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FOODEX JAPAN 2023

3/7(火)~3/10(金)の会期で東京ビッグサイトで開催されたFOODEX JAPAN 2023
へと初めての出店をした。

僕が出店したのは国際コーナー。そのエリアにスロヴェニアブースが出店し、さらにその一角をお借りしてスロヴェニア産はちみつの輸入元として出店した。

来場者として度々訪れたビッグサイトはいつもと少し景色が違って、搬入を含む5日間は連日タフで、けれども毎日何かドキドキすることが起こる刺激的な日々であった。


僕の今回の目的は2つ

①はちみつの取引先探し

出店した以上は取引先を1件でも多く見つけたい。今後の活動を広める上でこれは欠かせないことだし、スロヴェニアとはちみつにまつわる事業でやりたいことがあるので、売り上げることをあげたいのは当然だ。また、日本でのスロヴェニアの知名度は決して高くないし、はちみつに対する認識も全く違う。なので取引先を探すとともにスロヴェニアのはちみつの素晴らしさについてもPRすることを心がけた。


②TEAM SLOVENIAとして盛り上げること

僕は渡航するたびにスロヴェニアの人々に大変親切にしてもらっている。特に今回来日にしたみんなには日本にきてよかったと思ってもらいたいし、出店者(全部で11社)皆で  FOODEXに出店した意義があったと思えるようにしたかった。誰かに喜んでもらえることは自分の喜びだと最近富に強く思う

FOODEXとは

FOODEXは、一口で言うならば「国際的な食品や飲料における大商談会」だ。
質の高い商談を担保するために入場券は10,000円(招待券を持っていれば無料)で、出店者、来場者ともに真剣勝負というのが僕の印象だ。

と、同時に華やかで、世界中の美味しいものを味わう機会のあるとても楽しいイベントだ。以下に色々と振り返ろうと思うけど、商談の機会として有意義かつ、隙間時間には近場中心であるが各国の魅力に触れることの出来るまたとない機会であった。

それぞれに目的と思惑とがある

商談慣れしていない僕は、まずこれに驚いた。

僕の立場はインポーターで、日本国内での卸先・取引先開拓が目的だ。

なので、残念ながら、アジア圏初め海外からの来場者は僕にとってはお客様ではない。FOODEXはアジア最大級のEXPOなので、各国から魅力的な商品を求め来日したのであろう。話をせずに、写真だけバシャバシャ撮る人もしばしば。

また、国内の事業者と思われる方も露骨に敵意を剥き出しにして質問攻めにする方がいたりと驚いたが、ここがあらためて真剣勝負の場なのだと、感じさせられた。

初日は全ての来場者に全力投球で向き合ったので、夕方頃にはひっくり返りそうになったが、次第に色々なスタンスの来場者がいることを理解し、お客様になりうる方やはちみつに興味を持ってくださる方、前述のような情報集め目的でお客様になり得ない方とで向き合い方を改めることにした。限られた時間を少しでも有効に使いたいのはお互い様だし、別に追い返したりしているわけでもないので、適切な判断だったと思う。

参考までに、僕の隣のワインベースのカクテルをスロヴェニアから輸出するべく来日した彼は製造元で輸出元。前述のアジア圏の来場者も彼にとってはお客様だ。立場によって誰がお客様になり得るかは違ってまた面白い。


FOODEX JAPAN 2023 website

もうすでに2024に向けて表示が変わっているがイベントの様子や来場者数などは見ることが出来る。


搬入のこと

搬入は月曜の午前から行った。
会場に到着するとすでにスロヴェニアコーナーの骨組みは完成しており、
あとは仕上げを残すのみの状態。

早速、僕の出店するスペースを確かめ、レイアウトをどうするか考えるのだけど、あちこちで進む設営の様子と各国の華やかな装いはを受け、いやが上にも僕のテンションはどんどん上がる。

まだ作業中なので床には養生がしてあった。

ここがやっとスタートラインではあるのだけども、それでもやっとここまで来たという気持ちで胸がいっぱいになり、甘酸っぱい気持ちと共に準備をした。

お昼はビッグサイト内の中華へ。会期中は混んでいて立ち寄れるか分からないし、温かいものを食べられるのは嬉しい。

搬入日メニュー!!!

この日は試しにレイアウトしてみたものの、まだ設営作業も入るし片付けをしておしまい。ただ、レイアウトしてみて足りない小物の買い出しなどを手伝ってくれる方にお願いして、僕は都内の宿へ。思いつく限りの準備をしてこの日は就寝。


僕にとってのユニホーム。SLOVENIAのピンバッチやナショナルチームのウェアを通じていつでもスロヴェニアを発信します。とても見つけやすいそうですw


FOODEXはじまる。

朝のルーティン

いよいよ、会期が始まる。
でもずっと立ちっぱなしは嫌なので、僕は皇居近くに泊まり、毎朝走ってからビッグサイトへ。これが僕のリフレッシュであり、その日の気持ちを上げるのに欠かせない大切なルーティンだ。

ちょうど満月を前後する日々に走ったので連日、残月を楽しめた。最終日のみ朝は大雨で断念。


話は逸れるが僕はあちこちの国のランニングレースを走っている。その際に大切にするのが旅先で効率よく動くこと。渡航してレースを走る人は参考になるかも。


FOODEX初日。

いよいよ、初日だ!
朝ランをして気分をスッキリさせた僕は、準備を万全にしてお客様を迎えようと意気揚々とビッグサイトへ。しかし、開場は8時なのを知らず。待ちぼうけ。

気を取り直して会場へと入り、今度こそ準備万端でオープンの10時を待つ。

周りを見渡すと10時直前にやってきて準備をのんびり始めたり、午後になって現れるところもあったりと至ってみんなマイペースで、なんだか肩透かしを食らった気分半分、国際的な雰囲気がガチャガチャしすぎずほっとしたのも半分。ともかく何もかもが新鮮なのだ。

初日会場直前。ドキドキ。

千本ノックはじまる。

僕の中では初日が一番忙しかった。名刺交換も問い合わせも多かったのに加え、バイヤーや養蜂業者など色々な方をお話をさせてもらった。僕は現在、130gや270gといった家庭向けのものをメインに扱うが一番多かった問い合わせはバルク(大容量)での販売だ。

小売向けだけでなく大容量の卸売りの問い合わせをもらったのはここに出店したからであり、みなさん、実際に試食して興味を持ってくれたからなのでこれは本当にありがたい話だ。

ただ、スロヴェニア好きが高じてはちみつ輸入をしているという風変わりな僕の知識では追いつけないことも多々あったので、初日は本当に千本ノックであった。

夕方になり、初日も終盤になると母校の先輩(偶然にもスロヴェニアワインを輸入している会社Zariaを経営)から「おいおい、目が死んどるぞ。ペース配分してかないと続かないぞ。」と笑われた。


閉場後のこと

初日を終え、交換した名刺をもとに挨拶を送る。
いただいた質問に対する回答を考える&調べる。
そして、聞けることは輸入元に問い合わせる。
2日目から何を改善できるか考える。

知恵熱で頭がパンクしそうであったが、本当にありがたい話だ。
チャンスを1つでも多くものにすると心に誓って就寝。

会期中、変わるがわるブースに立ってくれ、大変助けられました。


2日目以降のこと

2日目が始まった。朝の混み方は初日ほどではなく、昼前くらいからドドッと人が押し寄せた印象だ。そして、2日目以降各所からはちみつに詳しい方が集まりセールスもするが、みなさんからいただく質問に答えるので精一杯。そして、分からないことをメモして調べる。大変では、あったが日を重ねるごとに自分がアップデートされていくのを感じた。

たくさんの出会い

会期を通じて、たくさんの方に足を運んでいただいた。そして、そこから新たな縁も生まれた。連日、打ちのめされることが多かったので、元気をいただき、そのおかげで頑張れました。

偶然立ち寄っていただいたら、なんと逗子繋がり!


深まるスロヴェニアとの繋がり

冒頭にも書いたが、僕の今回の目的は2つ。
自身のはちみつの販路拡大に加え、TEAM SLOVENIAを盛り上げ、彼らに来日してよかったと思ってもらうことだ。

僕自身が旅先でそれぞれの国の人に助けられている。今回は僕の番だ。出店を支えてくれた二人と共に通訳その他困っていることがあれば積極的にフォローをした。特に、お隣。すぐ、いなくなるw。なので、何度皆でフォローしたことか。けれどもとても気持ちの良い人たちなので仲良くなったし、スロヴェニア渡航の際には再会できるかもしれない。

彼に限らず、たくさんの交流ができた。

仲良くなったメンバーで。新橋の飲み屋を案内。


右からいつも僕を応援してくれる全権公使Tina。養蜂関連大手のMedexのアジア担当Eric。
プレモジェ大使を囲んで。


祭りの後、そしてスロヴェニアはやはり養蜂大国

終わってみればあっという間の5日間(搬入から泊まったので)。
目の周り様な忙しさとはまさにこのこと。
約1週間が経ったが、問い合わせ対応や今回のFOODEXでの出店を経て、足りないものや必要なものが色々とみえ急ピッチではちみつ関連の資料などもアップデートしている。

繰り返しになるが、このチャンスをしっかりとものにしたい。

最後に感じたのはスロヴェニアは養蜂が身近だ。
ericにしてもお隣の彼Maticも他に話した人も、
「はちみつ輸入しているの?だったらうちの蜂蜜も輸入しない?」
「はちみつ輸入しているの?今度うちの養蜂場見においでよ。」
のどちらかが二言目には出てくる人の多いこと。

僕は彼らの元へ可能な限り足を運び、そしてそのライフスタイルを素晴らしいはちみつとともに紹介したい。

また、やりたいことが増えてしまったが前向きにとらえ、
そして、まずはこの1年ははちみつ屋さんとして定着できるように引き続き頑張ります。


【お知らせ色々】

4/9(日) 第8回KANAGAWA Jr TRAILRUN in 逗子・神武寺(受付中~3/16)
4/23(日)第9回YAMANASHI Jr TRAILRUN in 甲府・武田の杜(受付中)
9/24(日) 第8回NAGANO Jr TRAILRUN 兼 U-15ジュニアトレイルラン
 チャンピオンシップ in 富士見高原
(受付中)

「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。

【スロヴェニアに対する旅の記録】
◎スロヴェニア紀行(旅の記録色々)

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