民主の女神像

画像1 抗議行動が続く香港で、デモ隊を模した巨大な像が出現。香港中文大学に設置された像は「香港民主の女神」と名付けられている。ヘルメットをかぶった女子学生がデモの象徴である「雨傘」を持ち、掲げた旗には「香港を取り戻す、革命の時だ」と書かれている。
画像2 08/25夜、香港のセン湾地区で警察がデモ隊に対面。この時、警察官1人がデモ隊を威嚇するために空に向けて発砲した。”暴動”鎮圧用の武装をした警察官が道路の真ん中で、丸腰の男性に銃口を向けている瞬間の写真である。男性は片手に傘を握り、両手を広げて立っている。
画像3 香港の事態は1989/06/04に起こった天安門事件に肉薄してきた。正義を掲げる警察・軍隊がどのようにして同胞を弾圧・虐殺してしまうのか。30年前の真実もよく確認しておこう(☞備忘録:中国に民主化は訪れるか?等)。『民主の女神像』は今の香港を象徴するアート作品であり、その展示の作法だ。表現の不自由展の××像などと質的に違っていて、日本人としては恥ずかしい限りだ。

人生は宝石箱をいっぱいに満たす時間で、平穏な日常は手を伸ばせばすぐに届く近くに、自分のすぐ隣にあると思っていた……