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もやもやした話

 なんだかすごくもやもやして、でもこんな事誰に話していいのか分からない。共感してくれる人を見つけるのも難しそう。なので、とりあえずここに書いておく。
 
 週末、初釜があった。そのために着物を準備したり、初めての袋帯を練習したり、自分なりに張り切っていた。
 
 去年より会費が上がっていること、歯の治療であまり食事が楽しめないこと、そしてメンバーに苦手だなと思っている人がいるため、参加はやめようかとも悩んだ。でも、事情があってしばらくお稽古がないこともあり、新年の挨拶のためにもと思い参加した。
 
 去年はくじ引きみたいなのがあり、引いた番号順に好きな景品(茶道具)を選べた。私は1番を引き、茶筅を頂いた。それが楽しくて嬉しかったので、今年も楽しみにしていた。
 
 初釜の最後にくじ引きがあり、ドキドキして引くとまた1番で、やった!と心の中でガッツポーズをしていた。机の上に並べられた道具を見ながら、どれにしようかと考えていた。そしてみんなが一斉に机の上にくじを並べると、1番の私ではなく、花の模様がある人に、「おめでとう。当たりです。好きなのを選んで。」と先生が声をかける。
 
 おめでたい私は、今年はルールが変わったんだ、次は私だと思って順番を待っていた。当たった人が景品を選び終わると、先生が机の上を片付けだした。え?え?なんで? ぐるぐる、もやもやしながら、でも何も言えず初釜は終わった。
 
 この物価高で会費が上がったのは分かる。そのため、みんなに景品を用意できなかったのかもしれない。が、一言、くじ引きの前に説明があっても良かったのではと言いたい。ポストカード1枚でもいいから、はずれた人にも何かあってもいいんじゃないと言いたい。
 
 そんなの粋じゃないとか、初釜はそんなものじゃないとか、いろいろ言われそうだが、声を大にして言いたい。がっかりしたんです!とても!1番と思ってテンションが上がっていたからこそ、落ち込みも大きいんです!
 
 ましてそこまで、苦手だなと思っている人の、延々と続く自慢話を聞かされ、ご飯の味も分からないくらいうんざりしていたところに、このくじ引き。去年は楽しくお食事して、景品を頂いて、とてもいい気分で帰ったのに。
 
 家に帰ってからパートナーに散々話したけど、まったくすっきりしない。お茶の先生に聞くわけにもいかず、社中の人とも、そこまでまだ仲がいいわけではないから何も言えない。
 
 こういうもやもやってどうしたらいいんだろう。すべては物価高のせいってことにしたらいいのかな。
 

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