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JobTribesってこんなゲーム! ~PvPをesportsにする為の提言~


 こんにちは。たれべあです。全文無料で読めます。


 先日まで行われていたJobTribesのPvPイベントに参加し、5位で終わることができました。目標はEpicのDA(デジタルアート:課金カードみたいなもの)が貰える5位以内だったので、上出来と言えます。

 ぼくは無課金プレイヤーですが、サービス開始からJobTribesを始めて過去3回入賞し、今の総資産は19万DEP(仮想通貨の一種)程度、ドル換算で$1140ほどです。そこそこやってる方ですね。


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マイページにこんな感じで表示されます

 JobTribesは「遊んで稼げる」がウリのブロックチェーンゲームで、カード型バトルとでもいうのでしょうか。運営会社の代表は日本人ですが本社はマレーシア。PlayMiningという自社プラットホームを使って、自社ゲームの第二弾、Playmining Puzzle(面白かった)もリリースされています。

 日本の著名な漫画家やイラストレーターを起用していて、「サラリーマン金太郎の」本宮ひろ志や「桃鉄」の土居孝幸、最近はおっさん号泣な「サイレント・メビウス」麻宮騎亜のイラストカード販売が開始されました。制作は日本のゲーム会社が担当しているようで、完全日本語化されていてプレイしやすいです。

 「デジタル・リトグラフ」というような概念でカード販売をしており、NFTなのでずっと手元に残ります。興味のある方は一度触ってみてください。今でも普通に遊んでるだけでだいたい1ヶ月1000円程の仮想通貨(DEP)が貰えます

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最近桃鉄流行ってますね!

 今までJobTribesは完全に1人用のゲームで、いわゆるクリックゲーに近いものがありました。運営元のDEA社は対人戦モードを作ってesportsとして盛り上げよう!ということで、今回鳴り物入りPvPイベントをスタートさせました。上位賞品が豪華だったのでコアなプレイヤーは参加しましたが、α版とはいえ事前に懸念されていた不安点が解決されているとは、個人的には思えませんでした。

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サイレント・メビウスはオススメ漫画なので、未読ならぜひ!

 多くのブロックチェーンゲームが抱えている問題ですが、DAを販売するのが主要な収入源である現状として、高額なカードを持っているプレイヤーが強いゲームであることは回避しづらく、ここは仕方ありません。

 ただ、今のままだと対戦の面白さが低いので、もうちょっと戦略的な要素を増やす方向での調整が必要だと思います。なるべく低コストで、実現可能そうなものを提案したいと思います


問題点と解決案

1 強いカードに対抗できる手段が強いカードしかない

2 攻撃スキルが強すぎて、支援系スキルが意味をなしてない

3 強い人と当たると借金システムの関係でポイントが減る

4 石や砂などの強化素材が一切Dropしないので、勝てない人が参加する理由がない。


 1は、属性相性による効果で乗り越えたりできると、カードを出す順番なども結果に影響できそうです。が、今はDAレジェにDAコモンがスキルを打っても雀の涙ほどしかダメージが入りません。これは防御力が属性相性のボーナスより前に計算されていることに起因していそうです。これを逆にすれば、少なくても今よりはだいぶましになるでしょう。そもそも属性相性のボーナスを今よりも強化するのも良さそうです。

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外側が金色なものはDAで強化されている証拠。マジで強い。


 2については、攻撃スキルが強すぎるのが問題です。同程度のレアリティだと、単体高火力のスキル1発でお互い倒されかける、くらいのバランスなので、攻撃力や防御力を強化したり、ましてや回復なんてしている暇がありません。単純に攻撃スキルを今の半分くらいの威力にしてみるところから試したいですね。

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たった1回の全体攻撃で相手が全滅する

 余談ですが、特大ダメージなどのふわっとした表記は、三国志大戦やドラゴンボールヒーローズなどのアーケード系カードゲームでは一般的です。記載しているとカードのバランス調整をしたい時に問題になってしまうので、そうなっているのだと思います。JobTribesもカードを販売していて同じような感じなので、むしろ都合がいいですね。


 3は、PvPで勝利時に貰えるポイントが、通常10のところ借金状態だと4しか貰えないシステムが問題です。借金状態でもポイントが減らないようにするのもいいですが、初期金額を少し大きめにして、借金は無しにしてしまいしょう。そうすればレジェを出した時や強いスキルを打つにはコストが多く掛かり、より戦略性が増すのではないでしょうか。

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PvPモードには必要無さそう

 

 4はesportsとは全然関係ないですが、今回一番問題だった部分だと思います。折角のお披露目だったのですから、多くのユーザーでわいわいできるのが良かったはず。

 上位に賞品を集めたのはesportsを意識してのことだとは思いますが、各種素材を無しにしてしまっては、上位を目指さないユーザーはPvPモードをプレイしなくなります。結果PvPモードをやりたいプレイヤーも常にNPCと戦うような状態になってしまい、これではPvPですらありません。

 各種SNSなどでも要望が挙がっていましたが、まず素材を得られるようにする事と、ポイント到達報酬を用意したりするのも効果があると思います。



 さて、いかがだったでしょうか。

 esportsを名乗るのであれば、一定のルールの中で技術を競うものであって欲しいと思うのが昔ながらのゲーマーとしての想いです。

 まずここから始めてみてまだ歪みが出るようならば、いよいよもっと細かいカード調整をしていくことになるでしょう。

 もっとも、JobTribesは日本のプレイ人口よりも海外のほうが多く、海外勢がこのゲームを遊ぶ理由は物価の影響もあって、「仮想通貨が貰えるから」が一番多いらしいので、ゲームとしての完成度を求めているのは日本人だけなのかもしれません。

 最近行われた第1回 NFT Awards のPeople’s Choice賞をJobTribesのDA「アイドル」(イラストレーターは「マクロス」の美樹本晴彦)が受賞して、注目がされたようです。 

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 他にも不正アカウント使用者を一斉BANしたり、電子書籍取次大手メディアドゥと資本業務提携を締結するなど、いくつかのいいニュースが飛び込んできました。

 一方で給料日のレート減少、Playmining Puzzle賞金の減額、宝くじの一等賞も減額と、あまり嬉しくない出来事もあります。

 

 個人的には、流行りだからとesportsを大旗に掲げるよりは、それに十分耐えるゲームになるまで、地道に成長していって欲しいなと思っています。


 反響があれば今後もJobTribes関連の記事を書いていきますので、TwitterのリプやDM、Discordなどでお気軽にご意見ご感想などお願いします!

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以下何もありません。暇を潰せたという方はコーヒーご馳走してください笑

 

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