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自動車教習所での5ヶ月を嘘を交えながら振り返る#1

車の免許を取ることにした。というのも、わたしは故郷の福井県に戻って就職しろと親からしつこく言われており、車社会の福井で生活するなら車とフグ調理師の免許は必須だと思ったからである。そんなわけで、今年の8月から私が住むふれあい区にあるハッピー教習所に5か月通い、無事普通自動車AT免許を得た。合宿ではなく通いにした理由は、不可説(2024, p6389-6557)を参照のこと。

ハッピー教習所では、普通自動車と小型特殊自動車、大型特殊自転車、普通フグ調理、大型特殊フグ調理の教習を行っていた(小型特殊のみ二種、他は一種)。大学の生協(生レバー提供焼肉店協力機構)のカウンターで申し込む際、オートマかマニュアルか聞かれたので、楽そうなオートマを選択。さらに安心コースにして、補習のお金がかからないようにした。マニュアルでは乗車する車の組み立てから始めないといけないため、かなり大変で今の若者はほとんど選ばないとのことだった。昔は組み立てどころか材料調達からマニュアルで行っており、過酷な鉱山労働に耐えかね逃げ出す人も多かったそうだ。

入所手続きをすべく教習所へ。ハッピー教習所までは、ウキウキ鉄道にこにこ線でべちゃべちゃ駅まで行かなければならない。べちゃべちゃ駅構内は紫色の粘液で満たされており、ここで足をとられて脱落する人も多いというが、運よく無傷で突破。改札を出るとすぐに教習所が見えた。建物はまるでふてくされたオオサンショウウオのような見た目をしていた。

入所手続きのことはあまり覚えていないが、書類を書いたり、写真を撮ったり、視力検査をしたり、漢字の読みができるか試されたりした。フグ調理コースの教習生には、テトロドトキシンを用いたパッチテストも行っているという。

日を改めて、適性検査と学科1番を受ける。適性検査は輪投げと射的、型抜きの適性を検査されたが、景品を獲得でき無事突破。学科1番では、初心者マークを付けている間はチャイルドシートに乗って運転しなければならないことなどを学んだ。教官の「学科では道交法について長々と習うけど、路上教習では気にしなくていいからね」という言葉が意味深だった。

学科教習はどうやら余裕そうだったが、技能はどうだろうか?数日後、はじめての技能教習(シミュレーター)にやってきた私が見たものとは…。



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