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PMSという悪魔

悪魔は毎月やってくる。PMSーー月経前症候群。ヤツに取り憑かれたら最後、人が変わったようにイライラが止まらない。

だんなの些細な一言や、行動に神経が逆撫でられ、語気が強くなる。

夫「あ、わざわざのパンまだあったんだ」
私「明日、私が食べるから」
夫「え?今から食べる?」
私「だから、明日食べるっていってんじゃん!」

冗談が通じないのだ。流せないし、いちいちつっかかり、言い返してしまう。

また、家事を手伝ってくれているのに、自分がやろうとした手順じゃなかったりすると、著しく怒りが沸き、発狂してしまう。

挙句、泣きわめく。モノを投げる。壁を蹴る。ひとしきり爆発した後、自己嫌悪でだんなに謝りながらまた泣く。自分なんか消えてしまえばいいのにとまで思う。もはやカオス。

この状態で外界に自分を放つのは非常に危険である。正直、仕事にならないので、特にひどい日は仕事を休むようにしている。

そして外界との接触を断ち、ただひたすら惰眠を貪るのだ。実際、仕事に行っても、思考が働かないため、生産性が著しく低い。それなら、休んで寝ているに限る。

ちなみに我が家では悪魔のことを「ぴー」と呼んでいるのだが、身体的苦痛としては、「ひどい頭痛」「ヤル気ゼロの倦怠感」、そして「圧倒的な眠気」の三本である。

こんな状態が1週間続く。そしてその後約1週間の「ちー」がやってくる。およそ月の半分はぴーだのちーだので不調の中、ぶっちゃけアクティブな予定を立てるのは難しい。予定していた外出は流れる。その度に、だんなに申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

恐らくこのしんどさは男性にはあまりわからないし、女性でも軽い人にはわからないだろう。でもこれは障害や病気もきっと同じで、他人にはその程度も悩みも痛みもしんどさもわからないものなんだろう。

他人の辛さは所詮わからない。でも別に無理してわからなくてもいいと思う。ただ、相手を労わったり、思いやったりすればいい。

夕飯は頑張って私が作った。野菜の日にちなんで、野菜のおかず祭り。

片付けはだんながやってくれた。ありがたい。そして今は眠気をこらえながら、これを書いている(連続更新記録に挑戦してるからね)。

というわけで、やることやったから(笑)、悪魔と戦わず今日はもう寝ます。

#ひとりごと

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