マガジンのカバー画像

ムズカシイを分かりやすく解説

6
専門的で難しい技術や取り組みをやさしく解説していくコーナーです
運営しているクリエイター

記事一覧

「降りたい」ところに降りる探査へ!「SLIM」のピンポイント月面着陸の成功を支える富士通の取り組み

こんにちは。富士通 広報きくちです。 2024年1月20日未明に、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)様の無人探査機「SLIM (Smart Lander for Investigating Moon)」が日本初の月面着陸に成功したというニュースをご覧いただいた方も多いかと思います。「SLIM」は、着陸目標地点との誤差100メートル以内で月面着陸する世界初の「ピンポイント着陸」に成功しています。富士通はこれまで様々な宇宙開発に携わっており(詳しくは記事の最後

3か月試してわかった、Copilot for Microsoft 365の実力とユースケース

こんにちは、富士通で生成AI推進を担当している淺間です。 生成AIの業務利用において、非常に注目されているMicrosoft社の「Microsoft Copilot for Microsoft 365」(以下、Copilot for Microsoft 365)をご存じでしょうか。Teams、PowerPoint、 Outlookなど、おなじみのMicrosoftアプリケーションに生成AIを導入する強力なサービスとして話題です。 Copilot(コパイロット、飛行機の副操縦

実はもう数年後!? 量子コンピュータ時代の到来に備えよ

量子力学の法則を利用して、複雑で大量の計算を高速処理できると期待される量子コンピュータ。2019年に、Googleが量子超越性を実証(量子コンピュータの計算能力が従来のコンピュータが到達しえない能力を持つことを実証)したことを契機に、研究開発が加速しています。まだだいぶ先の未来と思われていた量子コンピュータ時代は、実はすぐそこに来ています。 量子コンピュータ時代の到来に備えて、今、企業は何をするべきでしょうか。富士通でテクノロジーマーケティングを担当している羽野が、同社の

その情報、信じて本当に大丈夫?!  ~富士通と慶應義塾大学が研究しているTrustable Internet(信頼できるインターネット)が正しい情報の見極めを支援します~

こんにちは。富士通 広報note編集部です。 私たちの生活は、今や「食べる、寝る、インターネットを使う」で成り立っていると言っても過言ではないほどに、インターネットは生活に欠かせない存在となっています。 一方で、インターネットには、意図的に誤った内容を含む偽情報や、確からしさが検証できないデータも数多く存在しており、フェイクニュースによる経済損失は年間780億ドル(約10兆円)に達する※とも言われています。 ※THE ECONOMIC COST OF BAD ACTORS

乗りたい未来をクロスインダストリーでつくる。テクノロジー企業として富士通がJapan Mobility Show 2023に出展!

「乗りたい未来」と聞くと、宇宙旅行や空飛ぶ車を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。 2023年10月26日から11月5日までの期間に開催されたJapan Mobility Show 2023では、(株)SUBARUが「空飛ぶ車」とも呼ばれる電動モーターとバッテリーで駆動する電動垂直離着陸機(eVTOL、イーブイトール)の試作機「エアモビリティ コンセプト」を、また、宇宙旅行の実用化で話題となったスタートアップ企業の(株)岩谷技研が宇宙遊覧の2人乗りキャビンを公開する

Fujitsu Research Portalで検証してみた

富士通研究所では、簡単なユーザー登録だけで、どなたでも富士通の最新技術を体験できるウェブサイトFujitsu Research Portalを一般公開しています。ユーザー登録の詳細は、こちらの記事をご参照ください。 今回はその中から、もっともらしいけど正しくない説明を検出するハルシネーション検出技術をご紹介します。ChatGPTなどの対話型生成AIを使っているときに、もっともらしい嘘をつかれたことはありませんか?例えば以下の例を見てみましょう。 まずはこちらの例を参考に、