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浅田麻衣子(深田萌絵) 藤井一良 1,000万円分割返済遅延時のやり取り内容

浅田麻衣子 藤井一良 1,000万円分割返済遅延時のやり取り内容
平成25年(ワ)第31235号、平成27年(ワ)第2695号
浅田=深田萌絵(Revatron株式会社 代表取締役 浅田麻衣子)
藤井=藤井一良(alpha it system社 代表取締役)
経理=alpha it system社 経理担当

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浅田・藤井・経理:「よろしくお願いします。」
藤井:「すみません、土曜日に。」
浅田:「あ、ううん、どうせ仕事しているから大丈夫。」
藤井:「そうですか。次が3時でしたっけ?」
浅田:「うん、3時にここに。」
藤井:「ここですか?最悪ギリギリまで大丈夫ってこと?」
浅田:「大丈夫、大丈夫。」
藤井:「分かりました。」
浅田:「株主が来るの。」
藤井:「そうですか。なるほど。レバトロンのですか?」
浅田:「そう。」
藤井:「今日、お時間を頂いた理由なんですけど、前回ジェイソンさんが最後に、まぁ我々が話している途中にジェイソンさんが入ってきて、色々ガーッと言ってたじゃないですか。その内容って後で共有されてますか?」
浅田:「え?なに?ちゃんとはよく聞いていないんだけど。40分くらいジェイソン喋っていたよね。」
藤井:「そうですね、ガーッと言われて」
浅田:「説明」
藤井:「返す暇もなくずっと説明されて、タイムリミットだったんで出ちゃったんですけど。」
浅田:「う~ん、何か藤井くんに決めてもらうって言ってて。」
藤井:「そうです、最後はもう選択肢は2つでどっちか選べと。」
浅田:「藤井くんに決めてって感じだったけど。」
藤井:「そうですね。」
浅田:「でも、多分、ジェイソンは極端なんでそれじゃダメよね、と思うんだよね。それで藤井くんの意見を先に聞きたいと思うんだ。」
藤井:「率直に言うとジェイソンさんの二択にはカチンと来ているワケです。」
浅田:「何と何って言われたの?」
藤井:「前置きとかは置いておき、つまり選択肢が『株に転換する』と、すぐにそれは調整できる。増資とかの最後のアレですぐに出来る、と。それが選択肢その①。そして選択肢その②が、売ってくれればそこから返せるんだけどね。」
浅田:「あー、売上から。」
藤井:「それ以外はないと。」
浅田:「うーん」
藤井:「でむしろ、返せないのは『協力しないあんた(藤井)が悪い』と。」
浅田:「すみません、本当に。」
藤井:「協力しないで色々遅くなっているのは藤井くんが入んないからだ、と。小林さんの営業が遅いのはあんたがいないからだと。言い方についてはあるにしてもそういう意味なんですよ。私としてはちょっといただけない内容にはなる。」
浅田:「そうですよねぇ。」
藤井:「いただけないですよねぇ、というところから今日の話は始まります。」
浅田:「う~ん」
藤井:「その日にそれを言おうと思って電話を2、3回かけたのですが。」
浅田:「私に?電話してくれた?」
藤井:「そうです。その日の夜になんか酔っ払ってって対応出来ないんだよねって言われて。」
浅田:「あー、そうそう。あの後だったのね。」
藤井:「大切なお知らせですのでなるべく早いうちに浅田さんにお話しておかないと、と思いまして。」
浅田:「実は株転(株式転換)の話はこれは実は良い話で、今、プライベート・エクイティーのDGIグループの人が今入ってくれていて、今契約書の用意もしていて、今シリーズAで、フェーズで言うとフェーズⅠなんですよ。スタートアップの時期で。で、これから今から半年かけて、彼は小さいポーションで合計1000万円ほどを投資してくれることになるのですけど。ステップバイステップなんですよね、ちょっとずつ。ウチのパーンべートっていうのが大体月々100~120万円くらいなんで、月々の経費諸々を含めて交通費によって変動するんですけども。それがまかなえるくらいをちょっとずつ入れてくれると思う。」
藤井:「うーん。」
浅田:「で、彼、プライベート・エクイティーなんで、あの、ベンチャーって最初にエンジェルが入って、次のステージで次の投資家が入ってくるんですよね。ここで、最初のエンジェルが持っているポーションを次の株主が買い上げるんですよ。今、ウチってこのファーストステージで、この辺まで来ているわけです。で、これあと半年くらいで次のセカンドステージに入るんだけど、その際に今の株式投資家さんが買い上げてくれて、その話をこの後も株主さんに、次いらっしゃるんだけど、しなきゃならないんだけど。今、株価5万円なんだけど、次は10万~20万円くらいの間でやりましょう、という話になっているんだよね。株式転換の話は実はそんなに悪くない話なんだよね。」
藤井:「なるほど。」
浅田:「で、ジェイソンの言い方はすごい悪いし、あの人はファイナンスの人間ではないから言い方が悪かった。ゆるっとしたイメージの話しか出来ないからね。これが大体の話。」
藤井:「これが背景にあるのは分かりました。」
浅田:「13年の4月以降の話になると思います。」
藤井:「来年の4月ということですね。」
浅田:「なぜかと言うと二期目が、これは日本の会計年度で今のお取引先の会計年度が変わると『ウチの今、こういうのどうですか?』って言っている提案のところが、来期の予算で入ってくるところが何件かある。そうなるとセカンドステージに入れる、っていう。」
藤井:「はい」
浅田:「だからそういうタイミングで10~20万円の間で今の既存の株主から株を買い上げますよ。っていう話なの。」
藤井:「なるほど。で、その、買ってくれるのがDCIグループ?」
浅田:「DGA?あ、ちょっと待って。」
藤井:「買ってくれるのが・・・」
浅田:「デイビーラウ、デイビーラウっていうの。DCIグループといって、デイビーラウという香港人の投資家。」
経理:「投資家さんなんですか?」
浅田:「そう、投資家なの、プライベート・エクイティーと言って。」
藤井:「個人投資家なんですか?プライベートって何のプライベート?」
浅田:「プライベート・エクイティーって分かる?プライベート・エクイティーっていうのは、ベンチャーキャピタルってベンチャー企業にちょっとずつ5~10%投資するじゃない?プライベート・エクイティーはマジョリティーを取ってくるんですよね。20~30%取ってくる。今、メールがあるのでちょっと待ってね。普段、デイビーデイビーって言っているから。DGLグループだ。DGLグループはシンガポールの法人なんだけど、登記はBVIね。」
経理:「入る予定って、いつごろ入られるんですか?交渉次第とおっしゃっていますが。もう入っていらっしゃる?」
浅田:「今、書類出しているから来週には入るはず。今月末にシンガポールにいくの。」
経理:「まぁ、大変ですねぇ。」
浅田:「デイビーラウで引いてくれれば出てくるんだけど、そのデイビーラウって人はハイソフトっていう先日ナスダックで上場した会社役員をやっているんだけど、そこに投資しているの。ここのDGLがファーストステージの最後の投資家として入ってくれることに。ジェイソンのことだから今すぐ株式転換しろみたいなことを言っていると思うんだけど、そうではなくて、ちょっと後出しジャンケン的なんだけど、3月末まで待ってもらって、確実にDGLがセカンドステージに行こうという時に株式転換して買い上げてもらった方が実は確実だと思う。」
藤井:「では今、DGLグループと順調に商談というか投資の、しかも大きなマジェットで、ということですね。」
浅田:「そうですね。ファーストステージは小さいポーションだけど、セカンドステージはそれなりに大きいお金が入ってくる。」
藤井:「今、それってどのくらいの規模で交渉されていますか?」
浅田「セカンドステージですか?」
藤井:「3月末と言っている時。」
浅田:「まだ、そこまで詳しいことは話していない。」
藤井:「1000万円なのか一億なのか。」
浅田:「ここからここまでは1000万円で、3~4回に分けて入れてもらう。こっちはまだで、今ジェイソンが交渉しているとこなんだけど。今金額は。実は今、事業計画を再作成中していて、いくら要るのか見積もりを出し直しているところ。」

【10:00】

藤井:「3月の時点の金額は未定で、ファーストステージでは1000万円と話し中?」
浅田:「いや、最初の500万円はもう入ってる。」
藤井:「そうなんですか。なるほど。それは株ですよね?投資してもらうかわりに株を何株か、ということですよね?」
浅田:「そう、100株×5万円」
藤井:「100株を売るということですね。」
浅田:「そうね、新株発行。」
藤井:「新株、そうなんですね。分かりました。」
浅田:「ウチ(レバトロン社)は今、8360株の株式が発行済みで。」
藤井:「浅田さんも持っていらっしゃる?」
浅田:「あ、私が400株持ってて、細かい数字は間違っているかもなんだけど、ジェイソンが7600株、私が400株持っていて、この後来る石井さんっていう元KDDIのエンジニアで今、エンジェル投資をしていて40社くらいに投資している人なんだけど、この人が100株、100株だと計算合っているかな?小林社長が、これがコーセーって会社御存知ですか?化粧品のコーセーの子会社のアルビオンって御存知ですか?」
経理:「はい。」
浅田:「アルビオンの社長さんなんですよ。」
藤井:「ふーん」
浅田:「コーセーって一族経営でコーセーとかアルビオンってあれ全部親戚なの。」
藤井:「なるほど。」
経理:「人気の化粧水よ。」
藤井:「うん、聞いたことある。」
浅田:「コーセーの全体の経常利益の半分はアルビオンなの。アルビオンの売上が600~800億なんだけど、コーセーの利益の半分はアルビオンなの。あ、ちがうわ。石井さんが200株で小林社長が160株だ。」
藤井:「それなら数字が合いますね。なるほど。」
経理:「1000万円を株式転換しないか?という話を社長(ジェイソン氏)が持ってきたってことだよね?」
藤井:「こういう背景があって、1000万円を200株にしないか、ということなんですね。」
浅田:「そうなんですよ。」
藤井:「200株を新株発行する。」
浅田:「そうそう、デッドエクイティスワップをしていただいて、それで今額面5万円なので、5万円でスワップしていただいて、200株発行はいかがですか?っていう話をかなりちょっとああいう性格なんで、」
経理:「結果だけ言って。」
浅田:「結果だけ言って、」
経理:「結果だけ言って、株式転換しようよって話だったんですね。」
浅田:「ただ、本当ごめんなさいね。」
経理:「いえ、それは全然。今日事情が聞けると思っていたので。」
浅田:「いろんな方からお叱りを受けていて。今、ウチの会社の技術顧問をしている人が、元古河ネットマテリアルっていう、東芝セラミックをバイアウトした元東芝のCTOの方で、おじいちゃんなんだけど、おじいちゃんでかなりカイミョウなんですけど、『本当にアイツはそれは駄目だよって言うと、一度は必ず反発するね。』って言ってて。絶対反発するの。『でもまぁオレ、ああいう天才みたいなの好きだよ』って許してくれるからいいけど。まぁ、なかなか日本のビジネス社会ではあまり良い対応ではないよね。私も怒っているんだけど、私の教育が悪いせいか。すみませんでした。」
藤井:「まぁ、事実が分かればいいので。」
経理:「株式転換する気があるかどうかになってくるんですよ、社長は?」
藤井:「まぁ、率直に言うとあんまり。」
浅田:「その気はないよね。あんまりないよね。」
藤井:「率直に言うとその気はない。そういう性格じゃない。事業をメインとした会社を10年近くやっていますので、事業メイン考えているんですよね。投資を受けたりとか、トレーディング以外での投資は今のところ全く計画もない。」
浅田:「今、トレーディングやっているの?」
藤井:「今はしていないですよ。ですので、今は本当事業一本でやっていて、そういった投資って話になると私はする気はないっていう意思があります。」
浅田:「これって投資っていうよりかは、なんだろう、今株価5万円なんだけど、額面5万円で期末くらいでDGLグループがセカンドステージに来る前辺りに株式転換をしてもらっておくとまぁ、2倍とか4倍くらいの値段で交渉してますよ、っていうことだからそれだと稼げるかもしれないっていう、そういうこと。」
藤井:「あぁ。」
浅田:「これがジェイソン的な提案の根底にあったもの。」
藤井:「そういうことですか。でも、どうなんだろう。これは、話は美味しいかもしれないけれど私はそこに利益を出そうと思っていないし、」
浅田:「そうだよね、私もそう思う。」
藤井:「そこで倍になるって言って、そこで下心を出すような人間じゃないんで。もし、そこに利益が稼げるなら私のところではなく、今持っている人たちでちゃんとシェアしていただいて、ちゃんと事業にまわしていただいた方がいいんじゃないかと思う、って考えですよ。」
浅田:「じゃあ、①はなしで。」
藤井:「そうですね、①はなしで。ごめんなさい。でもこういう背景があったということは分かりました。まぁ、理解できたので。」
経理:「まぁ、誤解が解ければね。」
藤井:「ジェイソンさんに対する『話がちがうじゃないか!』という怒りはなくなった。それはありがたいお話で。」
経理:「ではひとつ解決したとして、では次の『協力すれば利益が生めるからそうしたら返済に充ててもいいよ』っていう意見は。」
浅田:「あのー、それも本当は滅茶苦茶な話でして、」
藤井:「2、3いいですか。もう一点話したい事があって、ジェイソンさんの考えだと、前回の話しっぷりからすると、『売上から回収してくれよ、投資家から金が入ったとしても金を返す気はないんだぞ』と言っていたんですよ。」
浅田:「うーん」
藤井:「こちらに返済すると(投資家に)怒られちゃうからって言っていたけど、それは違うだろう、というのは私の異論で。」
浅田:「月々いくら位の返済計画なら藤井くんはOKしてもらえるのか?そこで、私、持ち帰って調整します。ジェイソンは藤井くんに100万、とりあえず100万円を返す代わりに、トランスコーダを作ってもらえないか?というのが出ていて。人前ですみませんとかごめんなさいとか思っていても絶対に言えない、言わないタイプなので、とりあえず100万円返すので、となるとトランスコーダーの部分とかグラフィックユーザーインターフェースとかをつくる費用とか、ウチ全部出しちゃうので、グラフィックユーザーインターフェースとトランスコーダの作成を手伝ってくれませんか?というご相談なんです。」
藤井:「それって、その後ジェイソンさんが浅田さんに言っていた話ですか?」
浅田:「そうね。」
藤井:「なるほど、そうですか。」
経理:「社員さんとご相談した方がよろしいんじゃないですか?今すごい仕事が埋まっている状態で。」
浅田:「あー。」
経理:「空きがない状態だからもしやるとしたら社員さんと相談しないと難しいんじゃないかな。」
藤井:「うん、それは現実としてそう。物理的な話で。そしてもう一点、考え方としてどうかと思う。物理的な話をすると本当にね今、受注がパンクしている状態で。」
浅田:「あー、そうなんだ。パンクしている状態なんだ。」
藤井:「すぐに着手は難しい。多分、この何ヶ月かの私の動きを見てもらってもわかるように。」
浅田:「全然捕まらないものね。」
藤井:「あっち行ったり、こっち行ったりで。そういう状態が現実的な話としてあります。」
浅田:「実はトランスコーダもウチの社内的には作れないからどのみち発注に出さなきゃならない。」
藤井:「はい。」

【20:00】

浅田:「で、発注に出しちゃうよりは、私は藤井くんのところで捻出してもらった方がいいのでは?と思っていたんだけれども。」
藤井:「なるほど。」
浅田:「全くパンパン?」
藤井:「全くパンパン。確かな話、多分3月くらいまでパンパン」
浅田:「あ、そう。ふーん。」
藤井:「パンパンと言うのは100%を超えた状態で、」
浅田:「100%超えた状態。」
藤井:「120、130%を超えたパンパン。」
浅田:「ウチも今、みんな150%くらいでやっている。私も全然余裕がなくて。次のトランスコーダをつけた納期が11月とかなのね。トランスコーダつけて、ユーネクストっていうビデオオンデマンドの会社なんだけど。」
藤井:「今商談中の会社が、11月のものが欲しいと言っている?」
浅田:「そうそう。」
経理:「ちょっと無理だと私は思います、社長。今の中国の方々の働き方を見ていても。」
藤井:「うん、そうだね。11月か。1ヶ月とちょっとですよね。」
浅田:「うん、一ヶ月とちょっと。」
藤井:「一ヶ月ちょっとか。一ヶ月とちょっとだとこの納期は難しいし、厳しい。」
浅田:「難しい?」
藤井:「そうです、断言します。やれるかもしれなでできなかったら多分、お互いに良くないので。」
浅田:「そうだね。」
藤井:「はい。」
浅田:「そうなんだよね。けっこうね、ビデオオンデマンドの会社からは多少の引き合いがあって、まぁ、エンコーダとかエンコーダ付きのサーバはどうですか?という話をしていると、結構実はこういう開発もしてほしい、とか違う、藤井くん系の開発案件もコロコロ出てきているんだよね。でも、話を聞いていると大変そうだよね。」
藤井:「今すぐとかは大変かなぁ、というのが正直な話ですね。」
浅田:「分かりました。」
経理:「正直にね、そこは。」
藤井:「そうだね、正直に言った方が。浅田さんとの間柄なんで言った方が。」
経理:「それは包み隠さず言った方が。」
藤井:「包み隠さずに話します、本格的にそういうリソースが出来るのが、今の受注状況から見ると3月ぐらいです。」
浅田:「3月以降?」
藤井:「正確に言うと中国の旧正月明けって言った方がいいかもしれませんね。」
浅田:「うんうん、分かりました。」
経理:「で、何の話からそうなった?あ、そうだ100万円あげてってところからだった。」
藤井:「そうだ、で、返済の条件のお話で。」
経理:「で条件の話で、契約書の内容がこの形での分割返済だったんですけれども、こちらが今のところちょうど750万円ほどが返ってきていない状態になっておりまして。で、税理士さんが、ちょっと頭の硬い方で、非常にうるさいので。」
浅田:「そうですよね。」
経理:「私も困っているのですけれども、これで具体的に月々幾らとか分割で返済を、具体的な金額でどのくらいでしたらご返済していただけますか?」
浅田:「えーとね、具体的にどのくらいだったら?藤井くんは?」
藤井:「私の希望を率直に言いますと、月50万円の長期貸付金だったら、転換は考えるという意思でいます。それだったら二年近くで全体的に全部延ばしますので、それでお願いできませんか?っていうお願いです。」
浅田:「月50万はねぇ、今は私ちょっと即答が難しいので。」
藤井:「わかります。事情も分かりますので。」
浅田:「本当、ごめんなさい。」
藤井:「私の希望だと月50万、2年で。その間の金利は税務署から言われると思うんですけど。『金利取らないの?』、『そんなの不当利益だよって』。」
浅田:「金利はちゃんと取ってください。」
藤井:「(金利に対する課税分が)搾取されますけど、取らなきゃいけないって。でもそれは飲むつもりでいますけど。」
浅田:「金利はここに年1%って書いてある通り、取ってください。」
藤井:「それで、私の感覚ですと2年だったら色々と説明がつく。税理士さんにも説明がつくし、税務署にも言われたら、こういう話になっている、と説明がつく。あと、社内にも」
経理:「債務弁済契約を結んでいただければ。契約を結んでいただければ。」
浅田:「うんうん、そうね。」
藤井:「あと、もう一つ、個人的なことですけど、社内のしめしが。」
浅田:「うんうん、そうね。」
経理:「そうなんですよ。」
藤井:「今ね、心苦しいんですよ。あの時も実は周りから結構反対を受けていたんですよ。事業会社なのにどうなの?って言って。中山も胃を痛めて。それを私が強行突破したわけなんですよ。その理由としては、なんだかんだ言ってこういう期限付きの短期なので、そこはもう信頼してやります、ってことで社内で丸めたんです。それがこういう形になって、先が読めないので、どんどん立場がね、危うくなっていて。」
経理:「で、そこのところを中山さんも強く言っているので、私も見ていて痛々しいのでキチンとした明確な分割返済をお願いしたいな、と思いまして。」
浅田:「4年じゃダメ?」
藤井:「4年かぁ。」
経理:「ちょっとそれは税理士さんが。一年を越すだけでもちょっと問題があるって言われていて。それをどうにか20回で、一年と8ヶ月にすれば私もどうにかできます、と言われていて。ですので、40回という倍に延ばすのはちょっと。月25万ってことですものね。」
浅田:「あのね、10だと即決できるんだけど。」
藤井:「月々25万だと、ならすのではなくなんかのタイミングでボンとボーナス的な返済とかで。期間としてはやはり2年以内で。」
浅田:「それ、ちょっとこっちも持ち帰らせてもらって、多分私がパッと決済出来るのは多分今は10万円なら決済できるけれども。」
藤井:「なるほど。」
浅田:「25の4年で決済、あ、二年で返済するとなると、月々50万というのはかなりきついのでそうなると時々こうなると思う。そういう形にしなければならないと思うの。」(図に書いて浅田が説明。)
藤井:「なるほど。」
浅田:「2年だと。」
経理:「お金が出来上がった時に繰り上げとかでもいいので。」
浅田:「繰り上げね、繰り上げなら都度都度できると思う。」
藤井:「なるほど、話としては今の話をまとめると、マックス2年、ミニマム例えばですよ、持ち帰るの承知の上で月25で2年という期限の中で25ベースだけど、何回かボーナスっていうのをつけて。」
浅田:「うんうん。」
藤井:「で、そのボーナスも多分いきなり最後一本っていうのはちょっとアレなので、半年に一度とかで、半年に一度って言うけど猶予期間、例えば1、2ヶ月っていうタイム的にちょっと余裕をもたせるボーナスを何回かっていうような考え方が現実的ですかね。」
浅田:「そうよね、ちょっとその方向性でジェイソンとで話し合ってみる。」
藤井:「そうですね、それでお願いします。で、私としてはこれはこれ、色々政治的な問題があって、これはこれで解決しなければならないんですよ。」
浅田:「そうよね。」
藤井:「で、援助は援助、切り分けて考えたい。」
経理:「別の話ですから。」
藤井:「と思っていますので、どうかそこだけ。」
浅田:「本当、ごめんなさいね。」
藤井:「私としては目処が見えれば色々説明がつくので。」
浅田:「実は今日、帰ってくるんで。本当はジェイソンが帰ってくるの待とうかと思ったんだけど、あの性格だからここでちゃんと話をしておいて。」

【30:00】

藤井:「私も本当、その意思でいます。浅田さんを飛び越えてジェイソンさんと戦うわけには。私はこういう意思ですよって伝えておいて、浅田さんがまるめるならまるめる、もしまるめられないなら直接会って話しますって考えてはいます。」
浅田:「ありがとうございます。」
藤井:「本当、すみません。」
浅田:「いやいやいや。」
藤井:「私が取り立てとかそういうのは性格的に出来ないんですよ。」
経理:「ちょっと税理士さんが頭のかたい方で、だいぶうるさいんですよ。」
浅田:「でも、そのくらいの方がいいわよ。」
経理:「ええ、だから安心してお任せしているんですけど。結構月に二回とかいらして、これどうなんだ?って契約書をコピーして持っていくような方なので。まぁ、安心してお任せできる分、こちらに不備があるとすごい叩かれるんですね、社長と経理で。」
藤井:「叩かれるし、打ち合わせでも毎回怒られるし。」
経理:「毎回言われていて、これは。」
藤井:「催促がガンガン来て、税務監査が来たらどうするんだって。」
経理:「すごい強くて、中国の会社の方にもすごく入り込んでいって。まぁ、頭の良い方なので安心しているのですけど、とにかく書類の不備は認めない方なので。なので、こちらの返済計画についても後日きちんと具体的な金額が決まったら債務弁済契約書を締結していただいて。ひな形ですけど。」
浅田:「ひな形はメールでもらってもいい?」
経理:「はい、もちろん。このような形にします、というだけなんですけども。」
浅田:「うんうん。」
経理:「こちらに名前が入りますのでよろしくお願いします。」
浅田:「はーい、わかりました。」
経理:「具体的な金額等は社長から・メールが入ると思うので。」
浅田:「はい、わかりました。ありがとうございます。」
藤井:「それはメールで。」
経理:「そうですね、後ですね、変な言い方ですけど、特に担保のようなものがない状態での契約だったので、税理士さんが非常にジェイソンさんに対して、まぁ、外国の方というのもあるんだと思うんですけど、不審に思っているようで、私も説明がつかなくて、お会いしたこともないですし、なので、どういう人なんだとすごい聞かれるんですね。なのでレバトロンのホームページとかを拝見したのですけど、沢山特許を持っていらっしゃる方なんでしょうか?」
浅田:「うん」
経理:「で、それで沢山特許を持っている方なので、みたいな事をお話したら、その特許 を持っているかどうかの証明がほしいって言われちゃったんですね。」
浅田:「本当、それじゃ特許リストをお渡しします。」
経理:「そうですね、それでは特許検索を。」(パソコンを持ち出す)
藤井:「ネットで見れるので。」
経理:「ネットで見れるので、ちょっと名前、本名を教えてくれないでしょうか?」
浅田:「あのねぇ、それはねぇ。」
藤井:「ネットで前回、」
浅田:「ジェイソンってね、1回事件に巻き込まれているんだよね。FBIの」
藤井:「え?何?事件?」
経理:「事件に巻き込まれる?」
藤井:「事件に巻き込まれる?」
経理:「FBI?」
浅田:「FBIのビクティムスプログラムというのに入っていて、漢字は一緒なんだけど、漢字は『ホウケンジ』で一緒なんだけど、登録名が台湾語の発音から北京語の発音、今は北京語の発音に変わっているんだよね。」
藤井:「ふーん。」
浅田:「だから、もともとのほとんどのパテント名はホウチェンツーっていう、ちょっとね、綴りは私もあやふやなんだけど。」
藤井:「ホー、チェン、・・・。」
浅田:「ホーチェンツーだと思う。こっちだと思う。」
経理:「ちょっと、ピンインが。」
浅田:「もしかしたら、間違っているかもしれないけど。」
藤井:「で、これで調べると出てくるんですか?」
浅田:「あのー、あのー、アメリカのパテントだと、」
経理:「ちょっと、打ってもらった方が早いかなと思って。」
浅田:「ホームページのURLあるんだけど、えりちゃんが管理しているからちょっとわからないんだ。」
経理:「大体今、特許って非常に訴訟が恐ろしいから全部データベース化されているじゃないですか。なのでそれで見せてくれって。」
浅田:「パテント番号を前に渡したよね?」
藤井:「パテント番号?」
経理:「税理士さんが言うにはもう、『私が会計事務所でも調べられるくらいの証拠を出せ』みたいなことを言ってくるので、じゃあ、特許庁の検索かけてくださいって言い方をして、じゃあ本名を教えろって言うので、本名、名前を教えてって言うからジェイソンホーですねぇ、って。」
浅田:「あれ、パテントリストですよね。」
経理:「ちょっと、社長出していいですか?」
藤井:「まだ(ネットに)繋がっていない。」
経理:「特許はアメリカで取得された?」
浅田:「アメリカ」
経理:「じゃあ、アメリカで検索を、特許検索で出ます。」
経理:「そういえば、1000万円っていうのは何にお使いになったのですか?」
浅田:「ほとんど開発費に、」
経理:「もう、ほぼ全部それは使われているんでしょうか?」
浅田:「もう、もう」
経理:「ないですか?」
浅田:「ないです。」
経理:「そうですか、ゼロですか?」
浅田:「もうないです。もうない。」
藤井:「それって浅田さん、細かく見れてます?ジェイソンさんがアメリカに全部持っていく感じですか?」
経理:「浅田さんって、財務的なことされているんですか?」
浅田:「いや、私は日本法人の方は見ているけど、アメリカの方はまたちがう人が見ているんで。」
経理:「あー、そうなんですか。」
藤井:「お金って一度、日本の方の法人に入れたじゃないですか?」
浅田:「そうそうそう、だからねー。」
藤井:「で、そこから先は浅田さんが分からないとしても、じゃあジェイソンがまるまる1000万円引き出して、」
浅田:「まるまるじゃない、まるまるじゃない。まるまるではない。」
藤井:「はい。」
経理:「日本法人の代表が浅田さん?」
浅田:「私です。」
経理:「で、外国法人の方は?」
浅田:「えーっとね、ジェイソン。」
経理:「アメリカの登録は。これは公開(特許)ですか?」
浅田:「うん。」
藤井:「ホーチェンツー」(検索ワードを入力している。)
浅田:「これね、パテントリスト。こうなっているんだよね。これかなぁ?ジェイソン、」
経理:「(検索結果を見て)あ、名前違いますね。公開特許ゼロになってます。なんかスペル違うね。漢字名ってないのですか?台湾の方ですから、」
浅田:「コウチェンツー、あ、こうだこうだ、こっちだこっち。」
藤井:「ホウ、あぁ、ホウチェンツー、ちょっと待って下さい。」
浅田:「これねこれね、URLをあれします。ショートメールします。」
藤井:「あ、ショートメールで?」
浅田:「ショートメールします。藤井くんのメルアドに送付しようか?」
藤井:「そうですね、コピッペでいけるので。あ、もう送りました?」
藤井:「あ、来ました。あー、ホウ」
浅田:「ホウチェンツー」
藤井:「ホウチェンツー」
浅田:「これね、名前が変わったっていう証明書っていうのが発行されているんだよね。」
藤井:「ふーん。」
浅田:「あのFBIのその、」
藤井:「これはアメリカの?」
浅田:「アメリカのパテントリスト。」
藤井:「18個ある。」
浅田:「18個ある。」
藤井:「名前変える前が18個ある。」
浅田:「名前が変えられたのが2005年だから。」
経理:「じゃあ、両方合わせたらかなりの数になりますね?」
浅田:「今はね、それが全部、ほとんど売却してしまっていて。」
経理:「そうですか。でも発明者の名前って残りますよね?」
浅田:「うん、それもかなり長い話があるんだけど。あのー、ちょっと待ってね。FBIの証明書を。」
経理:「はい、それもメールで送っていただければ。」
浅田:「これか」
藤井:「え、今?」
浅田:「今ね、送りました。」
藤井:「そうですか。あれ、まだ来ない、どこに?フジカズアットマーク」
浅田:「アルファアイティー」
藤井:「さっきと同じアドレスからですか?」
浅田:「うん、さっきと同じアドレス。」
藤井:「あれ、おかしいな、まだ来ないな。送信成功、」
浅田:「これが遅いのかも。」
藤井:「送信中ですかね。あ、来ました。ああ、はい2つのPDFファイルが。」
浅田:「そうそうそう」
藤井:「これはなんですか?」
浅田:「これはあの、名前が変わったっていう。」
藤井:「あ、じゃあ両方の名前が、正確な名称が載っているってことですね?」
浅田:「あ、違うかな?これは何かビクティムスプログラムのやつかな?」
藤井:「(経理に対して)分かる?」
経理:「あー、うん、うん。」
藤井:「(経理に対して)送ろうか?」
経理:「会社の方(のメール)に。それも税理士さんに持っていくって言っておく。」
浅田:「あれ?これって名前が変わりましたって書いていないね。」
藤井:「じゃあ、なんか別の書類ですかね?」
浅田:「違うヤツかな。」
藤井:「そうですか。」
浅田:「マイネイムイズホウチェンツーって書いてあるの、あったのよ。」
藤井:「ユアネイムワズ・・・。名前が変わったじゃないっぽいな。」
浅田:「分かりました。」
藤井:「あなたの名前がFBIのなんとかに登録されました。」
浅田:「『ビクティムスプログラム』に登録されました。」
藤井:「そうですね。これには変わった後の」
経理:「ジェイソンホー」
藤井:「ジェイソンホーって正式名称になっている。」
浅田:「あー、変わった後の方の。」
藤井:「変わる前はさっきの『ホウチェンツー』が正式名称ですよね。」
経理:「漢字名って分かりますか?」
浅田:「漢字名、分かりますよ。」
経理:「はい。」
藤井:「あれ?漢字名ってホームページに載っていなかったっけ?出ていないか。」
浅田:「もしかしたらニンベンが入るかもしれない。」
経理:「ニンベンが入るかもしれない、ですね、はい。」
藤井:「はい。」

【45:00】

浅田:「前の会社の名前がエム・アイ・エーロジックっていうの。」
経理:「エム・アイ」
浅田:「エム・エー・アイロジック、マイロジック。」
藤井:「エム・エイ、エイっていうのは、ABCDのA?」
浅田:「そう、マイロジックっていうの。」
経理:「今後はレバトロンは、どのような会社になっていくのでしょうか?すごい、KDDIの元技術者の方やアルビオンの社長さんなどの方々が出資されていますし、どのように発展していかれる予定なんでしょうか?」。
浅田:「そうね。」
経理:「日本ではどのように?」
浅田:「今期は大体、IPのライセンスと、機材の開発」
経理:「私もきちんと事実の概要を知らないのでこういうことを言ってはいけないのかもしれないのですけど、前、東芝とのお仕事がどうのこうのって。」
浅田:「そうそう、東芝さんとはまだ続いているの。東芝っていくつもの部門を持っているので、前に言っていたのはテレビ部門なんだよね。で、テレビ部門ってのがご存知の通り、シャープとかもかなり厳しい状態になってきているので、テレビの方で8月1日に契約書出しますって言われていたんだけど、なんかそれが半年くらい後ろに延びちゃったんだよね。もしかしたらテレビの話も立ち消えになるかもしれない。で、どちらかと言うと東芝テリーとか東芝PIDってところ、監視カメラの方がどちらかと言うと動くかもしれない。」
藤井:「なるほど。あともう一点伺ってもいいですか?国金には融資を申し込んだんでしたっけ?」
浅田:「国金には申し込んだんだけど全然ダメ。」
藤井:「全然ダメですか。それはなんでなんですかね?何か理由とか言われないですか?」
浅田:「全然、なんとも言われない。」
藤井:「それって、例えば金額が大きすぎると、じゃあん百万だったらいいですよ、とかって。一銭も出ないんですか?」
浅田:「国金行ったんだけど、全然ダメなんだよね。」
藤井:「審査するための書類とかは出したんですか?」
浅田:「審査の書類は出したんだけど、何かまぁ、ちょっとこの間国金に行った時に何か、今はそんなに貸しつけていない、みたいな感じで。書類出すのも断られたのよ。」
藤井:「えー、なんかそれは違う気がする。」
経理:「教育ローンですら貸してくれるのにねぇ。
藤井:「震災以後はだいぶゆるくなったって。」
経理:「国策ですからねぇ。」
浅田:「本当?」
藤井:「それを門前払いされるのはちょっと、私としてはあり得ない。」
浅田:「本当?」
藤井:「逆にブラックリストに登録されて、」
浅田:「ブラックリストに載っているのかな?」
藤井:「載っている、とかではない限り、そういうのはないんじゃないかなぁ。」
経理:「金融業と風俗経営とかいったもの以外は業種を問わずでしたけどねぇ。」
浅田:「いや、私は結構金融の友達がいて、『国金どうなっているの?』って聞くと、かなり厳しい、って。」
経理:「その業種の方はちょっとダメらしいですね。」
浅田:「あとね、新規事業には投資というか出資、お金出してくれない。」
藤井:「はぁ。」
浅田:「ウチも売上上がっていないし、まだ二期目に入って、一期目は赤字だったし。」
藤井:「はいはい。」
浅田:「それだと、絶対に貸さないだろうね。」
藤井:「そういうことですか、そうなんだ。」
経理:「あと、新しく会社立てた人用の融資もありますよね?」
浅田:「それも行った。それは一年前に落ちているの。」
経理:「そうですか。」
藤井:「そうなんだ。」
浅田:「一回目落ちているから、二回目行っても書類いらないし、みたいな。」
藤井:「前と内容変わっていなければ、もう一回やっても同じことですよ、って言われたってことですかね?そうなんですか。何か厳しいですね。」

【50:00】

浅田:「一年前はねぇ、決算書はまだないんですけどダメですか?って聞いたら、決算出るまで無理と言われちゃって。ウチは12月期末だから12月で1回締めてそれ持っていったんだけどやっぱり創業支援の出資っていうか貸付けも全然取れなくて。私、実は国金には二回行ったことがあるのよ。自分の会社もやっているから、自分の会社でも行ったことあるし、今回の新しい会社でもだし、1回も借りれたことない。」
藤井:「あ、そう。」
浅田:「私のその、事業計画の書き方が下手なのかもしれないけど。」
藤井:「そうなんだ、そうしたら、新規系は厳しいのかな?」
浅田:「みんなそう、二年以上前の時は新規事業で借入できるから、とか。申し込んでおいてもいいんじゃないのって言われていて。それでGMIの借入出した時も落ちて、去年も落ちて、今年も多分落ちてて。」
経理:「助成金とかは行かれたんですか?」
浅田:「助成金?」
経理:「はい、雇用事業関係。雇用事業の方です。」
浅田:「分からない、そういうの全然知らない。」
経理:「新しい、」
藤井:「雇用維持だったら甘いんじゃない?」
経理:「そうそう。」
藤井:「それ、資料送って。」
浅田:「送ってください。」
藤井:「クビ切らないから、雇用するから金くれっていう。」
経理:「助成金もらったりとか、あと新しく立てるとき、特に浅田さんのような会社の場合、技術とかITとか高度な技術を持っているけど、お金がない、とかっていう場合に貸してくれる場合が。雇用維持事業であるので。」
浅田:「本当?」
経理:「もしかしたらそちらの方が。」
藤井:「では、それ送って。なるべく」
経理:「では今日中に。」
藤井:「サポートっていうか、」
経理:「私も正式な名称は覚えていないんですけど、雇用維持事業に。」
浅田:「助かります。本当助かります。ありがとう。」
藤井:「あと、じゃあ、国金はやっぱり運転資金じゃないと難しいか。」
藤井:「わかりました。それから持ち帰り検討の件なんですけど、返答期限をちょっと教えていただけますか?大体いつぐらいで、まあ、一回目の」
浅田:「一週間くらい。」
藤井「一週間くらいで、来週中。」
浅田:「来週中」
藤井:「遅くとも来週の土曜日までにはもう一度お話が出来るように、いいですかね?」
浅田:「その時、ジェイソンいります?」
藤井:「それはね、浅田さんの判断にお任せしたいと思っていて。」
浅田:「分かりました。」
藤井:「と思っています。」
浅田:「いてもいなくても同じだよね。金額のところだけ決めて。」
経理:「こちらですべて契約書は作りますので。金額は社長同士で決めていただくことに。」
藤井:「そうですね、事前に1回、金額について第一案をいただけませんか?」
浅田:「分かりました。」
藤井:「多分、浅田さんとしてはなるべく抑えたい、私としてはなるべく50に近い形でならしたいというのがあるので、多分もしかしたら一回調整が。」
浅田:「そうですね。」
経理:「私は税理士さんに怒られたくないというのもありますが。」
藤井:「そっちか。」
経理:「月50っていうのがありますけど。」
藤井:「うーん、こういう話だから私、やっぱりジェイソンさんはいない方がいいかもしれない。」
浅田:「そうね。」
藤井:「いるとちょっと。」
浅田:「面倒くさいこと言い出す。」
藤井:「そうですね。感情的になっちゃうから。」
藤井:「そこはじゃあ、浅田さんにジェイソンさんと話を。今日はそんな感じで。」
経理:「そうですね。後は特にはないけど、この2つの名前で入力すれば出てくるってことですよね?どっちでも。2つお名前が、変な言い方ですけどあるのですから。2005年の名前を変える前に取った特許と、お名前を変えた後の特許とあると思うんですけど。」
浅田:「いや、その後は特許出してないと思う。」
経理:「じゃあ、2005年以降は特許は取っていない?」
浅田:「じゃあ、2005年以降は申請していない、ちょっとわからないけど、これ年代とか書いていないかな?」
経理:「こちらで持っていらっしゃる特許で、アルファアイティーシステムとどうリンクするのかというところまで踏み込んでみたいと言われておりまして。」
浅田:「あ、2001年」
経理:「じゃあ、ここ10年くらいは取られていないということで。」
浅田:「そこがわからなくて。」
経理:「そうなんですか。でも、アメリカ特許ですよね?」
浅田:「米国特許です。」
経理:「はい。」
藤井:「少なくとも、さっきの18件はあると。」
浅田:「うんうん。」
藤井:「ということですよね?」
浅田:「この18件しか残っていないんですよ。」
藤井:「あれ、18件っていうけど、売っちゃったやつも発明者として残るはずなんだけどそこは。」
浅田:「18個のうち、12個は売った。」
経理:「じゃあ、残りは6個?」
浅田:「6個しかない。」
藤井:「6個しかないと。そうなんだ。100個くらいあるって言ってませんでしたっけ?」
浅田:「100個以上あったんですけど、それがさっき言ったFBI のビクティムスプログラムの一貫のお話で、それがあの台湾人のコンペティターにサインを偽造されて、削除依頼が出て、全部パテントが削除されたみたいなのよ。で、それでFBIのビクティムスプログラムで取り戻せますよ、ということでアメリカ国内のものは取り戻せたんだけど、で、それで取り戻すと言っても、それも一件一件お金がかかるんですけどね。だから取り戻す状態にはできているから、お金を支払って登録しなおしてくださいってことで一件一件。」
藤井:「一件、50くらいとかかかっちゃう?」
浅田:「50とか100とか。とりあえず、この18件を取り戻して売れるものを売ってファンディングをして、っていう背景があって、他のものっていうのは破壊された、削除されたままで、日本の特許庁にも問い合わせて返してくださいって話をしたんだけど、もちろんアメリカの特許庁から日本の特許庁に連絡を入れてもらってね。それでもやっぱりお金がかかる。」
藤井:「そうなんですねぇ。」
浅田:「最初は私が居ないときはジェイソンが自分で日本の特許庁に連絡して交渉したんだけど、最初は面倒くさくて、というか事例がないので取り扱いが難しいですってなり、で、私の知り合いのお役人の人にちょっと聞いてもらえないか?って頼んで。で、取り戻すのにまたお金がかかって、今はその時期じゃないかなって。今、そこにお金を使っているときじゃないなって。だから宙ぶらりんなんですよ。」
経理:「ゆくゆくは取り戻すつもり?」
藤井:「使えるやつは、ですよね?使いたいときに取り戻すってことですよね?」
浅田:「使えるやつは取り戻すけど、特許って期限があるから。」
経理:「ふーん。」
浅田:「それまでに自分たちがそのステージまで立てるかどうか、それだったら新しい特許を取りたいし。」
藤井:「確かに。」
浅田:「新しい特許の準備もあるにはあるんだけどね。古いものよりも新しい特許を取った方がいいんじゃないかなぁって。」
藤井:「はい。」
浅田:「ごめんね、なんかちょっとスゴい話しちゃって。」
経理:「いえいえ。」
浅田:「あのー、ちょっとにわかに信じがたい話だけど。」
経理:「ちょっとどう税理士さんに説明していいか、私も困りますけど、会社にご迷惑のかからない範囲でキチンとお伝えしますので。」
藤井:「大丈夫?」
経理:「はい、じゃあ、雇用維持事業のは後でメールします。」
浅田:「ありがとうございます。」
藤井:「では、今日はそんな感じで。今日はありがとうございました。」
浅田:「一時間でよかった?」
藤井:「大丈夫です。」
経理:「またなにかあった場合は・・。社長も中国に行ったり来たりなので。」
藤井:「次は再来週だからまだ大丈夫です。」
浅田:「あ、本当私も再来週中国に。」
藤井:「香港の方ですか?」
浅田:「深センの方に。」
藤井:「深センですか。」

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