※2024年3月16日06:26の記事を誤って削除したため、コピーして再掲載しました。

　息子が職場体験学習で八百屋さんとスーパーに行きました。なぜ八百屋さんを希望したのかと聞くと、近いから、だそうです。そして初日、どうだったと聞くと、

息子「ん、普通。」

さっぱり様子は伝わらず。そして二日目、帰宅して冷蔵庫を開けてみると、庫内からイチゴの甘い匂いが流れ出し、見ると真ん中に大粒のイチゴのパックが置かれていました。

私「どうしたの、これ。」

息子「ん、もらった。」

そして食品棚を見ると、鮮度の良さがひと目で分かるバナナ一房と、いろいろな種類のミカンが５、６個。さらに娘の証言では、初日も今日も３時過ぎには帰ってきて、おやつとジュースを食べていたと。

私「そのおやつはどうしたの。」

息子「ん、もらった。」

もらったじゃないでしょうー。八百屋さんに面倒をかけさせた上に、損をさせに行ったようなもの。これはどこかで買い物に行かないと…。娘は面白くなさそうな顔で、

娘「ズルすぎる。私の時は保育園で、５時過ぎまでガッツリ仕事させられたのに。『これお願いね』とか言って、頼まれた仕事が終わったと言いに行ったら、先生たち、お茶していたんだよ！」

まあまあ、仕事なんてそんなもんよ、娘の方がちゃんと職場体験できていたよとフォローしていると、空気を読まない息子がこう言いました。

息子「でも、焼肉屋に行った人たちは、お昼に焼肉をおごってもらったんだよ。」

ちょっとちょっとー。こんな話が出回ったら、職場体験の希望が不純な動機でいっぱいになるでしょうね。保護者が後ろに控えているし、よい印象を与えておいた方が先々の商売にプラスになるとの判断かもしれませんが、ぜひ世の中の厳しさを教えてほしいです。お土産をたくさんもらった立場で何を言うのかと自分でも思いますが。

　それにしても、八百屋さん、優しかったみたいです。地域の子供だというので、とてもかわいがってくださったようで、ほんと、感謝でいっぱいです。