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好感度のある男のオシャレ

友人達と談笑しながら昔話に花を咲かせ、過去の写真を見ていると、友人の旦那が突然、
「でも俺、垢抜けたな〜」
と自分で言いだした。笑
「そもそも髪型もだけど、昔の服がダサいもん。エストネーションに服を買いに行く服がなかった。笑」
と言っていて、別の友人の旦那が
「僕もそうです。」
という会話をしていて爆笑した。
そんな事あるんかいと。笑

どうやら皆さん、嫁に何を買えばいいか教えて貰って、今に至ると。
男の器量は女でわかるとも言うけど、ホントその通りだなと。笑
彼女や奥様に洋服とか見たててもらって、マナーも教えて貰ってカッコよくなっていく、どういう会話をするかで日々磨かれていく、ってやつですよね。
だから、どういう相手とお付き合いするかで男性の度量が変わる。

とは言え普段、自分の周りにいる男友達が、いかにファッション感度の高い人種なのかと気付かされる。
TシャツはYAECAで大人買いで揃えてます、とかシャツはジルサンダーやマルジェラで買ってますとか、ときどき殴りたくなるような洒落っ気タップリ系男子率の多さよ。笑
そういう作家ものの皿とか家具を集めてるような女子力高めの男性に囲まれている事が多いと、そういう普通の意見を聞くと、あ、そんなもんよね、と安心する。

男子はちょっとダサいくらいで丁度いいのかもしれん。笑
清潔感があれば良し。

あと、正直、ファッションのかっこよさってブランドやアイテムではないから。バランスが命で、足し算と引き算がどれだけ上手くできるか、自分のスタイルに合わせたスタイルが確立できるかがポイントだから。

どんなに有名なブランドを着てても、残念ながらダサイ人はダサイのだ。
だったらヘインズのビーフィーの自分に合ったサイズでも着といておくれと思う。

カッコイイ役のヴィンチェンツォ(ネトフリの韓流ドラマね)でさえ、髪型変で気になってしゃーないのに、慣れって怖いですね、何なのか、あれみてると気にならなくなる魔法にかかる。笑 
服もちょいダサめ(バランスや仕立てね)で、惜しい感じが愛くるしいのかも。
友達全員絶対、「何この髪型!?ダサいじゃん!」って言ってくるけど「とりあえず頑張って見てみ?気にならなくなってくるから!笑」と言ったら、皆素直にハマる不思議さよ。笑
とはいえ、プレゼントするブランドも一流であって欲しいのに、三流なのは惜しい…。笑(韓国ではブランドロゴを出す場合は、スポンサーらしいけど、せめてこのクラスのドラマだったら、もうちょっといいブランドとってこれるだろーにと。)何でそれ渡すかね?ってツッコみたくなるもんね。

前にぶりっ子おじさんが苦手だと書いたけど、

この女子力がエスカレートすると、マジでうんちく語りのうっさいぶりっ子オッサンになるだけだもんな。
まぁそれはそれで自分があっていいのかもだけれど。

色々と相談に乗ってくださったりご意見をくださる男性の方はとっても有難いけれど、結果、何かを選ぶ時点で、他の誰かの意見や好意にマウントを取りだしたり、自分の意見が正しいと主張してこられると途端に面倒になる。笑
デザインや好き嫌いのフィーリング的な価値の話をしているところに資産的な価値の話を持って来られても、会話が噛み合わないからだ。
こだわりの強い人にありがちな落とし穴ではあるのだが…。
そしてこういうタイプにはモラハラも多いとも言える。
自分が正しいと思っているがゆえ、良かれと思って、いらぬ事を言ってしまうのだろう。

そこまでとは言わずとも、この方がいいですよ、こっちの方がいいですよ、という反対の意見をネガティブな情報と共に強く言われれば言われるほど、相手への信頼度は落ちてしまうのに…。

ヴィンチェンツォの髪型の件だが、ヴィンチェンツォの名誉のためにフォローしておくと(誰?笑 どこ目線?笑)外資系の配信系のオリジナルドラマに出演した俳優の友人から聞いた話では、撮影クルーは本国から来るらしい。
日本資本のドラマは基本、低予算な為、拘束時間も短いし、セットなどにもそこまでお金をかけないのだが、外資系配信ドラマはハリウッド並みのスタッフと技術を持って挑む為、日本では考えられない謎の待ち時間があるそうな。
日本では監督→俳優の順にプライオリティが高かったりするのだが、俳優が何時間も待たされて「何待ちですか?」と聞くと「照明待ちです」と言われて黒澤映画並みのライティングのコンディションで臨んだりするらしく、やたら拘束時間が長く、それに慣れてない日本人俳優は疲れてしまうそうな。笑
照明さんも連れてこられているのだから、スタイリストさんやヘアメイクさんも本国の方かもしれない。
それを思うと、西洋人が見た東洋人の髪型っていうと、あんなイメージなんじゃないかなと。

確かに、私もNYにいた頃、ヴィダルサスーン(懐かしい!)のモデルにスカウトされて、え?ヴィダルサスーンでカットして貰えんの?いいよ!と喜んでお受けしたら、とんでもない髪型にされ、いつも行ってる日本人の美容師の友達に泣き付いたら
「あー、アメリカ人に髪切らしちゃだめだよ。西洋人と東洋人の髪質違うから、ハサミも違うし、髪が痛むよ。切れないハサミだから、痛かったでしょ?西洋人は東洋人の髪の毛の扱い方知らないから、触らせちゃダメ。」と言われたことを思い出した。

だもんで、あんな変な髪型にされたのかもしれないね、ヴィンチェンツォ。


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