漫才見て泣いた夜

ふとした時にあの夜どうしてあんなに泣いたんだろうと思うことがある。

2023.5.20 
THE SECOND という結成16年以上の漫才師による大会があった。
大宮セブンが好きな私は出場者の1組である『囲碁将棋』を応援するために、仕事終わりの疲れを引きずりながら帰宅した22時から追いかけ再生し始めた。
囲碁将棋組の傘下であり、私の推しである『タモンズ』は惜しくも32→16の段階で振り落とされてしまったが、兄さんたちが決勝まで上がったのであればこれは応援するしかない。もちろん囲碁将棋が優勝することを願いながら見始めたのだけれども、始まってしまえばどの組もベテランの落ち着きがあって面白くて楽しくて全員優勝してくれ〜なんて気持ちになるくらい楽しませてもらった。

決勝戦の決勝でマシンガンズをみるまでは。

言語化するのが下手くそで本当に申し訳ないんだけど、これが漫才のあるべき姿なんじゃないかってものすごく刺さったんだよね。
研ぎ澄まして研ぎ澄まして美しい一つの作品になったネタはもちろん好き。だけど、あの2人の間で交わされるちょっとグダグダした会話をただ聞くあの時間ものすごく楽しかったし熱かった。2人のむき出しの感情を真っ直ぐに受けとっちゃってかなり食らった。
見終わったのが2時とかだったんだけど、涙が止まらなくて3時位までトイレでメソメソ泣いた。次の日も仕事だったのに。

なんであんなに泣けたんだろう。

ずっと考えていたんだけど、もしかしたらもう長いこと必死でなにかに取り組んだことがないからかもしれない。
何かで1番になりたいって気持ちどこに落としてきちゃったんだろう。

ここ何年かずっと転職したいって思ってるんだけど、全然行動に移せてない。やりたいことがないから新しい職場を探すことがかなり億劫になっている。
でも今の仕事にもうトキメキも向上心もないから、目の前にある作業をこなすだけの実りのない時間を過ごしている。
いいんだろうか20代最後の年なのに。

毎日楽しいって思えなくてもいいから、胸張ってこの仕事楽しいって言える職場に出会いたいなぁ。
今はとりあえず寒いから、春から頑張るね…。たぶん。


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