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労働生産性。。。
よく聞くけど、何となくわかっている様で、よく分からない数値ですね^^;

計算式はこうです。

労働生産性 = 付加価値(粗利益) ÷ 労働量(労働人数)

労働生産性の式は大きく分けて2つあるのですが、上記式は付加価値(粗利益)に注目した計算方法です

はい、そこのあなた。ここで離脱しようとしない(笑)

まず分かっているかもとは思いつつも、
粗利益ね。

売上総利益(粗利益)=売上高-売上原価(費用)ですね

ちよ具体的な事例で。

一杯1000円のラーメンに、費用が300円かかっているなら、売上総利益(粗利益)額は
1000円-300円=700円 この700円が粗利益です。
ここまではいいですわね。

それで今回の本題、労働生産性は、
付加価値額(粗利益)÷ 労働量(労働人数)で求めます。

この付加価値(粗利益)を労働量(今回は「労働人数」)で割ってみましょう

【A】1名で作った
700円 ÷ 1名 = 一人あたり700円の労働生産性

【B】2名で作った
700円 ÷ 2名 = 一人あたり350円の労働生産性

【C】3名で作った
700円 ÷ 3名 ≒ 一人当たり234円の労働生産性

粗利益700円のラーメンを1人で作った場合と3人で作った場合、どちらが生産性が高い価値言えば
当然一人で700円の粗利益を出した【A】です。なので、【A】は【B】や【C】よりも一人当たりの労働生産性が高いと言えます。

もし、この【A】がもっと労働生産性が高い状態にしたいなら、
1 粗利益額をあげる
2 1人で作っていたものを0.9人 の2つが考えられます。

【粗利益額をあげる】
1杯1,000円のラーメンに費用が300円かかっていたところを、200円で済めば、売上総利益(粗利益)=1,000円-200円=800円

粗利益は800円です。

これで労働生産性を計算します(計算するまでもないのですが。。。笑
労働生産性=800円 ÷ 1名 =800円

先程は1名で、700円だったのが、1名で800円の労働生産性になりました。100円アップですね。

【1人で使ったものを0.9人でつくる】
一人で作ったものを、0.9人で作る?ってどういうことと思われた方もいると思いますが、可能です。
例えば手作業で全てしていたものを、例えば0.1分を機械に任せるのです。
もし粗利益は700円で変わらなかったとしても以下のようになります。

労働生産性= 700円 ÷ 0.9人 ≒ 1人なら778円

こちらも労働生産性が良くなっていますね。

実際にはこんな単純なものではないです。
ただこのように数値化することに生産性を見ることができます。単純な数値化でも、自社の過去や同業他社と労働生産性を比べることにより、自社の労働生産性がよいのか、あまりよいないのかをより具体的な方策を決定することができます。

単純に「生産性をあげろー」と、マインド的な言葉だけで、社内ではっぱをかけるだけでなく数値を出していくと、より具体的な方策も見えてきますし、何よりも納得感が高いですよね。

今日は「労働生産性」の話をしてみました。
難しくなかったでしょうか。

■ 今日の計算式&押さえたいポイント

労働生産性の式【価値的労働生産性】
 付加価値額(粗利益)÷労働量(労働人数・労働時間)

・労働生産性をあげるには、「粗利額」をあげる

・労働生産性をあげるには、「労働量」を減らす(機械などの導入を検討する)

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございましたっ^^

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