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「正しく伝えて」って思わず言ってしまったら読んで欲しいおはなし!

1.テキストベースの大量やり取りの波が押し寄せた!

これが2022年初めてのポストとなります、おひさしぶりのかえるです。

冬は苦手シーズンなので、早く春になってほしいと願う日々。いや、でも正確に言うと、寒さを感じるのが嫌なだけで、冬という季節そのものが嫌いなわけではないので、拡大解釈になるところでした!
こんなふうに、文脈を捉える側の受け止め方やフォーカスポイントによって
解釈が大きく変わってきます
よね。

わかりやすい例をひとつ。
仕事上で仲間とのやり取りのズレが発覚した時に、
ついつい「ちゃんと言ってくれたらよかったのに!」って英語の仮定法の例文みたいなことを口走ってしまうこと、ないですか?          You should have told me what I was supposed to do! みたいなやつですね。
私は、あります。たまに、ですが。
心の中でのつぶやきは、もう少し頻度が高いですけど。

正確に何してほしいかわからないオーダーは一番難しいんです。
でも、そういう時にふと思うわけですよ。

「そもそも『ちゃんと』ってなんや?」
「正しいって意味なら、『きちんと』も同じか?」
「相手は『ちゃんと言ってるやん!』って思ってるかも?」

といった疑問が押し寄せてくるんです。

仕事のやり取りも、最近は必ずしも対面とは限りませんよね。
日々起こりうる「伝わらないもやもや」は、お互いリモートワークだったりとさらに厄介です。オンライン会議ならまだしも、ここ1~2年で急増したテキストベースのやりとりは、ちょっとした勘違いから始まり、何往復か会話が進んで、えらいこっちゃになることもありますし。

何が問題なんでしょう?というのが、注目ポイントです。


2.【5W1H】って聞くと「あ、あれね」ってみんな思うでしょうが

同質の文化的バックグラウンドをもち、同じ言語を使う者同士でも、特定の言葉が意味することを、全く同じ認識で受け止めることは不可能でしょう。

だからこそ、合理的に「正しく伝える」ための基本ルールを思い出しましょう。そう、あれですよ、あれ。かの有名な【5W1H】です。もう聞き飽きたわ、って方もいらっしゃるかもしれませんけど、いやいやちょっとお待ちを。人間、そこまでめちゃくちゃ気にして生きてませんから(大半が)!

実際、【5W1H】そのものは理解していても、心して臨まない限りポイントもモレます。一度自分のチャットやメールのテキスト履歴を眺めてみてください。「あれ?」と思うところがあるはずです。

つまり、伝えるべき項目が抜けていたり、解釈の仕方が複数あるようなケース。これって実は、おなじみのDMの文面でも珍しくはないんです。皆さんもそういうDMを受け取ってしまった経験ありませんか?
私は、あります。たまに、いや、まあまああります。


例えばキャンペーン告知のDMの場合、キャンペーン名や内容、仕組みの説明、フロー等、紙面の掲載コンテンツも多岐にわたりますがなんともわかりにくい説明のDMに遭遇するとストレスでしかないですよね。
ココです!会話のすれ違いと同じ仕組みです。欲張りすぎてあれもこれもでわかりにくくなっているケースもありがち!
なんでも一気にやって、一気に結論を求めようとすると、結局は何も得られないという悲劇パターンです。

それこそDMであれば、「ABテストで探りつつ繰り返す」でもいいですし、「タイミングによって切り口を変えて継続する」という方法もあります。答えを急ぎ過ぎると、大切なことが伝わらないのも現実です。
焦るがあまり、基本の【5W1H】確認が及ばないことの弊害ですね。

こういうDMが最高!という絶対的な勝ちパターンや正解はありません。
ただ、トライした結果を分析し次に活かし、確実に成果につなげるためにも、基本を大切にして地道に続けることで正解に近付けるのは確かだと思います。同じDMでも、使い方でいろんな役割を果たすことができる、ということをお忘れなく!要は、活用の仕方次第ってことですね。


3.モデルオーディションでの出来事を思い出した!

いきなり何それ?って感じですが、おまけネタとしてちょこっと。

随分前のお話ですが、クライアント様と共に、モデルオーディションに立ち会ってモデル選定の対応をしていた時期がありました。彼女たち(主に女性が多かったので)はコンポジと呼ばれるプロフィールや仕事の経歴をわかりやすくまとめた資料を持参されるんですが、そこに写っている表情の数々は、「本当に同一人物なの?」というぐらい全く別の顔なのです。

クライアントや案件によって、表現したいことがそれぞれ違いますから、ヘアメイクとファッション、そこに表情が加わって、1人で何役も演じる感覚なのでしょう。Aさんというモデルは物理的には1人ですが、それぞれにふさわしいAさんとして輝きを放つわけです。数多く「正解」をもっているからこそ、底力があって強いんですよね。

そこから考えると、同じ商品でも、届けたい人それぞれの「正解」を発信できることが強さになります。「伝えること」の意味を、時々振り返る意味も大きいですよ、ということで、今回はこのへんで失礼致しますー!

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