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社内で実施する新入社員研修に使えるユニークな手法|あっという間に盛り上がる

新入社員研修では初対面の人が多く、受講生は緊張の塊です。まずはその緊張をほぐしてあげたいものです。余計な緊張は、本来の自分の良さを発揮できなかったり、一歩離れたところから見ているだけの傍観者になってしまいます。せっかくの研修なのに、身に付くことが最小限で終わってしまうのも、もったいない話です。

講師やファシリテーターの立場でも、夢中になって研修に参加してくれた方が嬉しく、熱の入った研修になるでしょう。

ここでは、受講生の皆さんに早くリラックスして、研修に参加していただくための研修ゲームを紹介します。


1.スピードアンサー

講師は極めて簡単な質問をします。それに対して、受講生は手を挙げて答えます。単純なゲームですが、とても盛り上がります。

ルール
・質問されたら、わかってもわからなくても全員が「ハイ」という返事をしてすぐに手を上げること。
・指名された人は、とにかく答える。「わからない」という言葉はNG。

「それでは研修に入る前に、少し練習しましょう。質問に答える練習です。質問されたら全員が即座にハイと言って手を上げます。指名された人は、必ず答えます。その時にわからないはナシとしましょう。それでは、全員でハイと言って手を上げてみましょう。」
(全員でハイと言って手を上げる練習を何度か繰り返す)
「では、質問をします。準備はいいですか?」
「日本で一番高い山は何?」
ハイ!(全員で手を上げる)
講師は誰か一人を指名する
「富士山です」
「素晴らしい!」オーバーなくらいに褒める
「1メートルは何センチ」
ハイ!(全員で手を上げる)
「100センチです」
「天才!」
テンポよく進める。

ポイント
・お題を出す前に手を上げる練習をします。ハイと大きな声で言って、手を挙げる練習を全体で行います。

・講師は簡単な質問をします。例えば「今日の天気は何?」「ここにいるのは何人」「今日は何日?」「日本の総理大臣は誰」「次のオリンピックはどこ」「日本で一番高い山は?」「人口が一番多い国はどこ」などです。

・正解の場合は、講師は即座に褒めます。←受講生が嬉しくなるくらいにオーバーに。「すばらしい」「さすがですね」「天才」
・不正解の場合は「惜しい」「残念」

このゲームは、スピード感と講師の「褒め」がポイントです。

受講生の緊張がほぐれ、次の講義への準備が整います。


2.誉めジャンケン

講師の合図で2人一組になります。ジャンケンをして、勝った人が負けた人を褒めます。何度か繰り返した後、再び講師の合図で相手を変えます。

「それではペアを作ってください。ペアはできましたか?
ジャンケンをして勝った人が負けた人を褒めます。
用意はいいですか?
せっかく褒めるのですから、自信がなさそうに言っては失礼ですよ。
しっかりと褒めてあげましょう。
勢いが大切ですから大きな声でいきます。ジャンケン!」
と講師が声をかけます。

30秒くらいして、「はいストップ。それでは相手を変えてください。用意はいいですか?ジャンケン!」
これを数回繰り返します。

受講生に「褒められるとどんな気持ちですか?」と質問をします。
「褒められると嬉しい気持ちになります。この研修でもお互いの良いところを見つけて、最終日にはもっと嬉しい言葉で相手のことを褒めてあげられるようにしましょう。」

と言葉を添えると、相手の良いところを探す目線を持つようになります。
また、「最終日に同じグループの人の良いところを褒めていただきます。今度は外見ではなく、内面の良いところを見つけて褒めてあげてください。」
と宿題を出しておきます。

最終日に、今度はジャンケンではなく、一人ずつ発表して褒める時間を作っても良いでしょう。

人から褒められた経験は、心の栄養になります。生きていく上での支えにすなることもあるので、大切な時間となるでしょう。

新入社員研修では、このゲームそのものがひとつの大切なテーマともなり得ます。




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