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【現代麻雀への道】82 捨牌読みの誕生

捨牌読みは昭和6年に誕生した

福地 今回は捨牌読みについて扱いたいんですが。

浅見 ひとついえることとして日本の麻雀は世界でも特別です。

福地 というと? 

浅見 捨牌読みは日本しかないですから。他の国では捨牌をきちんと並べず、真ん中にゴチャゴチャと投げ込みます。どれが誰の捨てたものか区別がつかない。

福地 どうして日本だけ違うんでしょう?

浅見 日本でも最初は中国と一緒でした。それが振り込んだヤツは責任を取れということになって振り込み一人払いに変化した。

福地 それ以前は振り込みでもツモでも三人払いだったわけですね。

浅見 そう。すると全額払わされるのはたまらないから、みんな他人の捨牌を注意して見るようになった。そしてどれが誰の捨てた牌かわかるように捨牌を並べるようになったわけです。

福地 発端は振り込み一人払いにあると?

浅見 そういうことですね。

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