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蕗ノート 自分第一

昨年から一緒に稲刈りしたりお世話になっている山形県遊佐町のカフェbio(ビオ)の平野さんの所に、田んぼの手伝いと薪割りがてら近況報告に伺って来た。
 


 
今回は、私の新しい家に囲炉裏があるので、それを使うために割った薪は持っていってもいいよということで、いい香りのする木(ビバ?)とかゴッソリ貰って薪棚を自宅に作った。

集落の回りの家もみんな薪棚があって、綺麗にしているからうちが一番不恰好だけど、私の心は踊った。ちなみにオノは三瀬地区の薪研究会の方からお借りした。

昨年の1年間を振り替えると、いや昨年だけじゃなく山形にいた4年間を振り返っても、色んな人の手伝いをしたし、手伝うことは大事だと思ったし、誰かに必要とされたいし、役に立ちたいと思っていた。
 
でも、それを見透かした羽黒のハーブ研究所スパールの山澤清さんからは
「人のことばかりやってないで自分のことやれ」
と言われ続けて来た。
 
 
お米づくりを手伝ったって、居候先には米がいっぱいあって逼迫していないし
子育てを手伝ったって、私には子どもがいない。
薪割りを手伝ったって、うちには薪は必要なかった。
 
手伝う、手伝う、それは良いことなのだけど、豊かになっていかない所でもがいていて苦しかった。
 
九死に一生を得て、苦しくなく生きたいと思った私に与えられた仕事と家はとてもいい感じ。
 
まずは自分一人、幸せに出来るように、食べ物を取ってきて、食べ物を作って、薪で家を温めて、沢水でお茶を飲む。
 
 
気づいたのは、自分自身の生活が「落ち着いていて大丈夫」になっていないと、他の人のお手伝いとかをしても苦しくなるのだなということ。
 
そして、そういう人は多いように感じる。
 
まずは自分を大切に。
自分を豊かに、幸せに出来るようにすること。
次は家族やちかしい人。
 
やっとそれに気づいたぐらいのタイミングで住む家も仕事もガラリと変わったこともありがたい。
 
 
今日は今日の風がふく。
今日の私を大切に。今日のあなたを大切に。

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