今私は毎日，あらゆる題材･あらゆる駄洒落･あらゆるオチを"獲りに"いっています。それらを小噺にしてNFT化することによってです

小噺をNFT化したものはこちらで販売しています。丁度一四〇文字の短い落語の一覧はこちらから。｢この取り組みになんの意味があるのか｣についてはこちらの記事をご覧ください

問題は，そのNFTの価値をどうやって上げていくかです。価値を確実に上げる方法が分かれば，そのNFTは売れます。小噺NFTの強みは，購入者がそれを｢使うことができる｣という点です。使い方次第では，購入者自らがその価値を上げ，その上で二次販売することもできます。｢自分で価値を上げて売れる｣というのは，かなり魅力的なことだと思います

これができれば，作者にとっても購入者にとってもかなりのメリットがあります。作家はネタを書き続けることができ，演者はネタを(結果的に)安価で手に入れることができます。これができれば，落語や小噺だけでなくあらゆる台本の新しい販売ルートが開け，｢台本では本のような印税収入が得られない｣という問題も解決できるかもしれません

小噺NFTの価値を上げる4つの方法

落語NFTの小噺はすべてフリー台本です。以下の4つの方法で，できるだけけ多くの方に使ってもらうことで価値を上げることができるからです

❶小噺を演じる

購入者自らが演じる：購入したネタを演じれば演じるほど，小噺NFTの価値を上げることにつながります。｢価値を上げて売る｣もしくは｢売るために価値を上げる｣というのも，演じる際の一つのモチベーションになると思います

購入者以外の人が演じる：購入しないと正式なオチは分からないようになっていますが，だいたい予想はつくと思います。購入せず，予想したオチでその小噺を演じていただいても一向にかまいません。それによって元の小噺NFTの価値が上がる可能性があるからです。オチを間違えて演じても，それはそれでおもしろいと思います

❷小噺を落語や漫才やコントにする

小噺NFTは，｢ネタのアイデア｣としてもお使いいただけます。｢ネタのアイデアがほしい｣と思っている方は大勢います。｢なんかいいアイデアないかな〜｣と思ったときには｢小噺一覧｣をご覧ください。この場合も，小噺NFTは購入してもしなくてもどちらでも大丈夫です。アイデアとして使っていただければ，元の小噺NFTの価値も上がる可能性が高まるからです

❸オチだけ使う

｢いいネタができたけどオチが思いつかない。オチが弱い｣という場合にも｢小噺一覧｣をご覧いただき，オチだけ使っていただいてかまいません。小噺は基本強めで綺麗なオチが多いので，結構使えると思います。強いオチを考えるというのはかなり大変な作業ですから，ぜひご活用ください。この場合も，小噺NFTは購入してもしなくてもどちらでも大丈夫です

❹小噺を贈る

｢演者ではないので自分では小噺NFTを使いようがない｣という方でも，自分の好きな芸人にプレゼントして演じてもらい，小噺NFTの価値を上げるという方法があります。小噺NFTの価値が上がれば，このような形でファンの方がネタに関わることもできるようになるかもしません

今はまだ笑いとNFTの親和性を
模索している時期

落語界や笑いの世界にも遅かれ早かれNFTの波が来ると思いますが，今はまだ笑いとNFTの親和性を模索している時期です。｢人気芸人のNFTが売れる｣とかそういう話ではなく，これが｢笑い｣をNFTとして販売する新たな道となる可能性は十分にあると思います

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