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企画メシライター部、初心者部員による「ゴールデンカムイ」とは。

こんばんは!


いい文章を書きたい!と思い、企画メシライター部の方々に触発され、

課題図書である唐木元さん「新しい文章力の教室」を読みました。




この場で感想をお伝えしたいと思ったのですが・・・。

本で学んだことを生かし、早速書いてみることにしました。





最高に面白いマンガ「ゴールデンカムイ」を紹介します。

ここ最近、どっぷり浸かってしまい、
なぜこんなにもハマって読んでしまうのか。
ちょっと短いですが、お伝えしたいと思います。


このnoteの目標は一つ。
「完読してもらうこと」です。

どうぞお付き合いください。
ネタバレ無しです。




ゴールデンカムイとは、
正義と正義のぶつかりあいだ。


『今日この瞬間まで 私のような田舎育ちの農民が
 貴様ら武士を 凌ぐ忠義を貫いているという真実に耐えられないのだ』

作中に登場する元新撰組 鬼の副総長、土方歳三の言葉だ。
明治末期、敗れた幕府軍の残党の一人であるジジイの台詞に痺れた。

「ゴールデンカムイ」は、北海道・樺太を舞台に、金塊をめぐるサバイバルマンガ。

“マンガ大賞・手塚治虫文化大賞・TVアニメ3期 etc... 業界席巻!各賞総ナメ ”している。

なんと、9月17日まで無料公開されている。



歴史がわかり、アイヌ文化がわかり、自然を生き抜く知恵がわかり、
争いで生まれる様々な愛憎がわかる。
胸熱で、刺激的な内容が、ユーモアたっぷりに展開される。


特筆したいのは、
苛烈な「正義」のぶつかりあい、その臨場感だ。

自分自身に誓う正義。
時代が過ぎ去っても、変わらず貫き通す正義。
国を守るために、いかなる手段も問わない正義。
アイヌ文化を引き継ぎながらも、新しい時代を切り開く正義。

己の信じる正義のためなら、争い、騙し、裏切り、殺す。
仲間のために、国のために、命を賭して戦う。


さらに、「ぶつかりあい」は人間同士のみならず、
人間と動物、人間と自然の戦いでもある。

厳しい環境を生き抜くアイヌ独特の慣習や食文化、自然に対する敬意、慣わしも主軸となる。

『ヒグマは巣穴に入ってきた人間を決して殺さない』

『狩猟を生業にしている私たちにとって動物のカムイは重要な神様 
 動物たちは神の国では人間の姿をしていて
 私たちの世界へは動物の皮と肉を持って遊びに来ている』

『あたし オソマ』
『赤ん坊に病疫が近寄らないように 汚い名前で呼ぶんだ』
※オソマの意味は「大便」


北海道・樺太の極限の自然の中で、アイヌ文化を緻密に伝える展開は、
空想ではないリアルさがある。
日本に住む私たちの生活感覚に結びつき、地続きの臨場感を生んでくれる。
そして、登場人物それぞれの「正義」は、相容れがたく衝突する。
「正義」のぶつかりあいは、人間が生きていく上での永遠のテーマである。
滾る男達、女達の真っ向勝負が熱いのだ。

空想とリアルが織り交ざって、正義と争いが紡ぐストーリー。
それがゴールデンカムイだ。
いよいよ最終章、ご一読あれ。







・・・以上、ゴールデンカムイのご紹介でした。




完食(完読)いただけましたでしょうか?
このぐらいは、食後のデザートレベルでしょうか。。。
こってりラーメンぐらい、ボリュームがあって、旨味のある文章を
目指して頑張ります。

ひとまず第一歩。
唐木元さん、ライター部のみなさん、感謝です。
「ゴールデンカムイ、面白そう」と思ってもらえたら、なお嬉しいです。

お読みいただき、ありがとうございました!