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【旅】バンコク3泊5日の旅①路上観察

 夜でも熱い熱帯の都市、バンコク。今は1年じゅうで最も暑い季節らしく、毎日の気温は36度。あまりの暑さに、1日歩いて1日休むことにしたので、あまり効率の良い時間の使い方ができない。
 まずは飛行機でバンコクに着き、電車で市内に入る。バンコクの中心部には巨大な百貨店が軒を連ねている。一歩なかに入れば、驚くほど高級な有名ブランドが軒を連ねている。外観や内装も洗練されており、派手で装飾的でありながらユーモアや遊び心があり、目の疲れないデザインである。

辰年の飾り
辰年の飾り

 しかし、目を下に転じれば、高級デパートの前の大通りは渋滞している。自動車やクラクションが鳴りやまない。歩行者のために大通りの上に歩道橋が設けられ、さらにその上をBTS(電車)が通っているが、歩道橋には親子の乞食や子供の物売り、ホームレスがいる。歩道は屋台と物売りで流れが悪くなっている。これは発展なのか貧困なのか。一本の道の上にすさまじい格差が現れている。

 しかも悪いことに、予約していたホテルが歓楽街の中にあり(中はきれいな観光ホテルなのだが)周囲はバーや風俗店、大麻の店が並ぶ。夕方から大音量の音楽が流れ、店の中からきわどい衣装の女性が通行人に視線を送る。緑の葉っぱのネオンサインがあちこちに、夜になれば道は酔客とトゥクトゥクでごったがえす。夜でも歩いていると汗だくになる熱帯夜。
 とはいえ、バンコク全体は決して停滞や倦怠を感じさせる街ではない。街の人は親切で温かく、安心して過ごせる雰囲気がある。ここに沈没する日本人がいる理由もうなづける。

ホテルの部屋 モダンで過ごしやすい

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