[笑う山]からの贈り物
満開の桜が咲き誇りつつ、時折、桜吹雪が舞う中にて出店をしてきました。私の出店場所は、大きな大きなケヤキの木の下。
たまたま居合わせた人から、質問を受けました。
自然の様に深い関心を寄せる人。
ケヤキの幹のあちらこちらが剥がれている様を見ての質問。
決して山の木々、それら全てについて知っているわけでは
ありませんが、ケヤキの木の[そのさま]については知っていました。
老木になるとケヤキは、その幹の皮のあちらこちらを落とします。
それがケヤキの木の堂々たる太い幹の足元に落ちています。
それはもう様々な大きさ形となって。
幼少期より野山を駈けずりまわり、そして今持って尚
木々の恩恵を受ける里山に住まう身には、何ら珍しくはないものでも
そうではない場所にて日常を過ごしている人にとっては、これは
珍しいものになるのだなと、それに気がつきましたので
ここに紹介をしてみました。 ケヤキの落し物、幹のかけら。
それが巻頭の写真です。
[山へ入る] 今はその機会もとんと減りましたが、そうです
そういえば、今のこの季節こそを[山笑う]と呼ぶようです。
昔の人は何とおもむきのある呼称をしたのでしょう。
[山笑う] 実に、美しい言葉ではありませんか☺️