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治らない寝違えから悟る、「もうすぐ28歳」の私

首の左後ろ側を寝違えて早1週間。いまだに朝起き上がる瞬間に痛みが走る。昼ごろになってようやく動かせるようになり、夜寝る前に「今夜また寝違えて、明日もっとひどくなっていたらどうしよう…」と憂鬱になる。

しんどいのは、痛みに加えて、治るまでに1週間もかかること。寝違えたときって、こんなにきつかったっけ…。記憶は曖昧だけれど、今まではその日の夕方ぐらいにはましになってきて、次の日にはもうなんともなくなっていた。それがこの1年ほどで経験した数回は、治りが遅い遅い。「明日には治ってるだろ〜」と気楽に思えない。反対に、「これ以上ひどくなったら……」と不安で眠りが浅くなるのだから。

寝違えに限らず、最近はありとあらゆる痛みやら傷やらの治りに時間を要するようになった。
例えば半月ほど前、シェーバーの刃を交換したら切れ味が良すぎて腕や脚が細かい傷だらけになってしまい、まだ至るところに痕が残っている。こんな痕も、2、3日あればきれいに消えていたのに…。
体力が落ちてきていることも実感している。運動は大嫌いだし、仕事でそこまでハードに動くこともないし、日常生活で何の努力もしていないから当然だ。幸いこの2年くらいは風邪をひいておらず健康だが、もし今インフルエンザやコロナにかかったら、襲いかかってくる高熱にも身体の痛みにも耐えられる気がしない。

「女性は年齢が7の倍数になるとき、身体が変わる」と大学時代、サークルの先輩が言っていた。このところの不調続きでふとその言葉を思い出し、検索してみたらなんと東洋医学に基づいた説だった。

私は今年、28歳になる。ちょうど7の倍数。そうか、老いの階段を一つ上がったのか〜と納得していたら、28歳は「女性として体がもっとも充実する」と書いてあるではないか。女性ホルモン分泌量のグラフの点は、一番高いところに。
えっ、今が最高のときなの。ネガティブな変化しか感じていないが、大丈夫か私…。

治りが遅く、痛みを引きずる。それは身体的なことに限らない。社会人になってから年齢を重ねるにつれ、仕事でもプライベートでも落ち込んだりイライラするたび、根本的に解決をしていなくても「とりあえず切り替えなくては」とその場をやり過ごさなければいけない場面が多くなった。
本来私は何事も頭でっかちに考え込むタイプで、問題は解決するまでとことん悩みたい性分だから、もちろん心の底では納得できていない。やり過ごした結果、ふとした瞬間に思い出しモヤモヤあるいはイライラを一人で消化している。結局消化できないときも往々にしてある。

身体も心もぼんやりしているなあと思う。もう少し色々と上手くこなしたいし、楽に生きたいのだけれど。

何においても中途半端な気持ちや、確実に蓄積していく疲れの原因は、年齢も大きく関係していると思う。すべてを年齢のせいにすべきではないのはもちろんわかっているが、20代前半には感じることがなかったモロモロが、今の私にまとわりついている。
東洋医学の通り、世間的に見たら今が人生の中でとっても良いときにいるのは本当なんだろう。でも当の本人にはその実感があまりない。
秋には28歳。
本当の意味で、大人にならなければならない年齢。大人にならざるを得ない年齢に、私は差し掛かっているのだ。

なるべくぼんやりとやり過ごさず、痛みも引きずらずに済むように、これからはもう少し自分の心の動きに注視して毎日を過ごしてみようと思う。そのためにnoteを書いてみることにした。
何年も前に登録だけして、何度も「何か書こう」と思っては挫折していたnote。世の中に発信するようなテーマがなければ書くべきではないと思っていたけれど、あくまで自分のために。私が本当の大人になるための、準備手帳にしよう。

振り返ってみたときに、愚痴しか書いてないじゃんと自分にがっかりする可能性も大いにあり。
それでも、そのときの自分の気持ちを正直に残しておいたことを褒めてあげることにしよう。

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