ストライカーズ1999を2周ALLしたので語りたい
2021年9月22日、ストライカーズ1999(X-36使用)2周ALLを達成した。
彩京STGでは初の2周ALLとなる。例によって、今回も自分語りをさせて頂く。
1999との出会い
20年以上前のユーズランドジャスコ下田店。アストロ筐体で99が稼働していた。当時の俺は小学校低学年のクソガキ。親から貰った100円玉5枚を握り締めゲーセン内を徘徊中に99と出会った。
ジャスコ下田店。地元民からは「しもジャス」と呼ばれ広く愛されている。決して「イオン下田店」では無い(ジャスコ過激派)
物心が付いた頃から戦闘機が好きで、エースコンバットで登場した機体を操作出来ると言う事でプレイをした。当然、クリアは出来ず1-2や1-3で終わる。それでも、好きな戦闘機を自由に操作出来る喜びやランダム面ボスの変形がカッコ良く、単純に面白かったので何度もプレイした。
某日、99をプレイしていたおっさんからX-36の出現方法を教えて貰った。スーパーショット発射時の変形やボム投下中のモーションに心を打たれた俺は夢中になってX-36を使用した。
史実のX-36は現ボーイング社によって開発された無人の戦闘機機動研究機。予算の都合で機体のスケールダウンを余儀なくされたそうだ。当然、ウォーロイド変形機構は存在しない。
ユーズランド下田店は家族とのお出掛けのついでに寄る程度だった。その為、多くても2〜3ヶ月に1回程度しか遊べなかった。そして、気が付くと99は撤去されてしまった。
幼少期のごく限られた期間、ほんの少しだけ遊んだ人生初のアーケードSTG。ドラマチックな物語は一切無かったが、俺の記憶の中には色褪せず強烈に残った。
時は過ぎ、社会人となった俺は「幼少期の思い出の作品を攻略したい」と自分に言い訳をして、99の基板とコントロールボックス(ボードマスター)を購入。約20年越しに99と向き合う事となった。
初の基板が1999。以降、基板沼に嵌る事になる。
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彩京STGに共通する特有の仕様
普段、CAVEシューやライジングシューを遊ぶ事が多く彩京STGに関する知識は攻略時点では皆無だった。配信中等に教えて頂いた"特有の仕様"を幾つか抜粋して紹介する。
①ボス戦時、時間経過でボスの体力が減少する。
②敵に接触してもショットパワーは低下するが被弾扱いにはならない。
③撃ち返し弾は封印不可で自機の真横で敵を破壊すると死ぬ。
④前半面(1〜4面)は原則ランダムだが、ある特定のタイミングでコインを投入すると前半面の固定化が可能。
⑤パワーダウンをすると少しの間敵弾の速度が低下する。
⑥2周目ボスの真の敵は雑魚ヘリ。
個人的には①と③が衝撃的だった。①の仕様がある為ボスを速攻撃破する場合、開幕にスーパーショットを撃つより後半に撃った方が結果的にボスはより早く沈む。
溜め撃ちは後半に撃つべし!
また、③の仕様については距離関係無く撃ち返し弾が発生する為、敵の捌き方を考えなければならない。プロギア2周目の様な敵に密着しての弾封じは厳禁である。
意外と難しい2-5道中。稀に良く詰む。
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彩京STG攻略時の基本的スタンス
彩京STGはパターン化は当然だが、それ以上にパターンの精度が極めて重要になる。何となくの動きは問答無用で狩られる。道中やボス含め、1つ1つ丁寧にパターンを構築し、絶対に死なない動きを毎回100%に近い精度で出せないと先には進めない。
彩京STGは他作品と比較して、求められるパターンの精度が高くアドリブも効かない為、常時綱渡りを強いられる様な感覚に陥る人も少なくはない。その分、パターンが完成した時の感動は筆舌に尽くし難い。
2周目のテクニカルは難しい分決まると気持ち良い!
綿密にパターンを構築した上でアドリブ要素を全て排除。反復練習で毎回全く同じ動きが出来るまで操作精度を高めるのが肝要である。反復練習をする上で欠かせないのがステージセレクトの存在だ。
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彩京STG後期基板で可能なステージセレクト
彩京後期(ガンバード2以降)基板のテストモード内項目「メンテナンスコード」で特定の数字(99の場合は8-1-6-5-0)を入力すると、隠しメニューが表示されステージセレクトが選択可能になる。
「各面」「ステージランク(1-1〜2-8)」「生存時間ランク(最大8)」「ショットパワー(最大3)」「自機(隠し含む全6機体)」の5項目から任意に選択後、1Pスタート押下でプレイが可能となる。唯一設定出来ないのは「スーパーショットの残量」のみとなる。
基板でプレイする最大のメリットは上記ステージセレクトと言っても過言では無い。本番と全く同じ想定で練習が出来るのは極めてデカい。
冗談抜きの充実したオプション。DPSチェック用の”Dekuモード”もある。
99の移植は現在STEAM等で配信されている。筆者の体感の話になるが、「ACのパターンがそのまま流用出来る観点」から見た移植度は全く問題無い(音量バランス、入力遅延、ティアリング等々の問題は存在するが)。だが、移植版にはステージセレクトが存在しない。
販売価格(990円)を考慮すれば仕方無いが、基板で存在したステージセレクトが家庭用版でオミットされているのは少々納得が行かない。本気で練習したい場合は基板購入を強く推奨する。
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1999攻略中、特にキツかった場面
「①ランダム面」「②2周目ランダム面」「③1-6、2-6ボス」「④2-7道中」の4つが特にキツかった。それぞれ個別に語らせて頂く。
①1周目ランダム面
99のランダム面は全24通り(4*3*2*1=24パターン)の組み合わせが存在する為、24通り全てのパターンを構築する必要がある…訳では無い。基本的には、最も難易度の高い1-4のパターンが完成すれば1-1から1-3まで流用可能。
だが、肝心の1-4が難しくノーボム抜けが慣れるまでに相当時間が掛かってしまった。寧ろ後半面よりも難しいのでは?と思う程だった。「前半だから簡単」と言う思い込みは危険だ。
普通に難しい1-4道中。1ボムは許容範囲内。
敵を倒す順番、ゲージの使用量(溜め撃ちが出た瞬間にAボタンを離す)の固定化、敵弾の抜ける場所、安置の入り方、ノーボムテクニカルパターンの構築等々。ランダム面には99の攻略に必要な要素が凝縮されている。 昔からパターン構築が甘い俺は相当苦労した。
②2周目ランダム面
2周目ランダム面は1周目とは異なり、どの面が来ても難易度自体は固定となる。その為、4つパターンを組めば済むのだが単純に滅茶苦茶難しかった。特に、「全体的な耐久力向上」「撃ち返し弾」「敵弾の大幅増加」の3要素が難易度上昇に拍車をかけている様に感じた。
中型機を1機倒し損ねた瞬間地獄と化す。中型機を速攻しようにも敵が硬くゲージに余裕が無い。1周目以上にシビアなゲージ管理が要求され、少しでもパターンから外れると容赦無く死ぬ。また、ボスのコアオープンまでが非常に長く、テクニカルのパターン構築にも相当苦労した。後半面よりも絶対難易度が高い。
2周目ロシア面道中は本作指折りの高難易度!
③1-6、2-6ボス(クロスバイド)
筆者が最も苦手とするボスが6面ボス、クロスバイドだ。特に、第1形態の難易度が異常で今でもカオスクイーンより強いと本気で感じている(寧ろ、クリアだけならラスボスはランダム面ボスよりも弱い)。
初見ではボム連打以外で絶対に倒せない「パターンを知らないと対処出来ないタイプのボス」で、初見時は何も出来ず6ボスの洗礼を受けた。
こんなん無理だろ。ボムだボム。
攻撃毎に安全な箇所が存在しそこにタイミング良くキッチリ自機を合わせないと死ぬ。少しでもズレたり、動きが遅れると死ぬ。2周目は雑魚の処理や周期を意識しないと死ぬ。クロスバイドが画面右端に居るタイミングで形態移行出来ないと死ぬ。第二形態にゲージを持ち越せないと死ぬ。死ぬと全てのパターンが狂って死ぬ。クロスバイトじゃなくてジオバイドを出すと死ぬ。
…等々、少しでも間違えると即死亡なボスだ。だが、最初から最後まで完全にパターン化さえ出来ればそれなりに安定して対処出来る点が非常に面白い。如何にも、彩京らしいボスだなと感じた。
めっちゃ難しいから決まると気持ち良いんだよね…
④2-7道中
本当マジで終わってる。こんなん絶対安定しねぇわ。ふざけんな。
プロギア2-5道中よりも終わってる2-7道中。良く詰む。
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終わりに
ストライカーズ1999は神ゲーなのでやろう。但し、デフォ機体を使用すると1周目から神ゲーになるので、良い子の皆んなは絶対にX-36を使おうね!
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