土間収納のある暮らし|メリットと活用方法は?
土間は、昔ながらの日本家屋でよく見られた、土足で歩けるスペースです。
昔は炊事・作業スペースとして使われていました。
映画「となりのトトロ」で、水を汲んだりお米を炊いたりしていた場所が土間です。
そんな土間ですが、最近は玄関の脇に設置し、「土間収納」として使う家が増えています。
今回は、土間収納のメリットや活用方法、必要な面積、リフォームでつくる場合の費用を解説します。
これからマイホームを購入する人も、リフォームを検討している人も、ぜひ参考にご覧ください。
土間収納のメリット
土間に収納をつくるメリットは3つあります。
1つ目は、玄関周りの見た目がスッキリすることです。
玄関に傘や靴、三輪車、ゴルフバッグなど外で使った荷物を置いているご家庭は多いでしょう。
このような室内に持ち込みづらいアイテムも、土間収納があればスッキリきれいに片付けられます。
2つ目のメリットは、外出時や帰宅時の動線がスムーズになることです。
玄関が片付いていれば出入りしやすいですし、外出に必要なものをサッと取ったりしまったりもできます。
家族が多いと、玄関の靴箱には靴が入りきらず、クローゼットなどにしまっている人も多いでしょう。
しかし、土間収納があれば、いちいち部屋から靴を出し入れする必要もなくなります。
3つ目のメリットは、防災面で優れていることです。
地震などの災害が発生したときにも、土間収納に防災グッズを用意しておけば、スムーズに荷物を持って避難できます。
土間収納は狭いスペースなので、広い部屋に比べて壁が崩れにくいこともあり、防災グッズを置いておくには最適です。
このように、土間収納にはさまざまなメリットがあります。
土間収納の活用方法
土間収納の活用方法には、以下のようなものがあります。
見せる収納にする
趣味のスペースにする
キッチンとつなげてパントリーにする
ゴミ置き場にする
土間収納は、壁を設置して独立した空間をつくるタイプと、玄関と繋がっているタイプがあります。
玄関と繋がっているタイプの土間収納なら、「見せる収納」にしてはいかがでしょう。
壁に有孔ボード(穴が等間隔に開けられた板)を貼ってフックや棚板を取り付ければ、服や帽子、ちょっとした小物もおしゃれに収納できます。
可動式の棚も、おしゃれに収納力をアップできるのでおすすめです。
土間は掃除しやすいので、DIYやバイクなど趣味のスペースとして使うのもいいでしょう。
小さなお子さんがいるご家庭なら、家庭用の砂遊びセットやボールプールを用意して、遊び場にしても喜ばれます。
注文住宅なら、土間収納とキッチンをつなげてパントリーにするのも便利な活用方法です。
パントリーとは、食品や食器を収納するスペースで、買い物から帰ってそのまま荷物をしまえます。
大きな収納ボックスを用意して、ゴミの一時保管場所にするのも方法です。
室内においておけば、雨や害虫、カラス・猫によって荒らされる心配もありません。
他にも、ガーデニング用品やキャンプ用品、BBQ道具、灯油タンクなど、あまり人目に触れさせたくないようなものを収納するのにも役立ちます。
土間収納に必要な面積は?
土間収納に必要な面積は、収納したい物の量やサイズ、収納方法によって異なります。
1畳分の面積があれば土間収納は十分つくれますが、収納力を重視するなら3畳ほどあると理想的です。
ただし、広すぎるとかえって使いにくくなります。
土間収納に広いスペースを用意できない場合、ドアを取り付けるならスライドタイプにするといいでしょう。
土間収納のリフォーム費用
土間収納のリフォーム費用は、面積や収納の種類、素材、依頼する施工業者によって異なります。
工事費用の目安は、3畳ほどのスペースなら30万円〜50万円程度です。
設備を充実させれば100万円近くかかる可能性もあるので、予算に合わせてどんな土間収納をつくるか考えるといいでしょう。
土間スペースだけつくってもらい、収納棚やボックスは自分で用意する方法もあります。
施工業者に棚などをつくってもらうよりは安く済むかもしれません。
しかし、スペースを有効活用するためにも、土間スペースと収納は施工業者にまとめてつくってもらうのがおすすめです。
まとめ:土間収納でスマートに暮らそう
土間収納は、見た目がスッキリする、外出時や帰宅時の動線がスムーズになる、防災面で優れていることがメリットです。
必要な面積は1畳〜3畳ほどで、リフォームする場合は30万円〜50万円ほどあればつくれます。
せっかくなので、扉を付けずに見せる収納にしてインテリアとしても楽しむのもいいでしょう。
広い土間収納を作れるなら、DIYなどの趣味のスペースにするのもおすすめです。
土間収納は、ゴミの一時保管場所としても活用できます。
愛知県で土間収納があるマイホームをお探しの方は、岡崎市のハウスメーカー「フジケン」へご相談ください。
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