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Sports X Crypto(3)(スポーツ X 仮想通貨)

ブロックチェーン技術は、多くの業界でビジネスプロセスに組み込まれていますが、最近になって、ブロックチェーン企業がこの破壊的な技術をスポーツ業界に導入し始めています。

ブロックチェーン技術は、世界中の産業界に新たなレベルの信頼性と透明性をもたらすために、ビジネスプロセスに統合されつつあります。この先進的かつ若いテクノロジーは、金融、保険、ヘルスケア、海運、サプライチェーン、物流、エネルギー分野など、多くの分野ですでに変革が起きています。しかし、最近になって、ブロックチェーン企業がこの破壊的な技術をスポーツ業界に導入し始めています。

Chris Rowell博士資料参照

では、ブロックチェーンとは何なのでしょうか?

ブロックチェーンはスポーツ業界にどのように役立つのか?

ブロックチェーンは、暗号通貨やNFTを超えるものです。ブロックチェーンは、アスリートのエンパワーメントに役立ち、スポーツ空間においてより速く、より安く、新しい種類の契約や取引を可能にする、ユニークなデジタルトラストアーキテクチャなのです。暗号通貨やNFTのような新しい種類のデジタル資産は、その一例です。選手のアイデンティティ、データ、契約もその一例です。

これらをまとめると、ブロックチェーンが(他のテクノロジーと組み合わせて)スポーツ業界に価値を生み出す機会は、かなり深いものがあります。例えば、取引コストの削減、仲介の範囲の変更、NFTの新しい市場の創出、選手やチームのデータ管理の強化、契約書支払いの自動化などが挙げられます。

スポーツ選手が、条件を満たしたときに自動的に実行されるデジタル契約に署名し、自分のデジタル肖像権の権利を管理し、これが広告やゲームに使用されたときに(本人の許可を得て)自動的に支払われ、自分の最高のプレーのデジタル収集品(サイン入りジャージのデジタル版)を限定数で発行したり、プレーヤーのキャリアにおける「株式」を表すトークンを多数販売し、ファンが選手へ資金投資し、選手が成功すると(自動的にデジタルウォレットに支払われる)リターンが得られる様なことが可能となります。

今後5年間、スポーツ界におけるブロックチェーンの活用について、どのように予測がされるのか?

上記のようなことが定着し始め、ブロックチェーンは人々が憶測で話されるものではなく、私たちの生活の中でより「普通の」ものになっていくと思います。 中央銀行は、ブロックチェーン(または類似の技術)を使ってデジタル通貨の実証実験を開始ししています。政府や企業は、市民のID情報やその他の個人的なクレデンシャルを保護するためにブロックチェーンに注目しています(個人情報に対する市民のコントロールとプライバシーをはるかに向上させることができます)。同時に、NFTやデジタル収集品の新しい市場や、まだ思いもつかないような新しいビジネスモデルや資金調達モデルが継続的に成長することが予想されます。ブロックチェーンは、インターネットの初期と同様、この新しい空間でどのようなビジネスモデルが機能するのか、企業はどのような姿であるべきか(あるいは存在する必要があるのか)、まだ解明されていない興味深い時期なのです。今後数年間は、興味深い新しいものが見られると思います。

ブロックチェーンについて、最もエキサイティングなことは何ですか?

ブロックチェーンの可能性には、過去20年間で限られた少数の大組織が、オンライン空間で勝ち取った力を取り戻すのに役立つのではないかと期待しています。ブロックチェーンは、アスリートであれその他の個人であれ、個人情報のコントロールやプライバシー、デジタル資産の作成など、取引能力を高め人々に力を与える可能性を秘めているのです。もちろん、特定の企業や政府がブロックチェーン技術に介入して、さらに大きな支配力を得ようとすることも考えられますし、現在多くの企業がそれを試みています(例えば、Libraプロジェクトを展開するFacebookなど)。しかし、私はブロックチェーンを利用して、より公正で公平なデジタル世界に向かうことができると期待しています。私たちにとって重要なのは、何が可能かを今強く意識し、透明性、説明責任、そしてアクセスと競争を促進するオープンスタンダードを推進するユースケースを提唱することです。

2022年3月1日 & 3月15日のブログから引き続きSports X Cryptoのご紹介でした。
次回は、ブロックチェーンとアスリートの関係性に付いて投稿します。

#lifeisgood #Sportscrypto #Sportsfintech

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