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迎春です/Spotifyへの愚痴/2024年も宜しくお願い申し上げます

 迎春です。恥ずかしいぐらいわかりやすく、頑張って年明けからnoteを書いています。今年こそは、つぶやき程度の内容もさしたるオチのないものも、平気で書くことを心がけるんだ。読んだ本のこと、聴いた音楽のことなどなど、のびのび書いていきます。おれは何回書くんだろうか、この決意表明を。ともあれ、2024年もよろしくお願い申し上げます。


 ふつう、こうしたことは元旦に書くものだけど、能登での地震に、さすがに手が止まってしまった。被災された皆様のご無事と回復をお祈りいたします。

 東京もゆっくりと、しかしかなり長い間揺れていた。
 テレビで状況を伝えていたアナウンサーの語調が、津波警報が出た瞬間、即座に避難を促す強いものに変わった。それも含めた画面内の情報の圧におされて、すぐに情報源をラジオに切り替えてしまったけれど、危険の迫る場所でこれを観ていたなら、ラジオを引っ掴んで即座に避難も始めていたろうなと思う。自分の中でも数年来テーマになっている伝達の強弱や言葉の硬軟について、正月からまた少し考えている。


 一日遡って、大晦日の夜は、目では紅白を観ながら耳はSpotifyに集中し、このプレイリストを作っていた。

 Spotifyの年間まとめを楽しみにしていたのに、2023年はDaily Mixで遊びすぎた弊害で、アルゴリズムにうまく乗っかってMixに頻出した曲、必ずしも自分で好んで聴いたわけでもない曲の上位ランクインを許し、パーソナルなリストとしてはだいぶしょっぱい出来になってしまった。すごく悔しかったので、自分なりにマイライブラリの中から選んでリストを編んでみた次第。
 ライブラリに保存していた2023年(11月まで)の新譜からピックアップして、作品名順に並べている。ベストってわけではなく、なんなら自分自身そこまで聴き込めてないものも多いんだけれども、2023年の記録としてチョイスしたアルバム(とちょっぴりEP)計112枚。新年はこれらをシャッフル再生して過ごしています。


 で、これは、そのしょっぱい出来になった2023年のSpotifyまとめを、公開できるように自作リストに写したもの。
 知らない音楽に少しでも多く触れたいので、〝広く浅く聴く〟というスタンスで日々見識を広げているわけだけれども、そういう使い方をしていると、結局その中でもちょっとだけ多めに聴いた定番どころが再生上位を占めるようになってくる。このリストでいうと、再生数1位のプリファブ・スプラウトもそうだし、キンクス、ELO、XTC、トッド・ラングレン、アラン・パーソンズ、スクイーズ、サザンオールスターズ、このあたりが自分内のド定番。
 そうなっちゃうこと自体は別に良くて、こうした定番曲の中に混じって、その年ならではの曲がポツポツ入ってくるというバランスが楽しいんだけど、先述のとおり、2023年はDaily Mixを重用しすぎた影響で、アルゴリズムに激推しされた曲にその席をかなり埋められてしまった。
 アンビエント/エレクトロニック/クラシカルのMixを好んで聴いていたのは事実なので、その結果が反映されているといえばそうなんだが、でも、それぞれの曲に、ランクの高さほどの思い入れはないのだ、申し訳ないことに。
 特にエイフェックス・ツインのFingerbibはあまりにも、あんまりにもMixに頻出するもんだから、途中から、こういう結果になることを危惧して聴取を避けるようにすらなった。しかし、Mixリストの中に例のニヤケたジャケがないか警戒している間に、こちらのセキュリティをかいくぐったボーズ・オブ・カナダらが再生数を稼ぎ、まんまと上位を征服されてしまった格好。ちくしょう、リチャード・D・ジェイムスは囮だったのか……。

/ おれにかまわず先に行け! \

 しれっとランキングの中盤に滑り込んでいるSminoやmonte bookerにいたっては正直2023年に聴いた覚えがあまりない。こっそりとヒップホップMixで常連曲になっていたものと思われる。ただその、アンビエントならいざ知らず、ヒップホップの曲に再生数を積み上げられてることに気付かないってのは、そもそもボーっと聴きすぎているんじゃないのか、という気もする……。


 斯様に、Mix頼りになってしまった反省はあるけれど、そうはいっても、自分のセンスだけだと聴ける範囲に限界がある。以降も引き続き、付き合い方を測りながら、Spotifyのレコメンド機能各種を活用してはいる。
 また、今年の年末はもうちょっと最新曲が強いランキングを目指したいし、自分でももう少し精選した年間ベストを編んでみたいので、12月からは気になった新譜を漫然とライブラリに入れていくんじゃなく、プレイリストで記録をとり始めています。

 ちなみに先月のベストは、年末ギリギリに滑り込んできたMoment Joon&Fisongの新作。ちょっと格が違った。これはApple Musicも貼っておこう。


 こんな感じで、字数制限のないTwitterみたいな使い方も積極的にしていきますので、ひとつよしなにお願いいたします。

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