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覚醒してきている

熱っぽい体を持て余しながら、ふと、

先に目醒めるのは体

と思った。

こうして排出することも
菜食中心、かつ食事量が減っていることも
聴覚や視覚の刺激に、今までより過敏になっていることも

体の方が先に変わり始めて、おたおたと頭がついていく。
体は気にせず、体にぴったりの速度で走っていく。

覚醒している人が増えてきたらしい。

俺はそういう感じ(この人が覚醒してるかとか、増えてるかとか)はよくわからなくて、もっぱら自分の感じしか分からないのだが、なんとなくそうだね、とは思う。

俺よりもっと一般人の家族も、ようやく最近の社会の変化やら、やたら人が死ぬことやらに違和感を感じ始めたらしい。

最近変だよね、という会話ができることが安心する。

大抵俺は自分の場所において炭鉱のカナリアで、周囲より先に何かを感じ取った。
それはしばしば体調に現れたから、「繊細だね」「体弱いよね」とか言われ続けてきたことが辛かった。
「お前が周りと違って特別変なのだ」というメッセージだったから。

ようやく周囲が追いついてきたかもしれない。

その感覚、個人の微細な感性を、大切にしていきたいんだよ。

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