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【マイホームの費用相場】建売住宅・注文住宅・区分マンションごとに解説

マイホームの購入にどれくらいの費用をかけるのかは、非常に悩ましい問題です。収入や貯金から予算を決めるのはもちろんですが、マイホームの費用相場もひとつの目安となります。

そこで今回は、建売住宅と注文住宅、区分マンションごとの費用相場をわかりやすくまとめました。

マイホーム購入の予算を検討中の人、これからマイホームを購入したい人は、ぜひ参考にご覧ください。


住宅ごとの費用相場

2023年に発表された、住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35利用者調査」をもとに、マイホーム購入の費用相場を調べました。

その結果、建売住宅の所要資金は3,719万円と、前年度から114万円アップしています。融資金(借入額)は3,185万円です。

土地付き注文住宅の所要資金は4,694万円で、前年度から239万円アップ。融資金は4,018万円です。

注文住宅の所要資金は3,717万円と、こちらも前年度から145万円アップ。融資金は2,967万円でした。

区分マンションの所要資金は4,848万円で、前年度から320万円アップ。融資金は3,692万円
です。

参照:2022年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構
※注文住宅は予定建設費と土地取得費を合計した金額、新築住宅は購入価額を指します。

近年のマイホーム購入費用の傾向

住宅の種類を問わず、マイホーム購入にかかる資金も融資金も年々増えています。マイホーム購入に必要な費用が増えている原因は、さまざまです。

新型感染症の流行をきっかけに始まったウッドショックやアイアンショック、人件費や原油価格の高騰、日本の円安も、マイホームの購入費用アップに影響しています。

ウッドショックについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください→ウッドショックとは?〜現在の状況から今後の見通しまで〜

融資金が増加している背景としては、長期的な低金利、住宅ローン減税などが影響していると考えられます。

今後、マイホームの購入費用が下がるのかはわかりません。むしろ、今後ますます購入費用が上昇する可能性もあります。

マイホーム購入のタイミングを検討中の人は、物価や金利に関するニュースをチェックしておくといいでしょう。

マイホーム購入費用の決め方

マイホーム購入費用の決め方はさまざまですが、費用相場を参考にしつつ、貯金と収入に合わせて考えるのがもっとも堅実な方法です。

収入の何割までなら住宅ローンの支払いに充てても問題ないか、ボーナスも含めて検討します。ちなみに、住宅ローンの年間返済額は年収の20%〜25%が目安です。

たとえば年収が500万円なら、年間で100万円〜125万円ほど、1ヶ月につき8万円〜10万円くらいの返済が適しています。

35年ローンで年間100万円を返済する場合、適切な借入額は3,500万円ほどということです。もしも自己資金が500万円あれば、マイホーム購入費用は約4,000万円と考えられます。

ただし、実際に金融機関から希望額を借りられるとは限りません。実際にどれくらい借りられるか把握したい人は、金融機関で相談してみるといいでしょう。

住宅を販売しているハウスメーカーでも、おおよその借入可能額を試算したりアドバイスをくれたりします。

マイホーム購入費用の決め方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください→マイホームの購入資金はどうやって用意する?予算の決め方や注意点を分かりやすく解説

マイホーム購入に適したタイミングは?

マイホームを購入する適切なタイミングは、状況やライフプランなどによって異なりますが、一般的には以下のようなポイントが考えられます。

  • 金利が低いとき

  • 自身の経済状況が安定しているとき

  • 生活スタイルや将来の計画に合ったとき

住宅ローンの金利が低い時期にマイホームを購入することで、支払総額が抑えられて返済の負担を軽減できます。そういった意味では、低金利である現在はマイホーム購入に適したタイミングです。

ただし、自身の収入や貯蓄、将来の収支見通しなどを考慮し、経済的に安定している時期に購入しましょう。

マイホームは長期間の資産となるため、自身の生活スタイルや将来のライフプランに合わせて購入することも重要です。

これらのポイントを考慮し、自身の状況や希望に合ったタイミングでマイホームを購入するといいでしょう。

今後の金利について、詳しくはこちらの記事をご覧ください→【2024年】変動金利が上がらない理由と今後の見通しを解説

まとめ:マイホームの費用相場は上昇傾向

マイホームの費用相場は近年、上昇傾向にあります。

住宅金融支援機構の調査によると、所要資金は建売住が3,719万円、土地付注文住宅は4,694万円、注文住宅の所要資金は3,717万円、区分マンションは4,848万円でした。

所要資金が高くなっていることから、融資金も上昇しています。

マイホーム購入費用の決め方はさまざまですが、費用相場を参考にしつつ、貯金と収入に合わせて考えるのがおすすめです。

住宅ローンの借入可能額や予算の決め方について疑問やお悩みがあれば、ぜひフジケンのハウジングサロンへお越しください。マイホーム購入に関するお悩み相談を無料で実施しています。

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