見出し画像

ベガルタ仙台 vs 横浜FC 試合予想

1.予想スターティングイレブン

画像1

予想スターティングイレブン:1-4-1-2-3

〇引用元
【仙台】石原崇兆、SBも「シュートで貢献」…12日横浜C戦に先発濃厚

現段階では崇兆が左サイドバックで先発濃厚ということしか情報がないので、僕の主観で予想を組んでいます。
また、メディアを信じて前節痛い目(=先発7人替え)をみたので、先出しで予想を立てていきます。

吉野 / 椎橋 / 関口は連戦だったので、平岡 / 松下 / 道渕に交代予想。
浜崎は前節持ち味を出せていたので途中出場、匠が交代前提のフルスロットルを求められると予想しています。

横浜FCは前節、柏レイソル戦のメンバーを仮入れしていますが、右ウイングバックのマギーニョが負傷交代となっています。
恐らくすぐに試合出場できるような怪我ではない(=筋肉系?)ので、中山が出てくると思います。

横浜FCは開幕前に「4バックと3バックを併用できるチームに」*と語っていたようですが、僕が4バックの試合を1度もみていないので予想がつかないこと。
また、3バックの方が自分たちの理想としているサッカーを実現できていると思うので、3バック予想としています。
*DAZNの柏レイソル戦、実況 / 解説からの情報です。

2.ビルドアップの予想

画像2

ビルドアップ:1-4-1-2-3

浦和戦同様、4バックでのビルドアップを予想します。

今節は第2節 湘南ベルマーレ戦同様、横浜FCの布陣は1-5-3-2となる見込みです。
仙台のウイングはタッチライン際にポジションをとるので、横浜FCのウイングバックはスペースが空けられず、前進守備を行うことは難しいと思います。
そのため、今節はサイドバックが時間と空間に余裕を持った状況でのビルドアプとなることを予想します。

逆に、これまでのようにウイングへボールを預けて勝負させるというのは難しいと思います。
相手のウイングバックを背負った状態。もしくは、前を向いていたとしても1vs2の状態から相手を抜くことは難しいです。

横浜FCのサイドバックに対するプレッシャーは下記の通りです。

・ボールサイドではインサイドハーフが前進、ミッドフィルダーがスライド。
・逆サイドに振られた場合はウイングバックが前進。

ミッドフィルダーのスライド時は、逆サイドの3センター脇(=ハーフレーン)が空くことを気にしないこと(=現実的に1本のパスでそこにボールは蹴れないことから)が特徴です。

したがって、横浜FCのスライドとは逆の動きで、ドリブルやパスでピッチを横断することが大切になると思います。
それによって崩しの局面へと移行することができます。

3.崩しの局面の予想

画像3

崩しの局面:1-2-1-4-3

ビルドアップ同様、時間と空間を得られるのは両サイドバックとなります。
その時間をどのくらいクリーンに次のポジションの選手へ繋げられるかが鍵となります。

ボールをすぐにリリースせず、しっかりと相手のインサイドハーフを引きつける。
浮いた仙台のインサイドハーフを捕まえに、中盤をスライドさせる。もしくは、センターバックを釣り出す。

よりクリーンな状況になった味方(=逆サイドバック or 逆インサイドハーフ)や、より優位な状況になった味方(=センターバックではなくウイングバックと空中戦ができるフォワード)を作り出すこと。

これまでのクロスやスルーパス(ポジティブトランジションを除く)は、崩したからパスではなく、押し込んだからパスでした。
今節は5枚のディフェンス。もしくはセンターラインを固める3枚のミッドフィルダーを崩す局面に注目です。

4.ビルドアップ妨害

画像4

ビルドアップ妨害:1-4-3-3

これまで2度、2トップ可変でのビルドアップ妨害を予想してきましたが、素直に3トップでのビルドアップ妨害を予想します。

湘南戦同様、

センターフォワードの長沢がアンカーを消す動き。
両ウイングが左右のセンターバックの前進を防ぐポジション。
ウイングバックへのパスはサイドバックの高い強度でのプレッシャー。

そういったビルドアップ妨害になるのではないでしょうか。

ただし、横浜FCを上手く守備で嵌めるのは難しいと考えています。

画像5

横浜FCのビルドアップ

横浜FCのGKを含んだビルドアップの特徴は、ポジショニングでズレを作り出し、それを各々が使えることです。

札幌のように3トップ、もしくは柏のようにオフェンシブハーフでアンカーを消してきたら、中央のセンターバック 田代が1列前にポジショニング。
数的優位でクリーンに中央を前進できます。
また、ミッドフィルダーの選手が田代を捕まえにいくと、空いたスペースにインサイドハーフが開く。もしくはフォワードの選手が降りてくるといった工夫をしてきます。

当然、リスクのあるプレーですし、ミスもあります。
ただ、そのリスクもミスも許容しながら横浜FCは、後方からボールを繋ぐビルドアップを実行してきます。見ていてとても面白いです。

仙台としては、こういった外し方をしてくるのは分かっていることなので、ビルドアップ妨害は行わないのか。
もしくは覚悟(=最終ラインが相手の最前線と同数になる)を持って、高い位置から、強度の高いビルドアップ妨害を行うのかが注目ポイントです。

5.撤退守備

画像6

撤退守備:1-4-5-1

ビルドアップ妨害の形のまま、1-4-5-1で撤退すると予想します。

横浜FCはビルドアップで相手の前線を置き去りにし、一気に加速した状況で攻撃しますが、押し込んだ崩しの局面では、安易にクロスは上げず、相手を崩しにかかります。

特徴は左右センターバック。
自分の前方にスペースがあることを認知すると、横パスを受けて前進するドリブルで相手のブロックを引きつけるプレーができます。

それによって空いたスペースは、
ドリブラー松浦や、足元の技術に優れた若手の斉藤、高身長ながらボールを引き出す動きに長けた一美が使い、コンビネーションで崩してきます。
見ていて、かなり魅力的で、面白い攻撃です。

仙台としては4-5のブロックで
ミッドフィルダー-ディフェンダー間を狭いエリアにすることができていますが、その狭さを恐れない横浜FCの選手たち相手に、ボールウォッチャーにならず、自由にプレーさせないことが大切です。
また、クリーンにボールを奪い、ウイングバックの空けたスペースをポジティブトランジションで素早くつけるかどうかが注目ポイントとなります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?