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■ダンサー人生[第三話]

■あなたは、自分の中の「本当の姿」を知っていますか?そして、その本当の自分に変身する鍵を手に入れましたか?誰も知らない、本当の自分に会いたいですか?yesであれば、この話(ストーリー)をヒントに、本当の自分に会う鍵を見つけてください。■■■

 持病持ちの私は、昔からいわゆる、運動のできるスポーツマンタイプに憧れを持っていた。そして、その身体を得るにはスポーツジムに通う以外には方法がないと、思い込んでいた。私は、この年の春から、このスポーツジムに通うことになった。

 会員番号300番代の会員証と、大きなスポーツバッグを持ち、スポーツジムに入会した。そこには体つきのガッチリした、男性、女性のスポーツインストラクターが出迎えてくれた。理想的な身体のインストラクターはさらに、とても爽やかな笑顔だった。私は、理想的なスポーツマンタイプに変身できることに確信が持てた。私は、初日から毎日ジム通いした。住まいのアパートから徒歩10分程度の道のりは、いつもワクワクだった。週末、仕事が休みの日になると、一日3回(午前中、昼食後の午後、そして晩ごはん後の夜)通い、完全に常連さんとなった。そんな通い方をしていた私は、インストラクターに顔と名前を覚えてもらい、頻繁に声をかけられるようになった。ジム通いの当初は、数々のマシンで黙々とトレーニングをしていたが、ダンススタジオやプールには行けなかった。これまでまともに運動をしてこなかった私は、その領域に入る勇気ときっかけがなかった。特にダンススタジオには、一部の会員しか利用していない感じだったが、スタジオ利用者があまりにも少ない日は、ダンスインストラクターがスタジオ外の会員に声をかけて誘っていた。しかし、みんなスタジオ参加には消極的だった。私は、敢えてスタジオから少し離れた場所のマシンを利用していたため、誘われることはなかった。遠目に、ダンススタジオ内で、ハードでかつ、大胆な動きで生き生きと運動している会員さんたちを見て、羨ましく思った。こうして、ジム通いを始め約1ヶ月後くらいに、とうとうその日がやってきた。私は、ダンススタジオデビューを果たした。

◆本当の自分に会うポイント◆      ① 夢中になれることには、とにかくが我夢沙羅(がむしゃら) にやってみよう   ② 理想の自分に近い人を見つけたら、お手本にして、同じ行動をしてみよう

第四話に続く

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