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27歳になりました。ピスタチオです。

子供の頃想像していた27歳はもっとダンディーかつ紳士的それでいて茶目っ気もあり、時には情熱的に時にはクールに仕事をこなし、バイタリティとセンスに溢れ、生来のカリスマ性で周囲から慕われ伝説的なハンターの父を見つけるためにハンター試験を受ける条件として沼の主を釣り上げるというミトさんとの約束を軽々とクリアした後、試験会場に向かうまでの船の上で粗暴な態度だが実は心優しく医者を目指す老け顔の青年と薄汚ねぇクルタの血と仲良くなり、語尾にトランプのマークをつける変態奇術師や音を殺す癖が強い厨二病患者、新人潰し下剤おじさん他愉快な仲間たちとしのぎを削り合いながら成長してハンターとなり、これで終わってもいいと言いながら恩人の仇である猫耳を倒したと思ったのも束の間異世界に転生しエルフの魔法使いとエルフが過去に魔王退治の旅の際に組んでいたパーティーメンバーの弟子たちと共に旅にでてその道中でアウラを自害させたりランサーを自害させたりした後でふと「命」とはなんなのか、生物がこの世に誕生してから今まで脈々と受け継がれてきた「命のバトン」のゴールはなんなのか、進化とは単なる突然変異や環境への適応の産物でしかないのか、命のデザインには神が設定した完成形があるのではないか、宇宙の始まりと終わり、もしこの世界に永遠があるとしたら、5億年ボタンは押したくないなどと考え眠れない夜を過ごすうちに窓の外はいつの間にか明るくなっているのに気付いたりするものだと思っていました。

しかし実際の27歳の私といえば、精神年齢は中学2年生のままで毎週少年ジャンプを熱心に読み込みその感想を語りたいがために職場でジャンプを読まない上司に向かって「今週のジャンプ読みました!?」と毎週聞いた結果、最初は「読んでないよ」という反応だったが徐々に「読んでないって!」に変わり今では無視されるようになったり、最近では脂っこいものもあまり食べられなくなってきてなんとなく肉より魚の気持ちを理解し始めたと思ったくせに焼肉で食べすぎて胃もたれする学習能力のなさを実感するとともに祝電祝辞披露並びに来賓紹介、市長の挨拶ときて在校生代表送辞、卒業生代表答辞、職員代表一発ギャグ、史上最多となる8540名のマナー講師が参加する第56回名刺手裏剣大会「M-1グランプリ」優勝者 西園寺薫子による演武、校歌斉唱、校歌独唱、シールドトリガー発動「地獄スクラパー」相手のクリーチャーをパワーの合計が5000以下になるように選び破壊するような理想とは程遠い大人になっていました。


27歳ね。
私がフランス菓子にハマったのが20歳の時なので、かれこれ7年くらいケーキをむしゃむしゃ食べ続けてきたことになる。とんでもなく飽き性な私が7年も同じ趣味を続けているということはなかなか凄いことです。
ありがたいことに一昨年の10月に結婚したハニーとは今もラブラブの熱々のイチャイチャです。ハニーとは22歳の時に出会ったのでかれこれ5年くらいの付き合いになります。5年と書くとなんだかまだそんなもんかという気もしますが、デートではほぼパティスリーとラーメン屋にしか行かないこんな私に5年も付き合ってくれていると考えるとハニーは凄いな〜と思ってしまいます。初めはコンベルサシオンの「ラの字」も知らなかったハニーも、今ではすっかりパティスリーに詳しくなりました。
なので毎年私の誕生日にはハニーが選んだパティスリーのケーキを食べています。当日までどこのパティスリーかは内緒にしてもらって、受け取りにいく道のりでどこのお店かを当てるというゲームをしているのですが、ハニーはあまり楽しそうじゃありません。
私がサプライズが好きなのでこういうやり方を提案、というか半強制的に行っています。はたしてこれがサプライズなのかという疑問は残りますが、主役である私が大いに楽しんでいるのでOK。電車に乗りながら「ここで乗り換えるということは自由が丘か?パリセ、いやモンサンも捨てきれない、、、もしかしてヌメロサンクパリ!?」と1人ではしゃぐ私に冷たい眼差しを送るハニーを見ると、あぁ結婚してよかったなぁと思います。

そんなこんなで27歳の誕生日は「本命マテリエル、大穴アンカド」と予想していたのですが、見事にアンカドで予想は的中しました。

誕生日ケーキにアンカドはアツすぎる。
なぜなら「私の誕生日ケーキ+アンカド」とくれば、あのケーキが選ばれ得るのは必然だからです。初めて出会った時、語彙がおにぎりの具だけになってしまうほどの衝撃を受けたヤツです。リトルグリーンモンスター、緑一色、目に優しいケーキ、様々な異名で恐れられるヤツです。

そう、ここまで書けば勘のいいガキの皆さんならお理解(おわかり)でしょう!

27歳の誕生日ケーキはアンカドの「ウルー」でした〜!!!



ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
ナイスチョイス!ナイスチョ〜〜イスだよハニー!!
グラサージュ、ムース、センター、底生地、全てのパーツにピスタチオを使用するという緑呪縛のピスタチオギフテッド、ピスタチオ好きなら5度は食べた方がいいケーキ、それがウルー。もはやピスタチオのオーバードーズなので国から規制される可能性すらあるかもしれません。食べるならお早めに。
そんなウルーがホールで食べられる。すんばらしい。エクセレント。

断面の写真も撮っておけばよかったと今更ながら後悔しております。
あの〜あれ、写真を撮るときにどうしても早く食べたいって欲が勝ってしまって「断面の写真はまぁいいか〜笑」ってなっちゃいがちなんですよね。えぇ、ケーキ好きなら共感してくれると思ってます。

まぁとにかく美味いですよ。うまピヨです。
こんなにピスタチオの濃いケーキっていうのはそうそうないです。全てがピスタチオなんですけど、ピスタチオ一辺倒というわけではなく、それぞれのパーツで塩見や苦味や濃度なんかの変化をつけてあるのでホールケーキだろうが飽きずに食べられるのが素晴らしい点ですね。
特に好きなのがセンターのバタークリーム。このバタクリの塩気が最高。これなくしてウルーの美味しさは成立しないなと思います。全然このバタクリ単品で売ってくれてもいいんですよ?

ハニーとアンカドのおかげで最高の27歳のスタートを迎えられました。
これまでの人生色々とやりたいことばかりやってきましたが、これからも貪欲にやりたいことをやっていきたいですね。
死ぬまでに小説書きたいし、友達と組んで漫画を描いてみたいし、作詞とかしたいし、M-1も出てみたいしとやりたいことはいっぱいあるんで、27歳はこれまで以上になんかチャレンジしていきたいな〜と思ってます。

あと、noteももっと書きたい。気持ちはある。ずっと気持ちは持ってる。
私は先延ばしの権化なので、期限を決めないと一生やりません。
ということでノリで期限を決めます。1月中にあと2本出す。とりあえず1本はクリスマスケーキの記事、残り1本はな〜〜〜んにも考えてません

兎にも角にも今年も楽しい1年にするぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


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