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Story 10 新たなるパートナー!!!

2020 年 2 月 8 日 富士見やげミーティング Vol7 in 珈琲屋 OB
今日は実際に名刺入れを作ってもらえるメーカー探しの打合せ。
私の方で木材メーカーへの商談。
メンバーは 3D プリンタでの試作メーカー探し&アンケートの継続実施を
それぞれ担当していた。

私たちは名刺入れの素材に木材の他に3Dプリンタで製作した樹脂も
同時に検討してみた。
それは3Dプリンタであれば、より山の再現性がアップすると考えたからだ。
実際に試作して素材を検討してみたが、リアルな八ヶ岳の形には
なったが樹脂の素材感が商品として販売するクオリティではないと感じた。

3Dプリンタモデル

また、様々な名刺入れを購入したり、見たり、調べたりして
名刺入れの構造も研究した。
素材やコンセプトだけでなく、名刺入れの機能やデザインにも
「何これ?」を入れ込みたいと考えていたからだ。
実際に調べてみると、色々と工夫されている物が多くある事に気づき、
デザインの観点からもトライ出来る事が多いのではと感じた。

木材協力メーカー探しは、とても手こずった。
色々な業者に持ちかけたが、
精度のある山の形を製作し さらにそれを名刺入れにする事は
厳しいと断られる。

とある地元の木工業者と商談した時だった。
商品作りは断られたが、商談の最後に
「木製ではないけど、岡谷でアルミで精度の高い山を
製作している方いるよ」と 教えてもらった。
商談の後、そのアルミの商品が展示されていると聞いた、
「SUWA ガラスの里」へ向かった。

ガラスの里展示の山モデル

そこには山の形が精巧にかたどられた「山モデル」と言う商品が
並んでいた。
商品を見た時、とても素晴らしいと感動したし、
「もしかしたら、いけるかも?」と 先が見えて来た感じがした。

2020 年 2 月 19 日 富士見やげミーティング Vol8 in 珈琲屋 OB
打合せの中で先日のガラスの里で見たアルミ商品の話をメンバーにした。
木材にこだわらなくても、地元業者にお願いする事も「価値」になる。
その精度に話は盛り上がり、その場でアルミ業者に電話した。
岡谷市にある「佐藤製作所」。
全国的にとても珍しいアルミ素材で山岳模型を作られている会社。
1枚のアルミ板から三次元加工で山の形状を忠実に再現していらっしゃる。

電話をすると、今日会ってくれるとの事なので、
打合せを切り上げてすぐに向かった。

ignite の事、私たちの想い、私たちの目指すアイテム・・・
それら熱い想いをとにかく話した。
そんな私たちの想いを聞いて、
佐藤製作所の佐藤さんは協力して頂けると言ってくださった。
大変うれしかった気持ちを思い出す。
突然、電話して訪問して・・・
こんなどこの馬の骨ともわからない私たちの話を真摯に耳を
傾けていただいて、 本当に感謝している。

佐藤製作所商談

商談中、佐藤さんからある提案が。
私たちの 「木製で作りたい」との想いと
制作側の「精密且つ作りやすい」との観点から
ケミカルウッドという素材でつくったらどうか?との提案。
私は初めて聞く素材名。

ケミカルウッド 素材


そして、ここから私たちの活動は新たなパートナーをむかえて
スピード感を増して進んでいく。

2020 年 2 月 22 日 富士見やげミーティング Vol7 in 珈琲屋 OB


2ヶ月後の 4 月 25 日が ignite 最終発表会。
佐藤製作所さんに最終発表会でお披露目するケミカルウッドのプロトの
製作依頼をする事に決まった。
その製作に向けて私は八ヶ岳の切り取り範囲を含めて、
3D データを利用して図面を起こして行く。

これからは、佐藤製作所と協力してプロトを進めて行く作業と平行して
最終発表会に向けてのプレゼン内容も作成していかなければいけない。
今日はその打合せ。

この頃は今後、世の中をかき乱すコロナウィルスが蔓延し出した頃。
本業も含めて先が見えない大変な時にさしかかる。

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