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会社あそぶ場計画〜みんなゲーム化プロジェクト4〜

「みんなゲーム化プロジェクト」は、会社のすべてをゲーム的に楽しくデザインし、みんなが幸せに価値を生み出す集団になるプロジェクトです。

これまで事務ゼロプロジェクトでピーク時残業ゼロを達成して、閑散期の時間余りを有効活用するために、ゲーム制作の手法を使い、みんなのアイデアを対話させてアナログゲームを作る取り組みを行ってきました。

そして昨年は地元の中学生の職場体験を受け入れてゲーム制作をしてもらい、今年は地域通貨を使った職場体験を計画する中で、会社自体を子どもに対してオープンにしていきたいと考えるようになりました。

そこで思いついたのが「会社あそぶ場計画」です。

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「会社あそぶ場計画」とは

昨年一年で、会議室はカードゲームやボードゲーム部屋に変わり、ゲームのアイデアミーティングを毎朝30分朝礼代わりに行っています。

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この取り組みで、会議室はいつでも子どもに来て遊んでもらえる部屋に生まれ変わりました。

そしてこの時に、事務ゼロプロジェクトで不要になったスチール机やパソコンを廃棄したところ、エントランスの事務スペースも大半が何かに使えそうなスペースペースになりました。

「会社のエントランスを抜けたすぐのスペースが、あそべる場所になっていたら面白い!」

これが「会社あそぶ場計画」のはじまりです。

あそぶ場のための会社レイアウト

エントランスを抜けたら、そこは「あそぶ場」だった。

となるためには、まず今エントランスを製品出荷口と兼ねている動線から変更する必要があります。子どもがあそんでいる横を荷物が行き来していては危ないし、興ざめだからです。

まず着手したのは、出荷場の変更と台車通過用のバリアフリー化でした。(春までに実施予定)

次に現在にエントランスからすぐの事務スペースを引越しします。これは会社の歴史を辿ると2Fに事務スペースがあったことがあったそうで、もとの場所に移動する計画です。ついでに今まで使っていたスチール事務机を廃棄して、カフェテーブルにしてもいいかなと妄想を膨らませています。

会議室のリニューアルでも感じたことですが、オフィス用の机や椅子はとてもスペースを取るので、デジタル化やモバイル化が進めば備品も減り、カフェテーブルやスタッキングできる椅子など使うとスペースが有効活用できます。


昔の遊園地(遊具のある公園)のように!

私が小さかった頃、小学校から帰るとランドセルを家に投げ入れたら、家の前の通称"遊園地"=遊具付きの公園にダッシュして、夕暮れまで近所の子どもと世代を超えて遊び続けていました。

ところが最近は子どもが減ったことと、遊具自体もほとんど撤去されたことから、子どもが遊ぶ姿は見られなくなりました。

しかし、今親の立場になって"遊園地"のような地域の子どもが自主的に集まって、お互いに面倒を見ながらあそべる場は必要なのではないかと思うようになりました。ただ安全性は確保されなければいけないし、大人の目もあったほうがいい。

そう考えたとき、ふと会社の半分がそんな「あそぶ場」になったらどうだろうと思いつきました。

「会社は遊園地ではない」とはソニー創業者・盛田昭夫さんの言だそうですが、これは働く大人の話。近所の子どもが遊ぶ分には問題なしということで、なんだか楽しくなってきました。

地元岡山に好例があった!〜奈義町の「しごとコンビニ」を参考に〜

そんなわけで、仕事と子どもについて調べていたところ、地元岡山県の奈義町に子どもと一緒に働く「しごとコンビニ」という事例があることがわかりました。

「しごとコンビニ」は、地域の人のちょっと働きたいニーズと地元企業のちょっとやってほしいしごとを架け橋して、出来るだけやりたい仕事をマッチングする場をつくっています。

また子供連れでも働けるよう、みんなで子供を見守る仕組みや、しごととして元保育士さんに見てもらう日をつくるなど、色んな工夫がされています。

会社のある瀬戸内市牛窓町は、過疎で子どもは少ないですが、幸い会社の近くには保育園も開業医もあり、いろんな知恵は借りられそうです。

また遊園地的な役割の他に、昔近くにあった小さな図書館を兼ねた公民館のように、子供同士が勉強を静かに教えあったり、本を読んだり出来るスペースがあっても面白いかも知れません。

そんなことを考えていたら、大人も子どもも落ち着いて読書や仕事が出来るカフェスペースと、ボードゲームなどで自由に遊べるプレイスペースが併設されていると良い気がしてきました。

この「会社あそぶ場計画」がどうなっていくか今は見えませんが、とりあえずやってみたら面白いことになるのではという予感があります。

半年後、どんな会社になっているかとても楽しみです!

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