ことはゆう(藤咲一弥)

小説を途中半端にあげていたのを下ろしました。 他サイトであげていた小説などをちまちまあ…

ことはゆう(藤咲一弥)

小説を途中半端にあげていたのを下ろしました。 他サイトであげていた小説などをちまちまあげていく予定です。 よろしければ読んでくださると嬉しいです。

最近の記事

最終話:ハッピーエンドで終わらない?(お前の物語はまだまだ続くぞfrom神)

 私はあの事件が終わった後結果として四日ほど寝込む羽目になったが、その間学院が休校状態になっていたので特に問題はなかった。  学院が再開した後に、私達は皆とまた登校しはじめた。  生への憎しみもとい生の苦しみの事件はこれで終わった。  神様曰く本当に終わり、私の魔術が発動したから今後生まれてもすぐ浄化されるように世界が変化したそうだ。  まぁ、そんなとんでもない魔法を使ったんだから寝込んで当然かと思いなおす事にしたが、無理をしたのは事実なので全員に叱られた。  お仕置き

    • 第百五話:ラストバトルはかっこよく……終わらなかったよ……

      「エドガルドそちらは大丈夫ですか?」 『問題ない、ダンテそっちは?』 「大丈夫です」  私達は各地の封印の地へと向かい、生の苦しみを開放するための手順を確認しながら通信魔術で各自の安否を確認する。 ――精鋭部隊っていってたけど大丈夫かなぁ?――   『不安症だな、安心しろ、問題はない、襲われても対処してくれる』 ――そうでなかったら恨んでやるー― 『恨むな! 頼むから!』 『エリアです、目標の場所につきました』 『こちらクレメンテ、同じく』 『エドガルドだ、着いたぞ』 『

      • 第百四話:予想外の事態

        「さて、今日も翻訳の続きをしますか……」  皆への説明が終わって一週間後。  その日の講義が終わり、屋敷へと戻っている最中だった。 「ダンテ無理してませんよね?」 「してません――」  と答える前に、爆発音が聞こえた。  学院のすぐ近くからだった。 「フィレンツォ!!」 「はい!! エドガルド様とカルミネ様は皆様を早く屋敷へ!!」 「だが!!」 「お願いです、屋敷に戻ってください、嫌な予感がするのです!!」 「――分かった、行くぞ!!」  エドガルド達と別れて私はフィレン

        • 第百三話:やるべきことの判明~頼もしい愛しき者達~

           治安維持所の連絡が何故か学長経由で来た。 「ブルーノ学長、どうしたのです」 「ええ、治安維持所の方からの連絡に重要な内容が含まれていたので、私から話すべきかと思い」  屋敷にやってきた学長におかしな箇所はない、寧ろ真面目な雰囲気をまといすぎてて不安になる程だ。 「生への憎しみの封印を解こうとする輩がいます」 「?!」  寝耳に水な言葉に私は問いかける。 「待ってください、四つの封印は私がしなおしました」 「――『五つ目』の封印があるのです」 「……まさか」 「ダンテ殿下

        最終話:ハッピーエンドで終わらない?(お前の物語はまだまだ続くぞfrom神)

          第百二話できること、できないこと

          「……」  治安維持所のお偉いさんからの連絡を受けた私は頭を抱えた。  操られていた六人の中身――が見つかったのだが、その形状に頭を抱えることとなった。  俗にいうエロでよくある人格排泄のに似ている。  人型の胸像。 ――ふぁーーーーっく!!―― ――きるぜむ!!―― ――関係者全員覚悟しとけよ!!――    そして頭を抱える理由は、現在治安維持所にこの術を解呪して本人に戻す術を使えるものがいないこと。  私はそれができるようになっていることにある。  ちなみに、他に解

          第百二話できること、できないこと

          第百一話:あっという間に時はすぎ二年目~最初から不穏~

           無理に動いて「だったら私達を愛せ!」と言われて、全員と「愛し合う」のが終わり、そして私はフィレンツォにフルヴィオの事を共有した。  フィレンツォも独自で調査していたらしく、かなりきな臭いとのことだった。  ただ、こちらから派手な動きはできないので、向こうの出方を待つしかないとの事だった。 ――歯がゆいなぁ―― 『耐えるのも時には必要だ』 ――ぐむぅ――  神様に言われたなら仕方ない。  とりあえず無理のない範囲で、今できる事をしようと決めた。 ――……無理したらまた皆

          第百一話:あっという間に時はすぎ二年目~最初から不穏~

          第百話:最初の間違いに気づく

           突っかかってきたベネデットをあしらい、出待ちしていたフルヴィオを追い払いようやく屋敷に私達は戻ってきた。 「……はぁ、疲れました……」 「ダンテ様お休みください、無理をなさらず」 「いや、ちょっとそう言う訳にもいかないんだ」 ――誰にまで話せばいいんだ?――  妖精王と精霊王からの言葉を思い出しながら、誰にまで話せばいいか悩み始める。 『此処にいる全員に話せ』 ――マジすか―― 『本当だ』  神様の助言に私は従い口を開く。 「すみません、全員応接室に移動してください

          第百話:最初の間違いに気づく

          第九十九話:契約の証と爆弾発言

          「……」  やってきてしまった。  召喚基礎の講義の日が。  おかげで朝から憂鬱だった。  夢で―― 『明日あえるんだね! 楽しみにしているよ!』 『くれぐれもヘマをするなよ』  とか、散々好き勝手に騒がれたのだ。  夢見が悪いとはまさにこの事だ。  私はため息をついてから、ベッドから下りて着替え食堂へと向かう。  少し顔色が悪いのを皆に心配されたが、別に無理しているわけじゃないと正直に夢見が悪かったことを話した。  内容はさておき。  それで納得してくれたの

          第九十九話:契約の証と爆弾発言

          新年が明けて

          開けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 ゆっくりと行きたいですが、いずれ小説家に、作家になれたらなぁと思っております。 ですので、作品を読んでくださる方々嬉しい限りです。

          第九十八話:邪魔者との遭遇撃退、その後癒しの語らい

           長期休み――所謂夏休みも、あっという間に終わってしまった。  誰一人課題を提出しわすれる事はなかった。  まぁ、相変わらず私が最優秀者に選ばれて色々あったけども。  復活したメンタルが変な方向にポジティブで自尊心の強いあのベネデットに絡まれましたよ。  頼むから静かなままでいて欲しかった。  講義が明日から再開するという事で、私達は学院内を見て回っていた。  明日以降の講義は何処で何をするかというのを見て回る為だった。      そんな中ゴールドブロンドにエメラルドグリ

          第九十八話:邪魔者との遭遇撃退、その後癒しの語らい

          第九十七話:甘やかしたがる皆

           とある日、エドガルドが薬の件でしょげていたので慰めたら、若干搾り取られまくったと言っても過言ではないので、エドガルドとの行為の翌日、私はちょっとげそりとしていた。  エドガルドはつやつやとしていて元気だった。 ――漫画とかでよくある、受けがつやつやしてるのってこういう事か……――  と、黄昏る。 『まぁ、お前との性行為の場合お前との証持ち――伴侶と比翼副王はお前の体液をエネルギーとして吸収できるからな、そりゃそうなるわ』 ――マジですか―― 『マジだ』  神様から

          第九十七話:甘やかしたがる皆

          第九十六話:夏を満喫?! と思いきや……~花にたかる蟲~

           パサランが来てから一週間後のある日。 「泳ぎたい」  私は何故かそう思った。  泳ぎたくて仕方ないのだ。 ――でもここにそんな施設あるっけ?―― ――最悪の場合、あの施設にこもるのも手か――  なんて考えているとフィレンツォは答えた。 「ありますよ、そういう施設が」 「本当か?」 「はい、では皆様にもお声掛けいたしますね」 「うん、分かった。何か準備は――」 「しなくて結構です」  フィレンツォの言葉にしょんぼりしながらも、心の中ではうきうきしていた。  泳ぐための施

          第九十六話:夏を満喫?! と思いきや……~花にたかる蟲~

          第九十五話:祝いの品と不可思議な夢

          「あのですね、パサランを見てもふもふするのは構いませんが、私まで一緒にもふる……というか触るのは禁止です!!」  五人を正座させてお説教する。 「と言うかアルバートとカルミネはかなり悪意ありましたよね?! 私の股間を触って!!」 「あれま、バレてたか」 「やはりバレてたか」 「分かるに決まってます!!」  勃起しなかった私は偉いと思う。 「あの子は私達を癒すために贈られた子なのです。分かったら次はそういう事はしないでください、いいですね!!」 「「「「「はい……」」」」」  

          第九十五話:祝いの品と不可思議な夢

          第九十四話:心の中で絶叫すれども、神様は来ず、私は四人の対応に悪戦苦闘するのであった

           エリアと優しくまぐわった結果、エリアを羨ましがった四人にも求められた。 「……ドウシテコウナッタ」  四日続けて搾り取られて私はベッドにぐったりと倒れ込んでいた。 「癒しが欲しい……誰か癒しを……」  そう思っていると、勢いよく扉が開いた。 「ダンテ様お疲れの所失礼いたします」 「フィレンツォ何の用だ……」  私はげっそりとした顔をフィレンツォに向ける。 「その……ダンテ様に婚約祝いの品が」 「は? 結婚祝いじゃなくて? というか誰からだ?」 「……四大守護者から……」 「

          第九十四話:心の中で絶叫すれども、神様は来ず、私は四人の対応に悪戦苦闘するのであった

          第九十三話:私は私、私だからすること、できること

          「はぁ――……」 『此処に来るなりため息か、まぁ仕方ないがな』 「いや、今更だけど、私ダンテに転生したというか成り代わったというかだから……」 『そんな事を気にしているのか』 「いや、気にしますよ」  神様の発言に私は重い息を吐く。 『異世界への転生をお前に話したであろう、最初にな』 「ええ……確か」 『こうは思わないか、幸せになるなら「来世」でと言わないのかと』 「⁇」  神様の言っている事が良く分からない。 『つまり、世界は無数に存在する、だから人は本来の道とは異なる事態

          第九十三話:私は私、私だからすること、できること

          第九十二話:原因発見と私について

           屋敷に戻り、自室でゆっくりと本を読む時間を私は楽しんでいた。  正直ここ最近忙しかったし、昨日は色々あったしで割と疲れている。  本を閉じてベッドに横になる。 「よし、寝よう!!」  疲れているなら休むに限る。  学習は少しずつしているので私は目を閉じた。 『まぁ、確かに学習はしてるな』 「なんですかその不穏な言い方は」  神様の発言に私はげんなりする。 『まぁ、そのなんだ。お前特有のハーレムルートという奴か? それだからまぁ、色々あるぞ』 「ちょっと神様ー!! 不穏発

          第九十二話:原因発見と私について