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グレート魔法大作戦をカンストしたので語りたい。

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2021年4月27日、グリムレンでカンストALLを達成する。

今回のプレイは配信中での達成になる。普段通り配信を行った所、グレ魔トッププレイヤーの方々や黒往生全一の方等々が観に来られた。

「今日はやけにSTG上手い方が来るな〜ww」と、若干の戸惑いの色を見せながらも適当に緩く遊んでいた。

「グリムだとズパイダーのパール本当終わってるんすよ…」「バースデイはパール取るの楽なんだなぁ〜」「蜘蛛は生理的に無理なんすよw」とゲラゲラとバカ話をしながらのプレイだったと記憶している。

2面ボスで凡ミスをするが以降は無難に繋げ、ケルベライザー前で7300万以上のスコアが出ていた。勿論、自己ベスト。今まで見た事の無い非常に高いスコアだ。

「ケルベを全取りすればワンチャン7800万出るか?」とスケベ心を出した結果、発狂のバラマキ弾で死亡。片側ヘッドパーツから箱8を出す事になる。それでも、6面凸7700万以上のスコアが出ていた。

「これはワンチャンあるぞ!」とコメントを頂き、レバーを握る手により一層力が籠った。コロシアム前8100万超えで十分カンストが狙えるスコアだった。

奇跡的に亀・ゴブロボ・忍者から全てのシークレットを回収。ガンメンハウスのリングを全て回収した時点で9150万。カンストが出るスコア。そう意識した瞬間強烈な緊張感に襲われた。

緊張に打ち勝ち、ガンメン戦はパターン通り完璧に全て回収出来た。ガンメンから弥七を回収し綺麗な青空が見えた。スコアは9970万。ああ、本当に俺はカンストALLを成し遂げたんだな。

そう思った瞬間に、積もりに積もった感情が爆発した。人間、極度に感情的になると本当何も喋れなくなるんだな。両手が震え、腰も抜けて歩くのも一苦労だった。

祝福のコメントも沢山頂いた。人生で初めて嬉し泣きをした。リザルト画面の9が並ぶスコアを見て「9しかねぇわww」「ヤバい9しかないんですけどwww」と泣きながらツボに入ってしまった。

Twitterにカンスト達成ツイートをした所、多くの方々から祝福のリプライを頂いた。更には某ゲームセンターにて、俺のカンスト達成記念グレ魔配信(!?)なるものが催されてた。ありがとうございます。

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ゲーム画面よりお祝いPOPが大きいグレ魔配信

一言で言うと、本当に辛かった。この耐え難い苦しみはカンスト達成した方にしか理解出来ないと思う。だからこそ、達成時の喜びもひとしおだった。

正直な所、完璧には程遠いプレイだった。カンストを狙うに当たって俺は「このゲームを完璧に繋ぎ切るのは不可能」と結論付けていた。故に、限界まで点効率を上げて多少ミスをしてもカンストが狙える様にパターンを練り直した。

気が付くと、理論値1.06億が狙えるパターンに仕上がった。100%で無くても95%程度繋げればカンストが出せる、そんなパターンだ。

カンストを出せて俺は大変満足した。だが、決して納得はしてはいない。自分自身で納得の行くプレイが出来るまでは辞められない。俺の戦いは簡単には終わりそうにない。

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とまあ、カンストALLに関してはこんな感じ。以降は、9500万達成からカンストALLまでの出来事を振り返ろうと思う。グレ魔に魅せられ、グレ魔の神に愛された悲しい男の物語だ。

9500万で終わるつもりだった

2021年1月18日、最終目標であった9500万ALLを達成した俺は無事にグレ魔を引退した。

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大きな目標を成し遂げ生きる希望を見失った俺は、過去に攻略していたプロギアB-β1億に再度挑むことにした。

だが、イマイチ気が乗らない。2周ALLは出来るがスコアが出せない。楽しい事には楽しいが燃えない。心ここにあらず、そんなプレイが続いた。

2021年1月21日、グレート魔法大作戦生誕21周年記念日。こんなクソゲー祝うのは俺しかいない、いや俺にしか出来ない。使命感に駆られた俺は急遽出前館でピザを注文し細々と21周年を祝った。

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折角の記念日、久々にグレ魔配信をするか。自分に言い訳をしてグレ魔配信をする。楽しい。クソゲーのくせに楽しすぎるんだよな、本当。でも、グレ魔はもう引退した。今はプロギアに専念しよう。

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ALLは出来るが中々繋がらない。本当に難儀なゲームだ。息抜きに別なゲームをやろう。そうだ、真アキの光点ずらしを習得してみよう。そんなノリで何となく真アキトレモをやり始めた。

そして、何となく光点ずらしを理解出来た。通しでやる気は皆無。まあ満足した。

2021年2月6日、暇つぶしにnoteに投稿したSTG上達メソッドが自身の想像以上に反響があった。

何故反響があったのかは不明、潜在的な需要があったのかな。誰かの参考になれば幸いだ。そんな感じでグレ魔を引退した生活は、それはそれで悪くない。だが、平穏な日々はそう長くは続かない。


「カンストしてないの俺だけじゃん」

某日、某氏が白復活ver1.0でカンストALLを達成し某氏がTGMでカンストを達成した。素直に「カンストすげー」と思った。と同時に、「カンストしてないの俺だけじゃん」となった。何故か妙に悔しかった。

現状で、カンスト狙える作品はグレ魔位だった。だが、グレ魔は引退した。もう二度とグレ魔はやらない。その気持ちに反比例し、グレ魔の欲求が高まる。身体がグレ魔を求めている。正直になろう。グレ魔やろう。

そう思いつつ、PS4版初代魔法大作戦を購入しプレイした。ライジングの処女作だったかな。改めて見ていると、初代からグレートへのオマージュが数多くあって新鮮だった。温故知新とはちょっと違う気もするが、まあ良いだろう。

攻略2日目位で配信中に1周ALLした。ステートセーブは偉大だ。苦手な箇所を集中的に練習しほぼ最短距離でクリア出来たと思う。グレ魔にもステートセーブがあればなぁと強く感じた。やらんけど。

起点になったのは2021年2月22日。国民的ネコチャンアイドル「前川みく」の誕生日。みくにゃんの誕生日を祝う為に俺は久々にグレ魔配信をした。そして、俺にある異変が起きていた。

9500万時代は絶対に出来ないと思っていたガンメン発狂が見える様になっていた。ガンメンの左手からダイヤ、右手から箱8を出せればカンストも十分に狙える。

朧気ながらぼんやりと一瞬だけ見えたカンストへの道。俺にもカンストが出せるかもしれない。よし、カンスト出来るかどうかは置いといて、現状でどれだけ点数が絞り出せるか調査しよう。そんなノリでグレ魔を再開する事になった。


はじめての卍カンストペース卍

2021年3月1日、遂にコロシアム前8000万越えでカンストペース相当のスコアを叩き出す(厳密に言うとカンストペースでは無い)。初めてのカンストペースは敢え無く亀で終わる。思わず呼吸を忘れてしまう程の強烈な緊張感と手の震えは今でも鮮明に覚えている。

同日、研究の成果であるガンメンの新パターンに成功する。

これで必要な材料は揃った。だが、現状のパターンでカンストALLは点数に余裕が無く相当厳しい。そもそも、グレ魔で完璧に繋げ切った事は一度もない。完璧でカンストが出るパターンではカンストは絶対に出せない。ならば、理論値を上げれば良い。

序盤面の全体的なブラッシュアップ、4面ホルスタイン3種取りの安定感向上、5面道中の更なる点効率向上等々出来る事を全てやろう。俺は理論値を限界まで上げ相対的にカンストの難易度を下げるアプローチを選択した。

楽してカンスト出す為の研究が、気が付くと点を伸ばす行為そのものが楽しくなって来た。ほんの少し位置をズラして鎌を撃つだけで、今まで取れなかったアイテムが取得出来たり、出来ないと決め付けていたパターンも案外出来たりと楽しく研究に明け暮れていた。

2021年3月9日、初めてズパイダー前で5500万以上のスコアを記録する。俺のやっている事は間違えていなかった。そう確信させてくれるスコアだ。

2021年3月13日、自身の自己ベストを9566万に更新する。前回からたったの40万点の更新だったが、カンストへの手応えを感じた。この時点で理論値は1.03億近辺だったそうだ。

研究に研究を重ねる日々は楽しい。動画をコマ送りで見直し改善点を見つけ仮設を立て実証する。途方も無い数の試行錯誤を繰り返した。少しずつ安定感と理論値が上がり上達の実感も得られた。

そんな、研究に明け暮れていた俺にある事件が起きた。


グレート魔法大転勤大作戦

3月末、会社から突然関東への転勤を命じられた。新しく住む場所は埼玉になるらしい。

埼玉か。「アイドルマスターシンデレラガールズ」に登場する俺の大好きなアイドル「大槻唯」ちゃんの出身県で可愛いギャルが多い事で有名な県だな。それと同時に、グレ魔が3台稼働しているゲーセンがある県だよな…。

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唯ちゃんすき

現在進行形でカンストALLを目指してやり込んでいる最中、全世界で最もグレ魔がアツいゲーセンの近くに引っ越す事になった。これを運命と言わずに何と言うのか。俺は狂喜した。

2021年3月25日、所用のついでに、エフワンに基板を持ち込み筐体でプレイをした所頗る調子が良い。筐体でのプレイは入力遅延のストレスが皆無。ああ、筐体って良いな。そんなことを思いながらのプレイで自己ベストを更新。

4面を400万以上落とした以外は無難に纏まった。カンストは間違い無く出せる、疑問が確信に変わった。後は突き進むのみ。ようやく俺は覚悟を決めた。

2021年4月6日、転勤前最後の自己ベストを更新する。自己ベストが出て嬉しい、と言うよりもカンスト未達成の悔しさの方が勝っていたと記憶している。カンストが目と鼻の先ではあるが、ここからが長いんだろうな。ゆっくり遊んでいこう。

そして、俺は2年以上住んだソープ街から脱出することになった。


関東最高過ぎる

2021年4月11日、無理矢理休みをねじ込んでデイトナⅢに行った。そして、驚愕した。マジでグレ魔が2台稼働している、マジで俺以外の生身の人間がグレ魔をプレイしている、マジで美味い飯屋が多い、マジで30分足らずで家からゲーセンに行ける。どれも衝撃的だった。

ヤバいヤバすぎる。同じ日本人なのに、住む場所が違うだけで此処まで享受出来るサービスに差異が生じるのか。ってか、今までどんだけ制約された生活を送ってたんだよ。転勤して良かったと心底思った。

2021年4月12日、俺はHeyにも行った。STGコーナーを物色中に1944 THE LOOP MASTERを発見する。「これが『あの』ループマスターか…。」と思わず口を零した。

生配信時に何かと話題に上がるくせにプレイヤーはほぼ皆無。以前、エミュ台で遊んだ時の印象が最悪だったが、30連があれば楽しいとも言っていた。男は度胸、取り敢えず1クレ遊んでみた。

ハマってしまった。グレ魔以外に娯楽を知らなかった男がループマスターをプレイするとハマるんだな。滅茶苦茶面白い。俺は狂った様にHeyでループマスターを遊んだ。

帰宅後もループマスターがやりたい。ループマスターがどうしてもやりたい。1941でも1943でも1945Ⅱでも1999でもダメだ。ループマスターでないとダメなんだ。1944がやりたい。俺は完全にループマスターに魅せられてしまった。

そして、俺は人生最大の過ちを犯してしまう。

我慢出来ずにヤフオクでループマスターの基板を買ってしまった。バカだろ俺。引っ越し直後で出費が重なっているのに何故基板を買う? バカにも限度がある。正しく、大馬鹿野郎だ。俺にループマスターを勧めた酔狂な人間は責任を取ってループマスター3周ALLして欲しい。

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『ボードマスターでループマスター』

基板を購入しサクッと1周ALLを達成。基板の設定を変更し3周目を遊んで大爆笑。クソゲーだけど面白い。グレ魔の息抜きには丁度良い難易度のゲームだ。

部屋の整理も終わりひと段落した2021年4月24日、録画もせず何気なくプレイした所ガンメン凸9200万のスコアを叩き出す。コロシアム前8100万は1日2〜3回は出せたが殆ど繋がる事は無かった。

正真正銘本物のカンストペース。繋げ切れば絶対に届く。そう考えた瞬間、今まで以上の強烈な緊張感に全身が震えて血の気が引くのと同時に破裂しそうな勢いで心臓が高鳴った。絶対に繋げ切りたい。だが、想いは届かない。ガンメン第三形態スクラッチ弾で被弾する。

暫くその場から動けなかった。余りにも情けない。発狂で死ぬならまだましもスクラッチで被弾するか。最後にスクラッチで被弾したの何ヶ月前だよ。

だが、少しずつグレ魔を追い詰めている。次こそは、次こそは絶対に繋げてやる。改めて決意を固めた。


グレートな戦いが今、終わる…?

2021年4月26日、自身の自己ベストを9891万に更新する。デイトナの常連の方々に見守られながらの更新だった。ズパイダーと忍者からシークレットが取れなかった。

「自己ベストを出して嬉しい」、そんな感情は既に消失していた。どうして、何故、情けない、不甲斐ない。だが、次こそ。次を最終回にしてやる。ループマスターで例えるなら「勝利の鐘」だ。最後の砦を崩し勝利の鐘を30連射してやる。

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「勝利の鐘」(まだ勝ってない)本当すき

不思議とループマスターの基板を購入してからプレイが絶好調だった。全体的な安定感が向上し最終面に高いスコアを保持して突入出来る回数が多かった。ALLも1日に数回出来ていた。決めるなら今しか無い。今出来なければもうチャンスは二度と巡ってない。

短期決戦で決めてやる。明日こそはカンストだしてやる。

灯織ちゃんにグレ魔カンストの約束をするが守れなかったプロデューサーの図

そして、翌日の2021年4月27日グリムレンでカウンターストップを達成する。

最初にも書いたが、今回のカンストALLは満足はしたが決して納得はしていない。中途半端なプレイで終える気は一切無い。今後も、更なる高みを目指しグレ魔と向き合って行こうと執筆時点では考えている。

具体的には、最終スコア1.01億越え&やり残したパターンの再考察、特に6面道中をどうにか出来ないか考えてみたい。カンストALLがゴールかと思っていた時期もあったが、どうやら俺のグレ魔はやっと始まったみたいだ。

グレ魔2年目も楽しくゆるく適当に遊べたら良いな。

グリムが納得出来たらゴールデンもやってみたいな。それ以外にも、デイトナには沢山ゲームが稼働している。今まで見た事もやった事も無いゲームがより取り見取りだ。まあ、気負わず遊んで行きます。

グレ魔配信も以前よりはペースは落ちるが、継続してやっていこうと思う。

グレート魔法大作戦。いつまでも、何度でも笑える良いゲームだ。

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ありがとうイルミネーションスターズ…。イルミネの皆が居なければここまで来れなかったと言っても過言では無い。

それでは、今回はこの辺で。ここまで読んで頂きありがとうございました。


次回に続く。

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