魅力的です。本当に迷いましたが、最終的にはマデイラ島・サンミゲル島とリスボン丸一日を選択しました。これが2022年11月頃です。

その後、リスボンと両島は祭りの時期なので、早めに手配に動きました。特にレンタカーはATを希望していたので、すぐに予約を入れます。ホテルも探し、マデイラ島のfajadospadres、サンミゲル島のquintaminuvida もその時に見つけ、祭りの時期を考慮して予約を入れます。2023年2月までには完了です。

こうして手配をしていると、「5/8に感染症警戒レベルを第2類から第5類」に変更するというニュースが。必要に応じてサンミゲル島でPCR検査を受けられる施設を探して、目星をつけていましたが、これでCovid-19 以前と同様に旅行ができるように。

こうして航空券の予約から1年ごしの旅が始まりました。ウクライナ情勢の影響で、東京〜ロンドンの飛行時間が延びていますが、これも実は1年前に想定していて、最初から行きは夜行便、帰りは通常通りの夕方便を予約していました。ただ、結果的には行きは北極経由、帰りはシルクロード経由になったので、ひたすら東や北東、南東に飛んで、世界一周になりました。

次回からはテーマを設けて、事前の準備や今回の旅で見たものに触れたいと思います。

今回の旅で使用したガイドブックの一つ、「Lonely planet Pocket MADEIRA」

(この項、了)

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