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高い信頼性のSanDiskメモリカード

皆様はカメラ・スマートフォン(Android)で撮った写真を保存するのに、どのメーカーのメモリカード(SDカードなど)をお使いでしょうか?

私は、というよりも多くのカメラマンの間で使われているのは「SanDisk」というブランドのメモリカードです。
私が一眼レフカメラを使い始めた時から、一貫してSanDiskを使っています。
お仕事でお使いの方は必需品ですが、カメラをお持ちでも「SanDisk」という社名を知らない方のために詳しくご説明いたします。

SanDiskとは

SanDiskから発売されている「不揮発性メモリ」ラインアップの一部
(左より)SDカード、CompactFlash、USBメモリ

SanDisk(サンディスク)は1988年に「不揮発性メモリ」専門の製造会社としてアメリカで設立されました。

不揮発性メモリは簡単に言うと、電気信号を当てることで読み書きを行い、電源の有無に関わらず記憶内容を保持する仕組みの記憶媒体です。
それまでは、フロッピーディスク(ってご存じの方いますか?)などのように磁気を使って読み書きする方式の媒体が主流でした。
ちなみにハードディスク(HDD)も磁気を使っていますが、不揮発性メモリでは磁気メモリよりも読み書きの高速化・データ容量の大容量化において優れています。

現在、不揮発性メモリの分野では多くの種類が出ています。
SDカード、CompactFlash、CFexpress、そしてUSBメモリなど、小型かつ高速・大容量化が一層進んでいます。

なお、SanDiskは2016年にハードディスクメーカーの米・Western Digital社に買収されています。なので、現在はWestern Digitalが「SanDisk」ロゴを使用した各種メモリーカードを製造販売しています。

現在主流のSDカード

SanDiskのSDカード
左が読書速度とも大きいExtreme Pro、右はより汎用的なExtreme

SDカードは、今やほとんどのデジタルカメラで使われているメモリカードです。

また、一時携帯端末向けの主流であった「miniSD」、現在多くのスマートフォンや自動車用ドライブレコーダーに使われている「microSD」と、より小型化された規格のカードも出ています。

CompactFlash

CompactFlash(以下、CF)は1990年代後半に登場した規格のメモリカードです。
そもそもパソコン用の規格であった「PCカード」という媒体があり、そのPCカードの約半分の大きさで実現したメモリカードです。
メモリカードの他、携帯電話回線を使ったデータ通信端末にも使われました。(代表例:NTTドコモ P-in Comp@ct )

当時私が所有していたPHSデータ通信カード
NTT DoCoMo P-in Free 1P
(PCカードアダプタ装着時)

CFスロット採用のカメラではあまり見かけることがなく、キヤノン製一眼レフの一部(EOS-1D X/1D X Mark II※/5D/7D)に採用されているくらいです。

※EOS-1D X Mark IIは、CFast対応

個人的にはSDカードよりも高速・大容量の面で有利と思っていました。同じ容量・製品でも、転送速度ではSDよりもCFが速い傾向にありました。しかしSDのみ装着可能なカメラが増えた現状では不利になりつつあります。
なお、CFは2000年で開発終了しましたが、現在も販売は継続されています。

ちなみにCompactFlashは、SanDiskの登録商標です。

SanDisk最大のメリット

サンディスク社のメモリーカードは、どの種類においても豊富な実績と高い信頼性が最大の特徴です。
私はSDカードのほかにCompactFlashも使っていますが、今まで10年以上使って書き込みエラーなどのトラブルは一度もありませんでした。

SanDisk最大のデメリット

デメリットといっても、性能上・信頼性の問題では一切ありません。
とにかくお値段が高いこと
参考までに、カメラ店や家電量販店ではSDカード「Extreme」の場合、16GBで2,000~3,000円、32GBで5,000円ほどします。
1ランク上の「Extreme Pro」になると、「Extreme」の倍以上します。
もちろん、高性能・大容量になるにつれて高くなります。

SanDiskのSDカード
左から性能の高い順に
Extreme Pro, Extreme, Ultra

とはいえ、性能や耐久性能の高さがお値段に反映されていると思えば、安心できるメディアです。

よりお安い値段で買いたい方は…

SanDiskのメモリカードはお高い、と上記に書きましたが、実はお安く手に入れる方法があります。
1つは、Amazonなどのショッピングサイト、ヤフオクからの購入(ただし、信頼できる出品者から購入するのが無難)
もう1つは、東京の秋葉原、大阪の日本橋といった電気街にあるお店(パソコン販売店など)で直接買う。

最近では業務上において、(取引先様から)撮影後1か月保存するようにお達しが出ており、更にメモリカードを確保する必要が出てきました。
このため、連日撮影業務が入っても困らないよう、できるだけ安く多めに購入することが私の中で最重要なんです。

では、どれくらお安く購入できるのか…
実は1~2か月のペースで、上の写真の製品を2枚ずつ購入しました。
注文から到着まで時間がかかるネットショッピングよりも、交通費を使ってでも早めに手に入れたいことから、直接大阪の日本橋で購入しています。

参考までに
SanDisk Extreme(金色) SDカードの場合
16GB:約800円
32GB:約1,000円
64GB:1,700~2,000円程度
で販売されています。
販売価格は安い傾向にありますが、16GBなどの小さい容量のものから在庫がなくなり次第、順次終了の傾向にあります。(ご入用の方はお早めに!)

金色のシールが目印のExtreme SDカード
(現在希少の16GBモデル)

ちなみにお安く販売されているのは輸入品で、パッケージは英語表記となっています。
しかしメモリーカードそのものは国内販売品と同等で、問題なく使えます。

メモリカードには”寿命”がある

しかし、いくら信頼性が高いメーカーとはいえ、メモリーカードは使用頻度や使用期間によって劣化していきます。いわば”消耗品”です。
読み書きでおかしいと思ったら、早めの交換をおススメします。

カメラを始めたばかりの方々にとっては、メモリーカードは何を使えばいいかわからない。
カメラの性能と、対応するSDカードの種類及び容量など…
IT関係者のようなスキルまでとはいかずとも、デジタル時代では最低限知っておきたいこと。
ご購入の際、わからないことがあれば、遠慮なく店員さんに質問してみてください。
安心して撮影を楽しめるよう、メモリカードはしっかり選びたいですよね。

お読みいただき、ありがとうございました。
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