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ピンクスゥイーツをバグ無しALLしたので色々と語りたい。

最初に


2022年8月25日、秋葉原HEYにてピンクスゥイーツのバグ無しALLを達成する。

ある日の配信時、リスナーから紹介を受け興味本位でプレイした本作だが本当に楽しかった。それと同時に、非常に辛かった。ランダム要素が常に付き纏いパターン化もクソも無い。どないすりゃあいいんだべが、と嘆きながらも1つ1つ丁寧に道中やボスの対処方法を学び何とかクリアまで漕ぎ着けられた。

こうしてALL出来たのは配信時、実際に現地でお会いした時、攻略ブログ、Twitterへの投稿等々、様々な情報を提供して下さった方々や、こんなアホなんかの為親身になってアドバイスをして下さった方々のお陰です。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。「バグ無しデフォルト設定ALL」と言う形で、皆様に恩に報いる事が出来たと思います。

以降は、バグ無しデフォルト設定ALLをする上で筆者が心掛けた内容を思い付くままに記載しようと思う。もし、これからピンクスゥイーツバグ無しALLをやりたい方の参考になれば幸いだ。実際にいるかは知らんが。

ランクシステムについて

このゲームのランクシステムは一言で言うと「猛烈にランクが上がるくせに、下げる手段がほぼ皆無」だ。ランクを下げる手段は「残1→残0潰し」のみ。残2潰しのランク減少量は1UP取得時のランク増加量と同一の為、アイテム回収やスペシャル仕込みを含めると結果的にランクが微増する。その為、意図的にランクを下げるには残1潰し以外に方法は無い。



ランクは基本的に何をしても上昇する。特に、上昇量が大きいのは「①1UPアイテム回収」「②ローズクラッカースタンバイ状態」「③クラッカー発射」「④ローズヒップ装着」だ。

①に関しては、1UP回収時にランクが約3.57%上昇する。あらゆる行為の中で最もランク増加量の高い行為となる。その為、ランクを下げるに敢えて1UPアイテムを取得しないパターンが極めて重要となる。

敢えて1UPを取得しないのも立派な戦略の1つだ。

②に関しては、スタンバイ状態(直ぐにローズクラッカーを発射できる状態)に移行した瞬間にフレームランクが64も増加する。具体的に、約8.5秒スタンバイ状態を維持するとクラッカー1発分ランクが上昇する事になる。ガレッガをプレイされている方なら、フレームランク64増加の恐怖は言うまでもないだろう。

③に関しては、1発発射する毎にランクが約0.22%増加する。弾消し1発に付きランクが0.0001%上昇する為、弾数が多い場面でクラッカーを発射すると大幅にランクが上昇してしまう(特に、5ボスが顕著)。

④に関しては、ローズヒップを1個装備する毎にフレームランクが10増加する。ローズヒップは2個装備可能な為、最大で20増加する事となる。ローズヒップの有無はプレイの安定感は勿論、生死に直結する極めて重要な装備の為取得せざるを得ない。

ちなみに、デフォルト難易度ではフレームランク初期値が16でスタートする。ローズヒップ2個+クラッカースタンバイ状態に移行するとフレームランクが合計で100となる。狂ってやがる。

スタンバイ状態へ移行+ローズヒップ2個で合計フレームランク100。終わってる

ランクに関しては、上記4点を抑えれば特に問題無いだろう。「クラッカー1発0.22%」はランク管理を行う上での基準となる為(例:パワーアップアイテム2個でクラッカー1回相当、スピードチェンジ2回でクラッカー1回相当、クラッカー約16回で残1潰しのランク減少量が帳消し等々)、早めに暗記するのを推奨する。

使用機体について

レースA決定一択。レースは「火力が高いが癖が強い機体」となっている。ショットとボムに分けて解説を行う。

今作最強機体であるレース。前作「鋳薔薇」では5ボスを担当。

レースのショット性能について

サンダーストーム(ワイドショット)は、最大4本の雷撃を画面の広範囲(正面90度)に発射するショットとなっている。雷撃は発射後即弾着する為、本作唯一の実質的な貫通弾となっている。その為、物量の多い面では特に輝く。バリバリと敵を一方的に蹂躙可能なレースを象徴するショット。基本的には、サンダーストームを維持して面を進行する事になる。

隙が大きいが制圧力の高いショットを放つ。

ライトニングレーザー(ラピットファイヤ)は、最大4本の雷撃を自機の正面に発射するショットとなっている。ショットの性質自体はサンダーストームと同等となっている。3面1UP戦車や4面卵等、要所要所で使用する機会のあるショット。正面火力が高い分、真横からの攻撃に弱く場面によっては詰む可能性もあるので武装選択には細心の注意を払う必要がある。

正面特化のショット。特定の場面で役に立つ。

また、レースのショットに関しては「雷撃1射毎にランクが60上昇」となっており発射数に関してはランクの影響が無い。その為、最大で雷撃が4本となるスペシャルパワーアップ(パワーアップアイテムを4個逃してからパワーアップアイテムを取得)は、フレームランク増加のデメリットを差し引いてでも優先して仕込むべきだ。

レースのボム性能について

レースのボムは他キャラと比較して特殊で「時間経過と共にボムの爆風が拡大する」仕様となっている。攻撃範囲自体は全キャラ中最高で画面の真ん中投下すれば、画面半分をほぼカバー出来る程だ。だが、ボム発動した瞬間は自機1機分程の大きさしか無く、ボムが拡大する前に敵の攻撃に当たるケースが後半面で良く発生する。レースは「早めのボム投下」を意識した立ち回りが肝要となる。

広範囲をカバー出来るボム。癖は強いが非常に強力。

ピンクスゥイーツにおいて、ボム範囲の広さは攻略難易度(特に、6面以降の後半面全て)に直結する。他キャラと比較してチャージ速度やボム展開発動が遅くやや扱いにくいボムだが、広範囲を同時に制圧出来るのはレースの特権。ボム範囲を生かした立ち回りを心掛けよう。

プレイ時のランク管理について

ピンクスゥイーツは何も考えずにプレイすると、6面中盤辺りでランクがMAXとなる。MAXランクの6面蛇レーザー地帯は文字通りの地獄で2~3ミスは覚悟する必要がある。プレイヤー毎にランク管理については様々な意見(残5で無理矢理突破する等)が存在するが、筆者個人としては「MAXランクの蛇レーザー地帯はバカだろ!!!! こんなん絶対無理やん!!!」となったので低ランクプレイを選択する事となった。

こんなん絶対無理やん…。

ランク管理=如何に蛇レーザー地帯から6ボス前までを楽するか?」と言っても過言では無い。一度、MAXランクの蛇レーザー地帯を体験してから残機持ち込みでゴリ押し進行か低ランク進行を選択するのを推奨する。また、6ボス以降は基本的にMAXランク進行となる。その為、ランク管理は不要(厳密に言うと、ランクの調整が出来ない)となる。蛇レーザー地帯に到達した時点でランク管理は投げ捨てても問題無い。

具体的なランク管理方法は下記の通りとなる。

【ふくちゃん流ランク管理方法】
Ⅰ.1面ボス撃破した瞬間に1機潰す(残1)
Ⅱ.2面ボス撃破した瞬間に1機潰す(残0)
Ⅲ.3面1UP戦車でエクスデントアイテムを取得(残1)
Ⅳ.3面ボス又は4面開幕でエクスデントアイテムを取得。以降のプレイ内容に応じ概ね3パターンに分岐
【A-1】6面までノーミスの場合→5面1UPを取得しない(最も理想的)
【B-1】4面で1ミスした場合→5面1UPを取得(ランク微増)
【C-1】4面で2ミスした場合→4ボスを粘り、5面1UPと6面道中1UP取得(ランク減少量は多いが死のリスクが高い)
Ⅴ.6面残2状態で突入し残2状態を維持した状態で6ボスに突入する
Ⅵ.6ボス第二形態で破壊数を稼ぐ
Ⅶ.7面開幕と1UP戦車からそれぞれ1UPを取得(残4)
Ⅷ.7面卵に最大残4で突入して後は頑張る!

出典:ふくちゃんの脳内

上記パターンの場合、蛇レーザー地帯突入時のランクは約60%となり蛇の耐久力は当然だが出現数そのものが減る為多少余裕が出来る。3回に1~2回程度はノーミスで通してくれるので試行回数でゴリ押そう。ダメな時はランクが低くてもダメなので諦めも肝心。逆に、レースならランクが多少高めでもノーミスで突破出来る可能性が僅かながら存在するので最後まで決して諦めてはならない。

攻略時の壁となるもの

ピンクスゥイーツには聳え立つ壁が幾つも存在しプレイヤーを全力で殺しに掛かってくる。筆者が特に苦戦した箇所やボスについて、簡単に解説を行う。

3面ボス ハーモニー=ハーミング

未だに苦手意識の強い3ボス。

「ピンクスゥイーツとは何ぞや」を身を以って分からせて来る最初の壁。ある意味、ピンクスゥイーツの象徴とも言える。2面までは比較的通常のSTGと同様の感覚で遊べなくない。だが、3ボス以降はそれを決して許さない。何故なら、このゲームはピンクスゥイーツであって弾幕STGでは無いからだ。

難易度がそれぞれ異なる攻撃からの抽選、自由に動き回るボス、やけに下に降りて来た場合の対処方法等々、3ボスの癖に考える事が非常に多い。基本的な攻略方法として、どの攻撃が来ても立ち回れる様、敵攻撃パターンや最悪の事態を想定して先読みをしながら粛々と対処する事になる。

どの攻撃も中々に終わっている。

ピンクスゥイーツあるあるだが、「いや~、今この攻撃来たら絶対死ぬな~」はほぼ確実にその攻撃を刺してくる。ピンクスゥイーツには情けや容赦は存在しない。いつでも全力でプレイヤーを殺しに来る。こちらも死力を尽くして立ち向かおう。

4面中ボス ストロング・ストロベリーチュロス

クソ長い蛇との対戦となる。楽な時は比較的楽に撃破出来るが、そうでない時が本当に厳しい。具体的に、画面外に蛇が退場したかと思えば突然自機の真下から蛇が生えてきて死ぬケースが多い。

ランダム性が非常に強い強敵。

蛇の頭は概ね自機に向かって突っ込む傾向にあるので、画面端に追い込まれた場合はいつ画面端から蛇が突っ込んで来ても良いように心構えをしておこう。ダメな時はダメなので諦めも肝心。だが、ここで死ぬと4ボスが絶望的になので絶対に諦めてはならない。

攻略方法としては、画面の中央でひたすらクラッカーを連打が有効となる。その代償として、ランクが多く上昇する。慣れたらクラッカー回数を減らし(可能であれば2~4発程度に抑える)、直前でサーチを仕込んで当たり判定(頭のケツのみ)にローズヒップの攻撃を当て続けよう。

5面ボス フリージア=フリーダム

デコ広過ぎだろ。

意味不明な5面道中を抜けた先に待ち構える第二の壁。デコ。基本的には3ボスと同様の立ち回り(敵の攻撃を先読みしながら対処)をするが、1つ1つの攻撃が非常に厳しい。

突入時のランクや選択キャラ次第ではあるが、5ボスでミスするダメージを与える手段がボムだけとなり、火力不足から時間内にボスの体力を削り切れず逃走されてしまう恐れがある。5ボス逃走時の弾幕はほぼ回避不可能で、1ミスした瞬間に更にもう1ミスする可能性が出て来るのが非常に辛い。

熾烈な攻撃を防ぐ為に大量のクラッカーが必要となる。その為、ボス戦単体でランクが猛烈に上昇する。ランク上昇を防ぐ為に、ボムをケチると事故が発生して自爆待ちからのゲームオーバー。クラッカー連射&大量に弾消しをするとランクの影響で蛇レーザー地帯が地獄と化す。もうどないせっちゅーねん。

相当インパクトの強い弾幕を放ってくる。

慣れるまでは、とにかく全部の攻撃をクラッカーで弾を消しつつサーチ状態のローズヒップの攻撃を当てて対応しよう。ローズヒップの攻撃は頼りなく見えるかもしれない。だが、見た目以上に火力が高く、特に後半面では真価を発揮する。「ローズヒップの攻撃を出しつつクラッカーを発射」のキャラコンをここでキチンと出来るようにしよう。

6面道中蛇レーザー地帯

ここまで辿り着いたプレイヤーの心を全力でへし折る最悪の地帯。ここの為だけにランク調整をすると言っても過言では無い。

先ず最初に、蛇レーザー地帯に関しては「絶対に安定して絶対絶対ノーミスで抜けられる方法」は残念ながら存在しない。運が絡む場面の為、ダメな時は何をしてもダメなので潔く諦めよう。

蛇レーザー地帯は運。

筆者が意識しているのは「大きく左右に振ること」と「極力画面下に行かない」の2点だ。実は、蛇レーザー地帯の死因は「ボムの中を蛇が泳いで突っ込む(処理が遅い)」か「レーザーヘリのレーザーにぶち抜かれる(誘導が甘い)」の2つしかない。大きく左右に振ることでレーザーをある程度誘導し、画面最下部から距離が離れる程素早く蛇を仕留められる。

レースのボムは投下した場所を中心に徐々に広がるので、画面端に置くよりもある程度端から距離を置いた所(レーザーヘリの真下等に設置した方が、ボムがゲーム画面内を覆う面積が増え、結果的に蛇にダメージが入る可能性が高くなる。

蛇レーザー地帯で死ぬと直後の雑魚ラッシュからノアゼット地帯まで非常に厳しくなるので絶対に死んではならない。死を悟ったら大声出して気合入れて最後まで諦めずに足掻き続けよう。意外と何とかなる可能性も無くは無い。これこそが俺の好きなピンクスゥイーツだ。

粘れば意外と何とかなったりもする。

7面中ボス スクランブルエッグ

蛇レーザー地帯やノアゼット地帯を抜け、死に物狂いで辿り着いた先に待ち構えるのはピンクスゥイーツ最悪にして最強の中ボス。

蛇レーザー地帯と同様に「絶対に安定して絶対に死なないパターン」は存在しない。ダメな時は何をしても死ぬので運が下手くそだったと諦め次プレイの糧にしよう。

基本的な立ち回りは、「①ボスの移動先を読んで広い空間に逃げる」「②ボムの中を大きく動き回って手裏剣を減速させる」「③気合」の3点が重要となる。

手裏剣弾は自機に近づくと減速する特性がある。その為、動ける空間が広い程手裏剣弾を減速し続けられるので処理がグッと楽になる。ボスがしっちゃかめっちゃか動く事も稀に良くあるが、レースの場合はクラッカーを発射する事でレーザー間を自由に跨ぐ事が出来る。ボスの移動先を常に念頭に置き、その時々の広い空間を見出し何とかしよう。

後は、練習と気合でもうどうにかしてくれ。実際、俺もよく分からないんだ。

ママッ!いやぁぁぁぁぁぁっ!

7卵で死ぬと7ボスに丸腰で挑む事となり、必然的に長期戦が強いられる。特に、サーチ状態のローズヒップを失うのが極めて大きい。7卵は絶対に最後の最後まで死んでも諦めてはならない。ピンクスゥイーツの神様が気まぐれで、何か良い感じに救ってくれるかもしれない。クリアするには意地でもSSR卵(ノーミス撃破)を引き当てる必要がある。ピンクスゥイーツの神様に祈りを捧げよ。

7面ボス ビッグ=バーン

卵を割った先で待ち構えるのは本作のラスボス、ママ奪還計画の元凶であるビッグ=バーン。7卵のインパクトが余りにも強過ぎて霞むが、バーンも大概だ。

第一形態と第二形態はヤバい攻撃の組み合わせ(首振りレーザーか腕攻撃が絡むのは大抵ヤバい)を覚えよう。ここまで来れたプレイヤーなら比較的対処は容易な筈だ。稀に詰む事もあるが、その時は徳が低かったと諦めよう。

徳が低かった時の参考例。

最終形態は8択(拡散ボンバー、投下ボンバー、波動ガン、複合レーザー、青レーザー、7Wayレーザー、大曲花火大会、ミサイル)からの抽選となる。楽な時はとことん楽だが、キツい時は何やってもダメなので諦めよう。

大曲花火大会。自機どこ?

8択の中で特に厳しいのは青レーザーとミサイル。青レーザーはバーンの斜め45度が比較的安全の為、そこに潜り込む事を意識すると生存率が多少は上がる。ミサイルは左右に大きく振りつつボム中にグッと上に誘導すると楽になる。

注意が必要なのは、投下ボンバーと波動ガン。これらの攻撃自体はそこまで厳しくは無いが強烈な移動制限が掛けられ、投下場所や次の攻撃次第では回避不可能となるケースが良く発生する。これらの攻撃を引いた場合は、「次の攻撃は楽なのが来ますように…!」と祈りを捧げるしかない。だが、大抵次に来るのはミサイルか青レーザーのどちらかだ。現実は非情である。

バーン最終は最悪な攻撃を引くケースが殆ど。

もう駄目だ、詰んだと思っても意外と何とかなる可能性も無くない。そして、ここで死ぬと今まで掛けた時間が全て水の泡となる。此処まで来たら何が起きようと絶対に決して何が何でも意地でも死んでも諦めずに攻撃を当て続けよう。祈りが通じてバーン様がデレて楽なパターンが来るかもしれない。

祈りが通じた参考例。勝てば良かろうなのだ!

最後に

ありがとうピンクスゥイーツ…。

ピンクスゥイーツは神ゲーなので、皆もやろう!



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