子どもに教えられたこと:想いを形に
ちょっと深いい話。
我が家はテレビ等の情報番組は見ない。
世論では日本は国力自体が衰退しているとか、政治や経済も毎日のようにネガティブな報道がされている。
重箱の隅をつつく様な揚げ足の取り合いみたいな内容ばかりで、
子どもにも
「日本で生きる希望も未来もない」
なんて思わせてしまうものばかり。
本気でテレビ離れしたきっかけ
安倍元総理が亡くなった時の報道が加熱したこと。
子どもが泣いて言った。
「色んなことを言う人がいるけど、国のために頑張って来た人だよ。
日本の総理大臣をやって一生懸命仕事をしていた人だよ。
意見が合わないからって、自分が嫌な思いしてるからって、人を殺していい理由なんて無いじゃないか‼️」
「平和な日本だったはずなのに、外に出たら死ぬかもしれない世の中になっちゃったんだね。
そんなの怖くて安心して生きて行けないよ‼️」
子どもは、私が本気でぶちギレた時しか泣かないのに。
物凄くショックで涙を流して肩を落とした姿に、私は耐えられなかった。
以降、自宅のテレビはほとんど稼働していない。
元々悪人でいようと生まれてきた人は誰一人いない
私の子育て方針が
⭐偏った思想を持たない
※政治や宗教、人種、国等々
⭐みんな違って みんな良い
⭐否定や批判する前に調べるなり聞くなりする
※事実や状況等の情報から判断するように
⭐自分から人を傷つけることは絶対にしない
一応親子共通認識で生活してはいる。
だから安倍元総理の事件は、純粋な気持ちで心から悲しんだ。
悲しんだら問題なのか
政治の悪口なんて聞かない日はない。
でも、功績とかその人個人のユニークさとか、良い話が埋もれて聞こえて来ない。
人が亡くなったことを悲しむのは、悪いことじゃないよね?
誰かに対しての個人的な思いは、それこそ人それぞれじゃないの?
ほんと、それ。
親子で泣きながら話したな…
だって、我が家は政治的な思想なんてないから。
宗教観も色々あるもんだ、くらいにしか捉えてないから。
驚いた子どもの行動
その悲しい事件の週末、子どもは通っている陶芸教室に行った。
教室が終わって子どもが言った。
「ボクは安倍総理が何か好きだったんだ。
だからこの気持ちを作品にしようと思ったんだ。
今日はお皿を作った。
元総理だけど、ボクはあえて『安倍総理』って時間をかけて、失礼の無いように丁寧な字で書いたんだ。
ボクの敬意と哀悼の意を込めて、仕上げまでじっくりやるんだ。」
どれだけ影響があった出来事なのか
どれだけ悲しく悔しい出来事だったのか
純粋な気持ちで人を想い、想いを形にしようとしている子どもの行動に、生きている上で失いかけている大切なことを教えてもらったと感じた。
#振り返りnote
少しでも興味をお持ちいただけたら サポートしても良いかなと思っていただけたら 是非よろしくお願いします🫰