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お金がないことよりも草刈機を使えないことが恥ずかしい世界

日本最大の観光ガイドエージェンシー『Japan Guide Agency』を運営する、JGA株式会社 代表の藤原です。JGAでは「あらゆる体験をすべての人に」をパーパス(目的・存在意義)に掲げ、全国で訪日外国人向けプライベートガイドツアーを催行しています。

令和6年能登半島地震で被災された皆さまにお見舞い申し上げます。

大切にされる価値観は暮らす場所やコミュニティで変化するというお話。


お金がないことよりも草刈機を使えないことが恥ずかしい

先日、高知・四万十で過ごした日々についての記事をPostしました。

四万十にいた3年間で、お金に関する劣等感は感じませんでした。でも、それ以外の面ではできないことだらけ、知らないことだらけの自分に日々劣等感を感じました。

例えば、四万十に行ったばかりの自分は薪割りをしたことがなく、火の起こし方もよくわかっていませんでした。野菜をつくったことも田んぼ仕事をしたこともありません。山菜の採り方はもちろん、食べ方や保存の仕方など知らないことだらけ。田舎では必需品の草刈り機も使ったことがなく、草刈り機を動かすための混合燃料にいたってはその存在すら知りませんでした。

混合燃料:ガソリンとエンジンオイルを混ぜた燃料。 主に2サイクルオイルエンジンに用いられる。

農作業中、軽トラ動かしてくれ~といわれて運転席に座ってみたら、教習所以来15年ぶりのミッション車で盛大にエンストかましたこともありました。

自然との距離が近い四万十ではみんながあたり前にできることが僕はできず、誰もが知っていることを知らなかったのです。

四万十に移り住んだ当初は、生きていく能力のようなものが著しく欠けている自分を恥じ、焦り、劣等感を感じました。

価値観は単一ではない

東京にいたころの自分は、売上が伸びないことやお金がなくなっていくことを恥ずかしいと思っていました。

でも、四万十で出会ったのはお金がないことよりも草刈機を使えないことのほうが恥ずかしい世界でした。お金をもっている人よりも炭焼き技術をもっている人が尊敬される世界がそこには存在していたのです。

経済中心の価値観にどっぷり浸かっていた自分は、従来とはまったく異なる価値尺度が存在していたことに衝撃をうけました。

属する社会を変えたら価値観も変わる

四万十での日々は、ひとの価値観が時代や場所、属する社会や立場に応じて変化することを教えてくれました。

もしも息苦しさを感じている人がいたら、暮らす場所やコミュニティを変えてみることをおすすめしています。属する社会を変えてみたら、よりフィットする価値観と仲間に出会えるかもしれません。


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社名:JGA株式会社
静岡県知事登録旅行業 第2-706号
本社:静岡県静岡市清水区江尻東2-67-3
設立:2013年
​資本金:1,000万円
代表取締役:藤原 一成

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