見出し画像

買ってはいけない!? ソフトバンク個人向け金融商品。 右翼が中国株推奨に奔走!? 

2023/11/06

https://www.youtube.com/watch?v=tfP-i8g4GxY

■  資金調達にいろんな手を使うソフトバンクは危険

少し前の日本経済新聞のニュースだが、『ソフトバンクグループの国内ハイブリッド債が当初利率4.75%に』という。

いったい何回金を集めるのだろうか。個人投資家ばかりを狙い、たくさんの社債を発行しているのは危険である。

最近ウィーワークが、ついにチャプター11(連邦破産法11条)を申請した。2019年に元CEOのアダム・ニューマンが、ウィーワークの金をかなり抜いていたので、揉めた後にCEOを退任した。

その後ソフトバンクが再建の為に資金を投入し、2021年にスパックというシステムを利用して上場させていたが、ピーク時に500ドルもあったのが、現在は1ドルを切っている。

ウィーワークなどは成長できるようなビジネスモデルでもないのに無理やり上場をさせた。上場させる時に、高目に株価を付けるスパックという特別目的会社を使ったテクニカル上場であり、これは上場基準を満たしてない会社が使うやり方である。

上場できない会社を上場させて、資金調達以上に時価総額を大きく見せ、時価評価の洗い替えの思惑もあり株価をつける。後に株価の修正が入り適正価格に戻っていく。

今は0.84ドルをつけているが、ニューヨークストックエクスチェンジマーケットには、株価が1ドル切った会社は30日で退場しなければならないというルールがある。

1ドルを切った後にウィーワークは40対1の株式併合で40株分を1つにまとめて株価を立て直そうとしたが、それでも1ドルは切ってしまった。

ウィーワークがアメリカのチャプター11(破産法11条破産)を申請したことは、2019年にアダムに騙され、ソフトバンクが投入した7000億円が溶けて本当に危なくなってきた状態にあるということである。

そのソフトバンクの株や社債を買うのは、かなりリスクが高い。そもそも機関投資家には相手にされずに、個人投資家をターゲットにしている。

2年前にクレディ・スイスがソフトバンクの孫正義氏の個人的な融資関係を解消したと言っていて、それがおよそ3300億円規模の貸し剥がしになっている。

実はシリコンバレーバンクショックの元をたどれば最初の事件に遡る。 
色々なところで孫正義氏のトリックに引っかかり、問題が勃発している状態なのだが、先日もアームホールディングスが10兆円上場したと騒いでいるが10兆円はかなり厳しい。

10兆円上場と言うのだが、株式を友達の企業に買ってもらい、無理やりに高い値段をつけただけであって、あっという間に株価も下がり、70ドル弱の68ドルまで、今はもう53ドルくらいまで落ちている。少し持ち直しているとは言え20ドル以上25ドルも下がっている。

時価総額にすると現在7兆円くらいなので、あっという間に3兆円くらいが溶けている。半導体業界の人たちに「アームで10兆円上場が凄いね。深田さんどう思いますか」と聞かれるが、IntelやNVIDIAの友達企業に株を買ってもらう約束してやっとつけた10兆円に、本当に価値があるのかをしっかりと考えてもらいたい。


■  保守言論人が台湾株を推奨

最近の日本の保守言論人が中国株の推奨を始める事態にまで陥っている。メルマガで耳より情報を配信しますと言うが、耳より情報はなんと浙江財閥関連株を台湾株として優秀だと推進している。政治評論家なのに株の推奨をやっていること自体でかなり心配になる。

少し新しいニュースでは、11月の頭にソフトバンクが「社債型種類株」を上場していたが、買わないように気を付けてもらいたい。個人投資家は常にカモなのだ。

メディアが押してくる株は、私たちがカモられる対象になっている。どんなに有名人が推奨し、保守派の言論人の先生だったら大丈夫だろうと安易な観点で株を選ぶことは絶対にしないで頂きたい。出来る限り自分で地道に調べて買ってもらいたい。

保守派の言論人の先生のメルマガで視聴者や読者さんに、「台湾株が熱い。耳寄り情報があります。リーマンショックを当て、中国株が崩壊するのを当てた男です」というのを見るが、「ただ儲かる。自分の子供たちの未来の為にお金を儲けよう」などの文言は、正に仕手株屋のメルマガとほぼ同じ文言である。

そのような株を買えば仕手株屋のおもちゃにされる。一瞬は儲かったように見えるが、株価が上がってきた時に、ここで買い増しをすればもっと儲かりますよと言われて買い増しをした瞬間に、機関投資家が売りさばき、株価が急落することが頻繁にある。こうして騙される人が後を絶たない。

今回の話題で本当に見せたかったニュースは、会員限定記事なのでお見せできないが、発行総額1200億円ソフトバンクの「社債型種類株式」が2日東証プライム市場に上場したニュースを皆さんに見てもらおうと思っていながら、何故かまったく違うニュースを持ってきてしまった。

ソフトバンクの株に手を出さない方が無難である。ソフトバンクの会計には謎が多すぎる。投資対象の株価の時価総額をかなり水増し計上していて、金融機関に勤めて分析してきた自分からすれば、怖くて手を出せない企業であることに間違いない。

ITはもはや民間が軍事を超え、IT技術を制する者が世界を制すという国際マフィアと国際政治の世界。
深田萌絵メルマガ「世界とITのヤバい話」では、日米中のニュースを中心に、IT起業家と元アナリストの視点から多角的に解説。
他にも、紙面ではなかなか取り上げられにくい幅広いお話ができればいいなと思っています。
よろしければ、ぜひご購読ください。


■ 深田萌絵ブログ
http://fukadamoe.blog.fc2.com/
■ Twitter
https://twitter.com/Fukadamoe
■ Facebook
https://www.facebook.com/moe.fukada.35
■ youtube
https://www.youtube.com/channel/UCJD2JwJNPzi1qcLizxmxbJA
■ 深田萌絵note
https://note.com/fukadamoet



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?